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in South Dakota/Nebraska

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大統領達は霧の中、鼻水をたらし涙を流してた。

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寒い!

「ぱ、、、、ぱ、、、ぱら、、ぱらぱらぱら、」と言う雨音の変化と共に目覚めてしまったんだ。かなり朝早かったから「きっとすぐに止むんだろうなぁ。」の期待も虚しく空はどんよりとした雲に覆われていたよ。仕方ないからかなり本降りの雨の中でテントを撤収してさ、マウントラッシュモアっていう山に大統領の顔が4つ並んでるところへ向かったの。向かったのはいいんだけどさ、どうやら本格的な低気圧の中にいるらしくて、とにかく寒いんだ。昨日までとは打って変わってね。真冬を走ってるような寒さで、手はかじかみブルブルと震える始末。スキー場があるくらいの標高の高い所だから仕方ないんだけどね。そんな寒さの中を大統領の顔を見に行くってのもなんだけど、一応行ってみたんだ。そしたらさ、ほとんど霧で見えないし、その隙間から見えた大統領の顔は目から涙、鼻から鼻水を流してるの。ちょっと吹き出したかかったんだけど、冷え切った体にはそんな余裕なくて、もう早く山から下りたいばっかり考えていたよ。

「きっと山を下りれば暖かくなる。」と信じてキレイな山の中の道からなるべく早く荒野のような道へ出られる道を探して行ったんだけど、期待も虚しく山を下りても雨だったんだ。それでも少し標高が下がったっていうことで、マシな暖かさにはなってるハズなんだけど、もう体が冷え切っているから震えはとまらないんだよね。ガソリンスタンドや休憩所で休んでる時にも久しぶりにたくさんの人から声をかけてもらったんだけど、「今日は寒いな。」とか「バイクじゃ寒いだろ。」って。でも口が回らないんだ。いろいろ喋りたいんだけど、下手な発音がさらに下手になっていて、たぶん日本語も上手く喋れないくらいにね。

「今日はモーテルだ。今日はモーテルだ。温かいシャワーを浴びるんだ。」ばっかり考えながら、ただただひたすら前を見て路肩を走ってた。そしたら「ファー、ファー。」っていう音のクラクションを後ろで鳴らされたんだ。「俺は避けて道を譲ってるじゃないか。なんだって言うんだ!」と思いながらバックミラーを見たら赤色灯が回っていたよ。普段はかなりバックミラーも気にしてたし、なるべく車線を走るようにしてたんだけど、今日は寒さで体が動かないからクルマに追突されないように路肩をヒタスラ走っていたんだ。

「路肩を走っていただろう?」っていう言葉は聞き取れたんだけど、口も回らないし、とにかく雨の中で停められて「なんだよー!」とか思ってたから、「何て言ったんですか?」って聞き返して、いかにも英語が分からないフリをしてみた。そしたらおまわりさんは、かなりの苦笑いとともに、「このナンバーはなんだ?」って別の事を聞いてきたんだ。それには一応「バイクを日本から運んできて、これは日本の国際ナンバーです。」って答えたんだけど、そしたらおまわりさんも雨の中をカッパも着けずに立っているのがイヤだったんだろうね、ブツブツと独り言のように「ただ何のナンバーなのか聞きたかっただけだよ、、。」って言って、「路肩を走るなよ。」って言って走り去ってしまったよ。それからはちょっと気を引き締めて車道を走ってたんだけど、先でおまわりさんが影に隠れて見てたな。それからそれを過ぎると、また追い越されて、、。結局そのパトカーをネブラスカ州に入るまでに4回見たんだけどね。きっと俺目当てじゃないとは思うけど、なんだかあんまり良い気分じゃなかったなぁ。

CRAWFORDのモーテル(走行265km)

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