KLR650 A型 カナダ仕様を新車で購入した時の事
カワサキ KLR650というバイク
KLR650は1987年の登場し、A型、B型、C型、E型と続いていきます。私のKLR650はA型で、A型はかなり息の長い長寿モデル。2007年まで、なんと20年間作られました。
このA型が日本国内で売られたことがありますが、日本では、走るのに良い場所がのなかったことが原因で、あまりの不人気さゆえに、たったの2年で打ち切り。
打ち切りされた後は、どこのショップも輸入することなく、国内では忘れ去られた存在になります。
ちなみに他のモデルも簡単に紹介しておくと、B型は日本でもファンの多い天涯で4年間作られ、C型はトレール志向のデザインで欧州向けに作られましたE型は現行モデルで、外装などの見た目だけでなく、あらゆるところがアップデートされています。
私がA型を買った1996年は、欧州向けにC型も売っていた時期で、フェアリングがついて高速が楽そうな北米向けのA型、オフロードへ気軽に行けそうな欧州向けのC型という2つのKLR650が存在しました。
どちらも私は格好良く感じたのですが、発売から10年たったA型は古くさく感じるものがあり、オフロードへ行くならばC型よりもKLXという良いバイクがありました。
KLR650を新車で輸入
オーストラリアツーリングで、日本で忘れ去られたKLR650A型・C型を何台か見て、手に入れたくて仕方なくなります。
そして旅から帰国した後、仕事を見つけて落ち着いた1年後くらいでしょうか、行きつけにしていたバイク屋さんに相談。
A型、C型はどちらも良いところがあり、ぶっちゃけどちらでも良かったのですが、バイク屋さんの親しい輸入代理業者が、北米に強かったこともあり、カナダで1台買い付けてもらって輸入しました。
はるばるカナダからやってきた私のKLR650。スーパースポーツやツアラー全盛だった時代に、高速は楽ですが安定度はイマイチ、オフロードはとりあえずはダートも行ける程度のレベル、「なんでそれ?」と友達に言われ続けたバイクです。
その後2000年に、KLR650をカナダへ一時輸出し、ツーリングしてきました。愛車の故郷でもあるカナダを走っていることが、とても幸せに感じたのでした。
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