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1998年07月28日

in Alaska

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南下すると木も出てくる。

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ここで商売してるおじさん。

だんだんフェアバンクスが近づいて来ると、なんだホッとするんだ。さすがに2週間くらい居た町だから家に帰る感じがするね。そのフェアバンクスまであと120キロくらいだったと思うんだけど、ギフトショップのようなお店があるんだ。観光バスと俺のようなツーリストを相手に商売してるんだけど、そこのおじさんがまた人の良さそうな人なんだ。あれで商売になってるのかって思ったんだけど、その人との話しの中で、「夏の間しかこの店はオープンしてないんだ。」って言われたんだけど、「俺は冬に来て見たいよ。」って言ったら、「今と全然違うよ。寒いし暗いしね。」って言われた。彼は「寒いことはまだいいんだ、暗いのが辛いんだ。」とも言ってたんだ。たしかに寒さは服やなにかでしのげるけど、ほとんど一日中、日照時間のすくないこの地方の暗い日中にいたらどんな感じなんだろうか。昨日まではただ漠然と「冬は昼がないんだ、この辺は。」って思ってたんだけどさ、自分が住んでたらどんな感じをうけるんだろうね。

それと彼と彼の知人か親戚か忘れたけど、彼らは冬は何してるんだろうって思ったの。夏の間は彼の店では犬ぞりの説明やエスキモーの生活を説明して、お店商売をしてるんだけど、なんと冬はワナ猟とかガイドとかをしてるらしい。そんなのテレビで見るかぎり一部の人しかやってなさそうなのに、結構この辺に住んでる人はこういうことやって飯を食ってる人も多いのかな。あっ、でも犬ぞりはつかわずにスノーモービルを使うとも言ってたな。なんだか現代的だね。でも彼自信から聞いたわけじゃないから確かじゃにんだけどね、だって彼の知人だか親戚だかの人から聞いたんだけど、彼の英語はすごく分かりにくくて遠慮してくれないから、確かじゃないんだ。

それにしても、よくバイクは走ってくれたよ。おかげでフェアバンクスまで戻れたよ。戻ってみるとこの宿からそれぞれ旅に出た面々がかなり同時に戻ってきてさ、なんか不思議な感じを受けたね。知ってる顔触れが6人も戻ってきたんだもん。それぞれの旅の話を聞きながら、なんだか久しぶりに人と話したのが妙に嬉しかったな。プルドーまでの道のりはあんまり話しをする機会がなかったからさ。もちろん話にかまけてないで、バイクも洗車してオイル交換もして、各部の調整もしっかり今日の内にやったんだけどね。

Billie’sのテントサイト(走行172.2km)

1998年07月27日

in Alaska

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ここは道が白くてキレイだったぁ〜。

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パイプライン。

ほんの2日前に通った道なのに、かなり紅葉が始まってきていた。針葉樹が多いから、そんなに紅葉は分からないんだけど、広葉樹が行きの時より確実に色づいてるんだ。雨が降ったり曇ったりで、寒いっていうのもあったから「ヤバイよもう秋だよ7月なのに。こんなとこに居ていいのか?」とか思ったんだ。もちろん南へ行くにつれて紅葉はなくなってくるんだけど、ちょっとアセルね。このままではカナダで秋を向かえちゃうってね。でもアラスカってこの前聞いた話によると、知らない間に寒くなってるって言ってたんだけどさ、なんか分かるような気がしてきた。

そう考えればプルドーももう秋間近だったんだろうね。「9月に来るツーリストもいるんだ信じられない!」ってバスの運ちゃんが言ってたから、9月はこの北極圏は冬に突入なんだろうなきっと。そう考えると1ヶ月位 しか夏がないってことになるのかなぁ。

そうそう勝間田さんから道の情報をみたいな事を聞きたいような事がメールされてきたから、ちょっと道路の情報も書いておこうか。道自体はダートロードなんだけど、そんなに厳しい道じゃないね。トラックや2輪駆動車でも行けるくらいだからね。でもオンロードバイクじゃちょっと厳しいかな。この辺は雨がよくふるんだけど、その雨で道がマディになるところもあるし、砂利の轍があるところもあるしね。でもそうそうゆうところは工事してすぐキレイにするみたいだから、オフロードバイクだったら楽勝でしょう。簡単に言えば、中間地点まではわりと整備されてるね。その先はときどきイヤな所があるだけでだし、でもオーストラリアのように急に砂になったりするわけじゃないから予測できる分、楽なんだよね。それでも片道800キロあるから、バイクは痛みそうだけど。

フェアバンクスの手前で野宿(走行348.3km)

in Alaska

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北極海。

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ガソリンスタンド。

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たどり着いた町は工場だった。

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ホテルもプレハブっぽいのだ。

道路の終着点はDEADHORSEっていう町なんだ。町って言っても町じゃないんだこれが。俺もちょっと驚いたんだけどさ、この町は全てが石油の採油場のためにあるといっても過言じゃないと思う。草しか生えてない広大な大地に忽然と現れる工場地帯っていえば分かりやすいかな。とにかく町というより工場の中に入り込んでしまったみたいな感じなんだ。どこに何があるのか分かりにくいし、どの建物もプレハブのようで、言ってみればテレビで見た南極基地のような建物だらけで走ってる車はほとんどが現地の作業車とトラックなの。町の規模自体も大きいのに、ガソリンスタンドもクレジットカードオンリーのホントのセルフサービスのが一軒だけ。もっともこの町自体がオイル会社のようなものだから、一般ようのガソリンスタンドはそんなに必要ないんだろうね。もちろん観光客用のホテルも何件かはあるんだけどさ、やっぱりプレハブみたいな建物だから、とにかく工業地帯としか言いようがないな。

その町から先は石油の採油場だからさ、自分のバイクでは北極海は見にいけないんだ。だからツアーを利用して行ったんだけどさ、やっぱり石油の採油施設を見に行った感じだったな。海自体もドラマッティクな色とか氷が浮かんでいるわけでもないし、なにより石油関係の施設が目に入っちゃうんだ。その立ち入り禁止区域はツアーでもプルドーベイっていう終着点以外では車から降りれないし、海自体の感動はなかったけど、「こんなところにこんなもん造っちゃう。」っていう別の感動があったよ。ここでずっと働いてる人はどんな気持ちなんだろうか。ツアーのバスの兄ちゃんは、夏はツアーとかホテルの仕事、冬は溶接とかなんかしら仕事はあるし、ここは良いトコだよっていってたケドさ、俺にはそうは思えないんだよね。やっぱり人間の住む場所じゃない気がするよ。

ツアーから帰ってきたら、他のツーリストにいろいろ聞かれたんだ。その人たちはわざわざ車で北極海を見にここまで来たらしいんだけど、「海に氷はあるの?」とか海のことしか聞かないんだ。俺が見た通 りの説明をしたら、ツアーでプルドーまで行くのはやめるって言ってた。海はともかく面白かったっていうのも説明したんだけどさ、うまく伝わらなかったみたいだね。いやーそれにしてもスゴイというか人間はここまでして石油を掘るんだって妙な面 白さはあったんだけどね。その石油で旅してるんだから、なんにも言えないんだけどね。

Coldfootの手前で野宿(走行385.3km)

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