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やってみたかった6ヶ月の100ccでのツーリング。

以前から興味のあった小排気量 バイクでの旅。
約半年間旅をしましたが、なかなか先へ進めないツーリングでした。
その分、いろいろな人との交流が多かったような気がします。
少し長いですが、是非小排気量車の旅を感じていただければと思います。

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XR100R 1998.6.13-11.28 21500km

よく「一人旅って、寂しくないの?」って聞かれます。「いろいろな人に会えるし、そんなことないよ。」って前は素直に言えたけど、最近は自分が見たり話をして感動をしたコトを、その場で聞いてくれるたり感じてくれる人がほしいと感じるようになりました。

どんなに素晴らしいことが起こっても、どんなに感動することがあっても、自分の中で「あの人はいい人だったな。」とか「あの場所はすごく良かったな。」というように1人旅は自分の中で感動を完結させなければなりません。もちろん一人旅ではいろいろな人と会って話しをしたり見たりする機会が多いから、「こんな人生もあるんだな。」とか「こんな人もいるのか。」とか「こんなモノもあるのか。」とか、いろいろな経験や体験ができるので「幸せだ。」とは思います。

以前は景色を見たり人と話したりしているだけで自分の中へその体験や感動を素直に取り込めた。一人旅でとても貴重な経験をつんだと思うし、なにより一人で旅をしているコトが楽しかった。

しかし最近はどうも旅に関する感覚が変わってきているようで、人と会ったり見たりしたものを「自分の中で理解してから吸収。」しているような気がします。素直じゃないんですね。

旅が好きで好きでたまらなかった頃にくらべると、「感動を共有できない寂しさ。」「自分だけで完結しなければいけない寂しさ。」というものを、感じるようになってきました。昔よりあきらかに一人旅を純粋に楽しめないところに、「少し歳をとったかな。」と感じています。

「一人旅って、寂しくないの?」質問に、今は「寂しいし、孤独だよ。でもやっぱり面白いかな。」って答えます。二人で旅をしたら、感動したことや楽しかったことを共有することで、楽しさも2倍になるんだろうな。でも「寂しいし、孤独。」だからこそ、旅先での人と人とのふれあいを大切にするのではないのかなと感じます。

正直なところ、俺は今回の旅のあと一人旅は当分いいかなと思っています。次の旅は、「感動を誰かと共有することで、もっと自分も感動してみたい。」「別の見方を聞くことで、もっと深く感動してみたい。」と思っています。

さて今回、俺は100ccという小さなバイクを使って一人で旅をします。きっといろいろなコトがあるでしょう。その時、俺の感じたモノはきっとその場に一緒にいないと完全には共有できないと思うのですが、その10分の1でもこの文章を読んでくれた人に伝わればと思います。

4月のある日にね、学生の時に沖縄を旅した時の知り合いの佐藤ってヤツからE-MAILが入っていたんだ。佐藤とはスノーボードにいったりキャンプに行ったり、よく遊んでいたヤツなんだけど、そいつがねハワイで送別会っていうか見送りをしてやるから「一緒にハワイへ遊びに行こう。」って言うんだ。「他の沖縄で出会った友達も何人か参加するからさ。」って。そいつが言うにはさ、何人かでコンドミニアム借りて「パァーと騒ごうぜ!!」って。

でもね、正直なところ佐藤とは違って俺はもう無職で収入がないしさ、日本へ帰ってからお金が入る人とは違うから「パァーと騒ぎたい!」けど、パァーと騒いでお金を使いすぎるのはイヤだなって思っていたんだ。ところがさ、何日か経ったら話しが変わっててさ「みんな行けないって。」って言われてた。みんな休みが取れなかったり、お金を無駄 に使いたくなかったりで。

それはそれでちょっと残念だったけど、「まあでも本当はハワイは行くハズじゃなかったし、お金も節約できるし、まあいいかな。」って思ってた。そしたらさー、佐藤は「俺は一人でもいくよ。」って言うんだよ。それなら俺くらいは行ってあげないと可哀想じゃない。でもハワイから日本へ戻ってくる気はなかったから、佐藤には「航空券にちょうどいいヤツがあったら、俺も行くよ。」って返事をした。

5月になって、旅行会社に「ハワイ経由でカナダのバンクーバーに行けるチケットはありますか?」って聞いたんだ。そうしたらさ、なんとあったんだよ、そんなチケットが。佐藤に「俺も行くよ。」って返事をした。そしたら佐藤も平然とした態度をとっていたけど、嬉しそうだったね。

ハワイなんて正直、俺には縁のないところだと思っていたんだ。海はキレイで気候はいい所かも知れないけど、「日本人だらけ。」とか「カップルだらけ。」ってイメージがあってどうも「俺には合わないんじゃないかな。」って先入観があったの。でもハワイのガイドブック買って見てみたら、ハワイって本当は面白そうな所なんだよね。もちろん海があるからマリンスポーツなんて何でも出来るし、素晴らしい自然なんかもいっぱいあるんだよね。もちろんショッピングも天国のようじゃないのかな?1ドル140円の今じゃそうでもないのかな?俺はブランド物とかは興味ないから、ショッピングなんかはどうでもいいんだけどね。あっ、でもカッコイイTシャツなんかはちょっと買いたいね。旅の資金を貯めている時なんか、ホント服なんか買わなかったから。それくらいはいいんじゃないかなと思ってる。もちろんサーフブランドね。サーファーじゃないけど。

サーファーって言えば、ハワイでは俺もウインドサーファーになるかも知れない。その佐藤っていうヤツがウインドサーファーなんだよ。佐藤はどうやら、ハワイの計画は俺の見送りなんかじゃなくて、ホントは自分がハワイでウインドサーフィンがしたかったからみたいなんだ。電話で「ハワイでウインドサーフィンしようよ。ちゃんとショップも調べといたからさ。」って。初心者の講習とレンタルの値段まで調べてくれたんだよ。でも佐藤の調べてくれた店って、どうやらウインドサーフィン界ではかなり有名な店みたいでさ、ちょっと値段が高いんだよ。お金のコトばっかり言ってる俺もちょっとイヤだけどさ、でも俺はハワイでお金使いすぎると後が辛いのが分かっているから、ついついシビアになっちゃうんだよね。でも、俺もウインドサーフィンってやってみたかったスポーツだったから「まあいいよ。」って言った。

佐藤には「その店でウインドサーフィンを借りるか分からないけど、やる海が一緒なら一緒にできるんだろ?講習って店によってかなり違うの?」って聞いたら、「どうせ教えるコトは一緒だし、それほど大差はないんじゃないかな。それにやる海が一緒なら、借りた後は自由だろ。俺はボードにこだわりたいからソコで借りるけど。全然大丈夫だよ。」だって。俺は一度もやったコトないから、ボードとかなんでもいいんだけど、ヤツには相当重要なコトらしいよ。まあ俺も趣味のものには、かなりこだわっちゃう方だからヤツの気持ちも分かるけどね。

-成田からハワイの機中にて-

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友達が成田に来てくれた。

海外にしろ国内にしろ、俺って見送られて旅をするのは始めてなんだ。見送られるっていうのは、ものすごく嬉しかったな。でもね、嬉しい反面 に、「ものすごく悲しいというか、これから長いコト日本に帰らないのかなぁ。」と考えてしまったよ。

佐藤とは座席が別々になってしまったんだけど、ヤツと一緒にハワイの飛行機に乗ってるのがまた不思議でさ、「ホントに行くのかな俺は。」とかも気持ちの中に入り交じっていたりして。なんか複雑だね、見送りっていうのも。成田で送り出された時なんかは「当分帰ってくるんじゃねーぞ!」って言われてる」気がしたよ。全然そんなことないのにね。

前のオーストラリアの時はさ、最後の2ヶ月位が最高につまらなかったんだ。旅って日常生活の中から飛び出るから、人と違った経験とか出来て面白いわけじゃない。それが毎日毎日、同じ「旅っていう仕事」をしてるようなカンジになっちゃってさ、それでつまらなくなっちゃったわけ。沢木耕太郎の「深夜特急」なんかだってそうだよね。最初の方はすごく面白い旅をしててさ、後になってきたら惰性でやってるみたいなカンジになっちゃってさ、それでもきっと自分にプラスになることはあるんだろうけどさ。

今回の旅はそうなったら、潔く日本に帰ろうとおもってるんだ。やっぱり密度の濃い旅をしたいよね。だから期間が決まってないわけで、どこまで行くというのも決めてないんだ。最初の3ヶ月位 は最高に面白い旅になるだろうな。楽しみだな。

そういえばさ、俺ってまだ旅モードに入ってないみたいなんだ。成田空港でも預ける鞄の中にナイフを入れないで持ち込みそうになったり、ついつい正直に鞄の中身を言っちゃって、持って行けない荷物があったり、持って行けない荷物っていうのは、バイク用のチェーンオイルとかなんだけどね。危険物なんだよ当然。スプレーとかってさ「人体に使うもの以外は、持ちこんじゃいけない。」っていうのは知ってたんだけど、確信犯で持っていこうとしてたんだ。でもウソつけなくってさ。「俺って悪い事してるかも。」とか思ったら、なんかね。ちなみにそれは馬場君っていうやっぱり沖縄で知り合った友達にあげちゃった。

ああ、なんか飛行機の中も暗いから、憂鬱になっちゃうね。でもハワイに着いたら、南国の陽気さで、俺も陽気になるんじゃないかな。

in Hawaii

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米軍のベースキャンプ

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ワイキキに到着

俺ってそうとう旅の勘が鈍ってるみたい。飛行機が着いて、市内へ行く市バスに乗るのですでに失敗をしちゃったよ。バス停にさ勝手知ったるってカンジの日本人の人がいたの。フィリピンからのツーリストの質問にバンバン答えちゃってさ、その人達は「ワイキキはここのバス停でいいんですか?」って聞いてたんだけど、「ここでいいですよ。」って。それでバスが来たら、「これ。」って指を差して、どんどん乗り込んでいくから、当然「このバスでいいんだな。」って思うじゃない。俺も佐藤もさ、自分で「ワイキキ行きますか?」って聞かないのがいけないんだけど、もう英語も丸3年以上話してないじゃない。どうもまだおっくうになるっていうか、自信がないから聞けないんだろうな。「ああいかんいかん。」って思ったよ。バスには行き先も書いてあるのにそれも見ずに行ってるわけ。今ならすぐに人に騙されるような気がするよ、今ならね。

で、そのバスが何処へ行ったと思う?なんと米軍のベースキャンプに行っちゃったんだよ。空港のとなりに軍の空港があるんだけどさ、当然身分証明がいるわけ。でもパスポートで入れちゃうんだもんな。見るからにツーリストが何人も乗っているから、チェックする人も分かるだろうに。その軍人さんはどう思ったか知らないけど、キゼンとした態度をとっていたよ。それがもう後から考えるとおかしくって、他のツーリスト達と大爆笑だったね。軍の基地内で撮影大会まで始まっちゃうしさ、すごく面白かった。なんかだんだん、暗かった気分も旅を楽しむ気分に変わってきたみたい。

バスの運ちゃんも面白い人でさ、もうアメリカ人そのもの。俺達、米軍基地ツアーの後そのバスはワイキキに向かっていくやつになったから、そのまま乗っていったんだけど、もう一回空港に寄るわけさ。そこでツーリストがまた乗ってくるでしょ。そのツーリスト達が街の近くで、一斉に「このホテルに行きたいんだけど。」って質問を始めたから、もうヤケなのか地なのかワカンナイけど、観光案内から、バス降りるとこを教えるまで、いってに引き受けて陽気にやり始めるわけよ。他のツーリストの時は、ちゃんと「何何ホテルの人はここだよーん。」とか言うんだけど、うちらのだけ、「チープホテルのやつらはここだぜー。」とか言われて、他の乗客にまで「ははは、チープホテル!」って。参っちゃうね。この陽気さにはさ。おかげで元気が出てきたよ。「運ちゃん、サンキュー。」

ハワイってさー、日本人多いねやっぱり。でもね、一番やだなーと思ったのは、日本人が多いからじゃないんだよ。もちろんさ、気分はもうアメリカンになれる感じなんでいいんだけど、食べ物を買っている時とかさ、英語で話してたのに急に「ノミモノ?」とか言うから、わけ分からなくなっちゃうよ。きっと日本人だからという親切心で言っているんだと思うよ。でも聞き取れない日本語じゃあね。最初から日本語がくるって分かっていれば、聞き取れるんだけど、急にくるから。会社の人とかからは「ハワイは日本語喋れれば大丈夫。」って言ってたけど、そうでもないみたいだね。いわゆる日本のショッピングもしないし、日本食レストランにも行かないからかもしれないけどね。

ワイキキYH泊

in Hawaii

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ハワイのナンバープレート

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ボートレース

早起きして佐藤のすすめてるウィンドサーフショップに行ったんだけど、「今日はビーチをボートレースに使ってるんだ。だから今日は出来ないんだよ。」って言われたの。値段とかは聞いたんだけどさ。店からビーチまで連れていってもらって海を見てきたんだけど、やっぱりキレイだね。佐藤は「風がいいよ!」って浮かれてた。日本は風って一定に吹いていないじゃない。でもここは貿易風で常に一定の方向からしか吹いてないんだって。佐藤は日本では「毎週通っても、月に一回くらいしかないんじゃないかな?この風は。」って言ってた。環境がちがうよね、サーフィンにしてもウインドにしても。日本も島国なのにね。

今ごろ気づいたんだけど、ハワイの」車のナンバーって、虹のデザインが入っていて、なかなかオシャレなんだ。なんで虹なのかって思ったら、ハワイってさ虹がものすごく出るところなんだって。天気がいいのに急に雨が降ってきて、それですぐまた晴れるから、よく虹がでるんだって。レインボーアイランドって言われてるんだって。それを象徴するように、俺ももう一回虹を見たよ。昨日なんだけどさ。

宿のアメリカ人宿泊者ロバートと話しをした。今回の旅では、始めてのちゃんとした会話だったんだけど、ダメだね。ロバートが俺より全然年上なんで全く話しがあわないからって言うのもあるんだけど、話すことを3年もしてないから、聞き手一方になっちゃって悔しいね。もっと返事をしたいのに。でも話してる話題が社交ダンスとかだったから、日本語でもちょっとつらいかな。話題は話題だっただけに、英会話のレッスンを受けてるみたいだったな。でもこんなカンジで話してりゃ、ヒアリングと英語勘はのびるよね、きっと。

ワイキキYH泊

in Hawaii

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ウインドサーファーの友人佐藤

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恥ずかしながら俺もやりました

ナッシュ・ハワイの店の前前々からウインドサーフィンに興味があったんだ。サーファーの友達からは、風を使うなんて蛇道だなんて言われたけど、風を使って走ることに凄く興味があったの。「なんでかなー?」って考えたら、多分小学生の頃に読んだ「アーサーランサム全集」ていう、つばめ号とかアマゾン号とかの帆船を子供達が操って冒険をする本に影響されたんじゃないかと思う。風をきって走る船ってかっこいいじゃない。

そんなわけで、「ナッシュ・ハワイ]っていうウインドサーファー憧れの店で、佐藤もこの店に来たくて今回ハワイまできっちゃったんだけど、そこでビギナーのレッスンを受けたよ。佐藤いわく、「こんな所で始めてウインドをするなんて、凄いことだよ。」って言われたけど、俺自信が凄いわけじゃないからなぁ。有名な店でレッスン受けて、あっという間に上達すればいいけど、そんなことないからね。やっぱり自分の練習が大切でしょ?

初めてやったスポーツっていつもそうなんだけど、すごく疲れる。インストラクターの兄ちゃんが見てるから、「休みたいなあ。」と思っても、「いやいや、早く兄ちゃんの所まで戻らなきゃ。」とか思ってがんばっちゃうんだよな。レッスン自体は1時間30分だったんだけど、もうその時点でヘロヘロでさ、レッスンの後に2時間30分レンタルがついてるんだけど、ホント休んで、休んで、休んで、ちょっとやるってカンジだったな。「もう体力の限界だ。」と思っても、まだもうちょいいけるんだよね。
本当は「もう明日なんかやれねーよ。」と心底思ってたけど、思わず「佐藤さん、明日もやろうね。でも半日!」って。ああリゾートしてるね。

ワイキキYH泊

in Hawaii

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有名なワイキキビーチ。日本人だらけです。

「体がだるい。日焼けが痛い。」日焼け止めクリーム塗ったのに。日本でもほとんど日の当たらない生活をしてたから、体が太陽に慣れてないんだろうな。でも、おかげで、すっかり健康的な肌の色になったよ。ちょっと日焼けして嬉しいけど、ベッドのなかで、「佐藤さん、今日やるの?ホントにやるの?ウインドサーフィン?」ってうなされちゃった。佐藤には「うー」とか「あー」とかしか聞こえてなかったと思うけど、佐藤さん「今日はフリーの日にしない?」だって。ヤツも辛かったみたいだね。「肉体疲労と日焼け。」がさ。朝起きての二言めが「俺、丸一日ウインドやる体力ないや。」だって。今年の冬に、俺は安比高原にスノボに行ったんだけど、群馬とか新潟とかでは一日スノボが出来るけど、ガンガン行けるところだと、全然駄目なのと一緒かな。ウインドをした「カイルアベイ」も常にいつでもベストコンディションで、「風待ち」とかがないからさ、とにかくやりすぎちゃうんだと思う。まあそんななかで練習できた俺は幸せモンだけどね。

佐藤と俺はどうもハワイでの時間の過ごし方というか、ペースが違うみたいでさ、俺は「のんびりボーっとすごせれば。」と思ってて、ヤツは「時間をなるべく有効に使いたい。」って思ってるみたい。たぶん仕事休んで来てるのと、自分の時間が有り余ってる俺との違いなんだろうけどさ。でもね二人とも共通して言ってしまうことは「なんでとなりにいるのがコイツなんだろう。」ってこと。ハワイでの楽しみの一つ、「食事」を男二人だと、ついつい放棄しちゃうんだよね。レストランに行くより、そのへんで買い食いしたりしてた方が楽しいからね、この場合。ちなみに二人の今のお気に入りは、韓国人のテイクアウトの店、もちろん店でも食べれるし、食べてるけど。日本のレストランより安いし、量もあるし、野菜がいっぱい食べれるのが、なんとも嬉しいね。でもご飯はまだこっちにきて一回しか食べてないんだけどね。

「ボー」っと時間を過ごしたかったから、露天のレンタルバイク屋の前に2時間位いたの。くる客を見てるのが面白くって。日本人より外人のほうが借りてる人が断然多かったんだけど、外人がパンフレットもらうと、日本語で書いてあるんだ。外国人ツーリストは「英語じゃないわ。きっとこれは日本語ね。でも私に本語読めないの。あなたは読めるの?」って店の人に聞くんだ。店の人は、日本風にいうと、「ペラペーラペラペーラ。」ってテキトーに話すの。俺も思わず笑っちゃったんだけど、それがイヤミなカンジが全くなくて、ハワイってわりと「日本人と現地人がうまくやってるなー。」て感じた。もちろん日本人はお金を落としていく観光客って思われてるんだろうけど、オーストラリア、特にサーファーズパラダイスなんか、露骨に日本人を嫌ってる人も多くて日本人と現地の人が全くうまくいってないのを見ているから、余計にそう感じるのかもしれないけど。アメリカが今、強いからっていうのもあると思うけどね。

ワイキキYH泊

in Hawaii

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ハワイのバス。

いろいろ考えてあって身障者にやさしい。俺がウインドをしたカイルアベイには、あまり日本人がいないんだ。たまに来る日本人観光客とウインドサーフィンしたい日本人くらいだったな。今日も佐藤とウインドをしていたんだけど、日本人の観光ガイドの人もウインドをしにきていた。彼はお客が今日はフリー行動の日だから、集合時間の4時30分までフリーなんだって。やっぱりウインドが好きでさ、佐藤さんも彼と楽しそうに話していたな。俺といるよりやっぱり好きなことが同じっていうのが楽しいんだろうな。佐藤は「こういう仕事もいいよね。空いた時間にウインドできるしさ。」って言っていたけど、俺はダメだな。「4時30分に集合して、夜はお客さんと食事をしなきゃいけないんですよ。」ってガイドの日本人が言ったんだけど、どうもその部分がね。気の合う仲間とか、好きな娘とかと食事は最高に楽しいと思うけど、仕事とはいえ、俺にはできないな。たまにはしょうがないと思うけど、それがメインの仕事は、「時間が空いたときに、好きなことが出来る。いろいろな所に行ける。」っていってもちょっとね。

佐藤と遊んだ帰りのバスの中で、面白いものを見たんだ。ハワイのバスってバスの前に自転車を乗せられるようになってて、「便利なものがついているなあ。」とは思ったんだけど、それ以上に身障者用の設備が凄くてさ。設備の技術の凄さだけなら、日本も負けてないとは思うんだけど、こっちではどのバスにも車椅子用のリフトと、シートを倒して車椅子用を固定できるようになってるんだ。俺達がバスに乗った時はもう車椅子の人が座ってたんだけど、佐藤と「どう降ろすんだろう?」って話していたんだ。そしたら、バスの前の入り口がリフトのなっててさ、バスの運ちゃん一人で降ろすことが出来るようになってるの。凄いよね。とにかく全ての市バスについてるのが凄いと思うんだ。日本は付いているものは凄いのが付いてるけど、付いてないものが圧倒的に多いでしょ。「やっぱりこっちは進んでるんだな〜。」って。日本も簡単なシステムでいいから、使い勝手のいい物を付けてあげるといいよね。日本て凄い技術に「おーっ!」っていうじゃない。実際俺もそうだったけど、そうじゃなくて、凄くない技術でも、みんなが使えるような物とか、それこそ身障者用のリフトとかを何処でも使えるほうが、「おーっ!」ってホントは言えるんじゃないかな。

ワイキキYH泊

in Hawaii

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ハワイ最後の夜を楽しむ俺。

ハワイ最後の日になってしまったよ。ホントいいトコだったよ。でもね、アメリカって、なんか学校の中にいるみたいだった。ハワイしかまだ見てないからなんとも言えないけど、物凄くルールがあって、その中に自由があるみたいな。学校ってそうじゃない。規則があって、その中で「学生なんだからなんでもチャレンジしなさい。」って言うカンジじゃない。国自体がそんなカンジっていうか、優秀な学校にいるみたい。それを言ったら、規則を守れない日本人ってすごく不良かも。オーストラリアは規則があんまりないけど、みんなルールを知っていた気がしたな。もちろんどの国にも例外はいるんだけどね。

あとアメリカ人って太ってる人が多いよやっぱり。がっしりしてるくらいじゃなくてさ、太ってるの。食べる物が違うからっていえばそれまでだけどさ、アメリカが不況の時って「太っているのは、自分の管理がなってない証拠だ。」とかテレビで騒いでたでしょ。今は強いアメリカってことでパワーの出るものをモリモリ食べるのがいいらしいよ。まだあんまりアメリカ人の食事とか見てないからなんとも言えないケド、いつもレストランやファーストフードのお店であまり量のなさそうなものを頼んでるんだけど、それでも俺には「まったくすごい量だな。」って思っちゃうもんな。そう考えると、あながちさっきの話もウソじゃない気がするよ。

佐藤さんと今日別れたんだけどさ、ぜんぜん感無量ってワケじゃないのに、あまり話しが出来なかったな。お互いにね。俺はまだ始まるカンジだから、いいけど、佐藤さんは終わるカンジがして寂しいんじゃないかな。まあでもいい時間をすごせたよ。ビーチでボーとしてただけなんだけどね。

ワイキキYH泊

in British Columbia

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飛行機からアメリカを見下ろす。

飛行機に乗っている時って、あんまり景色とか見てもどうとも思わなかったんだけど、かなり「ぞっ」としたよ、今回は。別に危ない目にあったわけじゃないんだけどさ、永遠と荒野が続くわけ。オーストラリアでの出来事がフラッシュバックしてきて、「こんなとこ走らなきゃいけないのか。」って。アメリカもそうだけどカナダなんか山ばっかり見えてさ、「俺のバイクこんなところ走れるのかよ、おい。」ってかなり不安になってきちゃった。

カナダの空港では、長々と入国審査官にいろいろ聞かれるし、宿を郊外にしたから、そこまで行くバスは乗り換えなきゃいけないし大変だったよ。初めての国のバスってめちゃめちゃ不安だと思わない?オマケにカナダのバンクーバーって、日本人観光客があまりいないみたいだから、日本人慣れしてないみたいなんだよな。日本人慣れっていうか、日本人の英語なんだけどね。バンクーバーって「何にもやることないから、つまらないですよ。」って前にカナダに一年位いた人が言っていたから、明日から何をしようか悩んじゃうよ。ほら、オーストラリアであった勝間田さんも、「バイク来るまで、やることないと辛いよ。」って言っていたんだ。なんか今は勝間田さんの気持ちもわかるなぁ。バイクが来てないからかも知れないけど、なんか第一印象が良くないんだよな。なんでだろ。

とにかく、空港から、カナダ日通の人に電話したらさ、火曜日に税関の予約をしてくれたって言ってたから、それまで旅の準備とバンクーバーの土地勘をつけとかないとね。

バンクーバーYH泊

in British Columbia

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バンクーバーの街で。

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ガスタウン。

「土地勘をつけよう。」と思ってさ、ひたすら歩いたよ。アメリカって言ってもハワイだけど、それとは全然違うね。インフォメーションとかは街にいっぱいあるんだけどさ、なんかそこの人達あんまり親切じゃない気がするなあ。「仕事だからやってます。」っていうカンジなの。ハワイとかオーストラリアってもっとこう「じゃあこれならどうだ!こういうものもあるぞ!これを持ってたほうがいいわね。楽しんでらっしゃーい。」みたいなのがあったような気がするんだけど、聞いた事を事務的にしか教えてくれないんだよ。もちろんたまたまそういう人に当たっただけかも知れないけど。5回くらいインフォメーション使ってみんな事務的だったもんな。これがたぶん「カナダの第一印象が悪かった。」っていうことなんだろうな。でもバンクーバーって観光地だけど、いわゆる見所みたいな所とか遊ぶ所とかはそんなにないし、他と比較するのは可哀相だけどね。たぶんもっと観光地で見たり遊べたりするロッキーとかいくと違うんだろうな。まだ良くワカンナイや。もっと歩きまわらないとね。

思うんだけど、カナダって白人主義なのかな?アメリカっていろんな人種がいて当たり前じゃない。でもカナダって白人ばっかりなんだよね。街で見かける人はさ。日本も日本人ばっかりの国だから、それ以外の人種にそうとう差別をもってるじゃない。カナダもそうなのかな?もうちょっと見てみたいねそういう所をさ。そうそうオーストラリアも俺が行った頃に比べると、相当白人以外の差別が出てきたらしいよ。人種差別っていやだね。

バンクーバーYH泊

in British Columbia

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バンクーバーは
トロリーバスがたくさん走ってる。

道路の上に電気の線が張り巡らされているんだ。それはバス用の線でさ、ほとんどのバンクーバーの市バスは電気で動いてるんだよ。もちろんあんなものは、日本の交通事情じゃ出来ないんだろうけど、排気ガスを浴びせられるコトもないし信号で止まってる時は静かだし、なんとなく環境にやさしい気がするね。一台一台のバスにバッテリーつんで走らすのって、すごく大変じゃない。トヨタの電気自動車プリウスだって、あれを走らす為の電気はかなり石油を燃やさないと駄目なんだって。そう考えると、電車みたいに何台ものバスが共用で電気を使っているのって、なんとなくやっぱり合理的な気がするよ。

日本を発って、佐藤以外の日本人と始めて話したよ。彼は調理士なんだって。おかげでおいしい牛丼とたまごスープを作ってもらっちゃた。まあそんなことはどうでもいいんだけど、彼もそうとう旅好きでさ、あと釣り好きなんだ。荷物のほとんどが、釣り道具とかウエットスーツとか魚を捕るための物ばっかりでさ、なんか変なやつだよね。彼はオーストラリアとヨーロッパに釣り旅行に行った事があるんだって。各国釣り事情をいろいろ聞かせてもらったんだけど、やっぱり国によってだいぶ違うんだね、規制が厳しいところとかそうでない所とかさ。でも「日本が一番魚がいないよ。」って言ってた。あんな狭い国にあれだけの釣り人が多くいるんだからしょうがないんだけどさ、魚好きの日本人の国に魚がいないってなんだかちょっと寂しいね。

バンクーバーYH泊

in British Columbia

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ログビルダー。

フリスビーでやるラグビーとバスケットボールを足して2でわったようなスポーツって知ってる?フリスビーをパスしながら敵陣地へ攻め込んで行って、タッチダウンすると得点になるスポーツがあるんだ。パスを受け取ってから3歩か4歩しか歩けないみたいなんだけど、不思議なスポーツだよなぁ。けっこうこっちってフリスビーが盛んみたいでさ、いたるところでやってるの。その中にもいろいろなルールのフリスビーがあるんだろうけどね。

海岸が宿の近くにあるんだけど、そこでもヨットとかウインドサーフィンとかシーカヤックとかをみんな思い思いに楽しんでるんだ。どうも夕方仕事が終わってから来て、夜9時30分とか10時頃まで遊んでるみたい。こっちって10時頃まで明るいんだよ。いい生活をしてるよね、バーとかに行っても気分出ないだろうけどさ。でもやっぱりバンクーバーって活気がない気がするよ。すごく街もキレイだし、外で思い思いに自分の時間を楽しんでるんだけど、あまり活力がないんだよね。他の出会った人もそう言ってたし、バックパッカー達も早々にこの街を後にする位だから、あながち外れてもいないと思うんだ。でもこの街もだいぶ慣れて来て、居心地がだんだん良くなってきたよ。芝生の上で本を読むみたいな、ちょっとお上品な事はものすごく「浸れる。」よ。まあ俺の読んでる本は「スペイン語の本」と「料理の本」だから、「ちょっと違うぞー。」ってカンジはカンジなんだけどね。

ログビルダーっていう職業があるでしょ。カナダって本場なわけ。ここに木を求めて来てる日本人ログビルダーの人と話したんだけど、すごく面白かった。彼は観光ビザでカナダに来たんだけど、ピックアップトラックを買って山へ木を切りに来たんだって。「それって仕事じゃん。!」もちろんその木は日本へ送るらしいんだけど、やってることがやってることだから、許可取って木を切れるのか「不安だ。」って言ってたよ。カナダもいろんな人がいて楽しそうだね。

バンクーバーYH泊

in British Columbia

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事件のあったホステル。

昼間にヘンなカナダ人に会ったんだ。宿の外で煙草をふかしていると、妙に明るいヤツがいたんだ。「モントリオールから来たんだ。」と言うヤツの名前を忘れてしまったけど、この宿に泊ってるカナダ人って先進国の人達って言うカンジで、割とスマシたヤツらが多いんだ。なのに彼は妙に明るくて「ヘンなヤツだな。」って思ってた。ヘンっていえば、「煙草を一本売ってくれよ。いくらがいい?」っても聞かれたんだ。普通は「一本くれよ。」って聞くのにさ。
夜の12時45分くらいだったと思うんだけど、その彼のベッドが同室だったみたいなんだけど、「起きろ、起きろ。電話がお前にはいってるぞ。」って言ってくる人がいたんだ。彼は「うー。あー。うー。」しか言わないの。そしたらその部屋に入ってきた人は「起きろ。起きろ!」って思い切り叩きながら起こすんだよ。「なんだんだ。なにが起こってるんだ。」って。俺は部屋は同室だったけど、ベッドは仕切られてて彼のブロックにはいなかったからさ、何が起こってるかわからないの。そのうち部屋に入ってきた男は、「起きろ!警察だ!」って言い出すんだよ。想像でしかないんだけどさ、彼は無理矢理起こされて、外へ連れ出されて行った。外では叩くような音とかも聞こえてさ。何が起こったのか見て見たいんだけど、動けなかった。そのブロックに寝てる人はいくつか質問されてたな。ドイツ人ツーリストが「何が起こったんですか?」って聞いていたよ。俺の英語力だとちょっと不確かなんだけど「クスリ関係をやったか販売したか」らしい。部屋で鳴り響いていたイビキもすっかり静まってさ、すごく緊張の時間を過ごしたんだ。みんな動けなかったみたいだね。

バンクーバーYH泊

in British Columbia

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梱包をといてバイクを受け取る。

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これから旅の本番のスタートだ。

日通の渡辺さんていうカナダ日通の人が車で税関やら保険会社やらに連れって行ってもらったんだ。ここまでしてくれるなんて何て親切なんだろうって思って聞いてみたら、「その方が、時間がかからないんですよ。一人でやってもらったら、絶対2日はかかるし、その間に問い合わせの電話とかも来るから、仕事にならなくなっちゃうんです。」だって。でもやっぱり親切だよな。渡辺さんはもうこっちに17年いるんだって。でも「もう少ししたら、日本へ帰りたい。」って言ってたよ。海外にいると日本の良さも分かってくるからさ、その気持ちも分かるよね。でもね渡辺さんには娘さんもいるんだって。彼女はこっちに住みたいらしい。ずっとこっちで生活してれば、「こっちの生活がいい。」っていうのも分かるよね。渡辺さんは「そろそろ考えなければいけないんですよ。若いうちは海外での生活に憧れて、やってきたけど、日本はいいですからね。」って。どうするんだろうね、渡辺さん。

バイクの手続き自体は、スムーズにいったんだ。でも車で20キロくらいは走ってくれたんじゃないかな。送った物の内容物の検査はもうやっていてくれてさ、税関に行って一時輸入の手続き、それから保険会社へ行って保険に入って、後は日通の倉庫で荷物を受け取るだけ。でも9時から始めて、1時まで受け取るのにかかったから、ホント一人だったら大変だと思うよ。知ってる人がやってこうなんだもんな。まあとにかく受け取ってさ、宿までの右側通 行を楽しんだよ。思ったより右側通行って苦にならなかったよ。

バンクーバーYH泊(走行32.7km)

in British Columbia

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調理師の作ってくれた料理。

夜から「誰かシャワー使ってんのか?この部屋の中で。」と思う位の雨が降り始めたんだ。「出発の時は晴れてるといいな。」と思いながら、寝ていたんだ。「雨でも出るぞ。」とも思ってた。でも朝起きたら、やっぱり雨で、「もう一泊お願いします。」って頼んでいたよ。雨の日に出発って嫌でしょ、やっぱり。でもね、もう一人でバンクーバーにいてもやることなくてさ、となりに彼女でもいれば日本でいう三越とか高島屋のようなデパートとか覗いてみるのも楽しそうなんだけどさ、一人でいってもね。結局夕方まで宿でブラブラして、外人とちょっと会話したりしてたんだけど、英語力がないからつっこんだ話が出来ないんだよね。なんだかちょっと情けないね、せっかく異文化の国の人と話すチャンスがあるのにさ。

前に話した調理師とログビルダーも明日バンクーバーに発つって言っていたんだ。それでシェアメシ(みんなで材料買って、料理作って後でワリカンにするコト)しようって話になってさ、それもゴージャスなやつ。もちろん調理士が作って、俺とログビルダーは洗いものとかアシスタントしてるんだけどさ、やっぱり調理士はスゴイよ。少ない調味料を補う為に野菜を刻んで、それをタレやドレッシングに入れて味を補ったりするんだ。材料を買う時も「この肉は脂身の入り方がよくないから、別のスーパーで買おう。」とか「あっちのスーパーには、いい牛のテールがあったから、テールスープを作ろう。」とか「おお、見てるとこが違うぞ。」って思ったよ。作ったものは日本人らしく、牛カルビ丼と牛テールスープとサラダ。テールスープなんかわざわざ2時間30分もかけて煮込んだんだ。ユースホステルのキッチンで、2時間30分もかけて料理するやついないって、マッタク。もう俺もログビルダーも感嘆の声しか上がらなかったね。「うーんごちそうさま」

バンクーバーYH泊(走行0km)

in British Columbia

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ウィスラー。

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今回初のキャンプはこんなに良い所だった。

「おーすげー!」「マジかよ。」って言う言葉ばっかり言ってたよ。スケールの違う自然の中の道はもう感嘆の言葉しか出ないんだね。宿から走り始めた時はハイウエイをすごくおっかなびっくっり走っていたんだ。話には聞いてたけど、こんなに恐いと思わなかったよ。日本で言えば、東名高速を50kmくらいで走ってるんだもん。それにちょっと急な上りは35kmだよ。そりゃ恐いの当たり前だよね。でも州道99号線に入ってからは交通量も減ったから、まあなんとか。とにかく今日は初バイクデーだから走りたくてさ、ホントはスキーで有名なウィスラーに泊ってちょっと観光でもしようかとおもったんだけど結局通り過ぎちゃった。俺の従兄弟のだんなさんになった人が昔ワーキングホリデーでカナダに来てた時のカナダ人の友達がいて、電話番号とか教えてもらってたから、「ちょっと会って話ししてみようかな」とも思ってたんだけど、電話したら留守だったから「いいや行っちゃえ!」って勢いにまかせてウィスラーの先のキャンプ場まで来ちゃった。

まだこっちのキャンプ場ってもちろん一回目なんだけど、すごくいいね。サイトが区切られてはいるんだけど、とにかく広いし、「山一つキャンプ場じゃん。こんな所日本だったら、お土産やが出来て観光バスも乗り付けるぞ。」ってカンジなんだ。もちろん町中のキャンプ場じゃないからなんだけどさ。でもシャワーがないのが痛いなー。あっあと水が水道じゃなくてさ、手押しポンプっていうの?「キーコキーコ」いうやつ。あれなんだよ!なんかウマーク規則と自然がマッチしてるカンジ。

やっぱり「自然の量と人の量がずいぶんと日本と違うなー。」とつくづく思っちゃったよ。どっちがいいとは言えないんだけどね。それぞれの良さってあるからさ。

Pemberton近くのキャンプ場泊(走行217.7km)

in British Columbia

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ユーノスロードスターで旅する
ファンキーなおばさん達。

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ちょっと開拓地風。

ルート99っていうのを通って来たんだけど、いやー参ったよ。すごく景色も移り変わって、きっと日本で東北ツーリングが好きな人にはたまらない道路っだった。森林あり、川あり、湖あり、山はとてもキレイだし、高原ランあり、おまけに開拓地っぽい所ありで、でも上り坂の急なとこ25kmしかスピードでないんだもん。「もうロッキーが思いやられるよ。」とか思っちゃた。

そういえば何にもない所、そんな所ばっかりだったけど、そこでユーノスロードスターに乗った2人組のおばさんに会ってちょっと話しをしたよ。彼女たちはね、大学で働いてるんだって。どうりで彼女達の英語がわかりやすいはずだよね。だって大学にはさ、アジアの人がいっぱいいるんだもん。慣れてるんだよねきっと。彼女達は休みになると、どこか旅するんだって。今日はペンバートンっていう牧場がいっぱいあって、ちょっとレトロな雰囲気の町にいくんだって。毎年この時期はそこらしいけど、クリスマスはメキシコで過ごすんだって。もうユーノスにすごい荷物積んででさ、ありったけの食料とゴルフバッグ2個、それに2人分の服でしょ。俺もそうとう荷物もちだと思うけど、彼女達にはかなわないよ。他にもいろいろ話したんだけどさ、久しぶりに楽しい会話だったよ。カナダもいいとこだし、いい人いっぱいいるよ。

キャンプ場にさテント張って、買い物にいったんだ。100mile houseっていう町なんだけど、スーパーとかありそうな位の町だったからさ。買った物は肉と砂糖と酒なんだけど、そのあとスーパーから出たらさ、ちょうど後ろにpoliceの車が来たわけ。「俺は何にもやましいことしてないぞー。」って心で思ってたんだけどさ、ポリスは「怪しいバイクだ。」って当然思ったみたいでさ、サイレン鳴らされて止められちゃった。そりゃナンバープレートが「KNY1」じゃ止めるよね。どこのポリスも同じだと思うけど、「免許証と車検証みせろ。」って。見せたら「保険は入っているのか?」だって。保険の紙見せていろいろ説明して、「納得してくれるかな?」と思ったら「どこで入ったんだ。」とか「このナンバーは日本のナンバーなのか。」とか大変だったよ。結局ポリスのおじさんは俺の入ってる保険が安すぎると思ったらしいんだ。俺は135日分しかかけてないから当然なんだけど、135日で約6万5千円も払ってるんだよ。説明したら、無事釈放となりましたっと。

100mile houseのキャンプ場(走行285km)

in British Columbia

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気持ちの良い高原RUN。

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道端で休憩中に。

北上するほどに気温が高くなっていくんだ。これは「北へいくほど寒くなる。」っていう俺の常識を覆されたよ。バンクーバーとかウィスラーとかで「これ以上寒くなったらどうすんだよ。」とか思いながら走っていたのがウソのようでさ。針葉樹林帯だったのにここは広葉樹もかなり混じってる。広葉樹が混じりはじめると、空気が温かくなってくるんだ。これはバイクじゃなきゃ味わえないことだよね。この北上するルートの今日は北海道のような牧歌的な風景で、北海道のすごくキレイな所がズゥーと続くの。それにどこでも美しい湖や川が見れるんだ。俺は日本は「水と緑の国」だと思ってたんだけど、ここにはかなわないね。いやきっと日本もこんな国だったんだろうな。でも日本は人が多すぎるよね。誰かが言ってたけど「水のある国は栄える可能性がある。炭坑とか鉱山とかでは一定のところまでしか栄えない。」って。日本も水が豊富だったから栄えたんだろうけどね。

そう言えばさっき、北海道みたいな所だって言ったけど、ここはライダーがかなり走ってるんだ。バイクが反対側から向かってくると、手を挙げて挨拶するの。北海道のようにピースサインじゃないんだけどさ。それに町とかで止まってると、ライダー同士いろいろ話せるし、アラスカからアメリカへ行く人とも話したよ。
レンタカーでキャンピングカーを借りて回ってる人も多いんだ。適当に走って、適当なところで泊るの。家族づれもけっこういたなぁ。歳をとった人が多いんだけどさ、俺もそういうのやってみたいなぁ。

Pr Georgeの安ラブホテルみたいなMOTEL(走行352.5km)

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