フロントフォークのオイル交換作業〜天涯レストア8
取り外していたフロントフォークのオイルを交換しました。規定値に合わせてフォークオイルを入れて、車体に取り付けるまでの作業をしました。
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フォークオイルを抜く
フロントフォークトップボルトを外しました。
フロントフォークを外した状態で緩めるのは大変なので、車体に付いた状態で軽く緩めておくのがいいですね。
フロントフォークトップボルトを外して、中からフォークスプリングを抜きました。
念の為フォークスプリングの自由長を測ってみましたが、縮みはなく新車時くらいの自由長くらいでした。
スプリングがのどくらい縮んでいくものなのか分かりませんが、分かりませんがスプリングも交換していたらラッキーだなぁ。
フォークを逆さまにしてオイルを抜きました。オイルの色はややくすんではいますが、赤い色がしっかり残ってて比較的新しい状態でした。
シールとブーツが綺麗だったのでフロントフォークは整備してそれほどたっていないかも?と思っていましたが、たぶんそうですね。
オイルを出してからアウターは少し掃除しました。見える面はそれほどひどくなかったので磨いたりはしませんでした。
あまりやらない方が自然な感じでいいかなと。
フォークオイルを入れる
最近ケミカル類はヤマハのものをよく使っています。なんとなくですが、フォークオイルもヤマハのものです。
KLR650A型にはG-15を入れていますが、内部の部品が変更されていているので、天涯はノーマルに近い感じにということでG-10にしました。
調べてみるとKLR650よりオイルを通る穴が少し小さいらしく(不明)、フォークが沈むスピードが遅くなっているならノーマル粘度の方がよさそうですしね。
オイルの総量も違います。KLR650A型のオイル量は全バラ時420mlに対し、天涯は377ml(オイル交換だけの場合は320ml)。
アウターは一緒なので、内部部品の違いで少し違うみたいですね。油面の高さはどちらも190mmでした。
メスシリンダーで計ってオイル交換のみの量のフォークオイルを入れました。
オイルを入れてから油面を調整。デイトナのフォークオイル油面調整ツールを使いました。
フォークを縮めた状態で天涯の規定値の190mmになるようにオイルを吸い出しました。
フォークオイルを入れ終わったら、フロントフォークトップボルトを取り付けます。
きちんと締め付けるのはステムに取り付けてからの方がやりやすいので適当に締めておきました。
フロントフォークの取り付け」
フロントフォークにフォークブーツを取り付けますが、フォークブーツにラバープロテクタントを塗っておきました。
落としてしまって噴射ノズルがもげてしまったので、布に出して塗りました・・・。
綺麗にしたフォークブーツをフロントフォークに取り付けました。
フロントフォークをステアリングステムに差し込んでボルトを締めました。
トルクレンチで規定値に占めるので、落ちてこないように仮止めです。
カワサキ天涯の場合、フォークを締め付けるステムのボルトは25Nmのトルクをセット。
トルクレンチは、トーニチのモーターサイクル用MTQL40N。5〜40Nmというバイクでよく使う範囲のトルクの管理が行えます。
私がバイク整備に使うトルクレンチについて、こちらにレビューなども書いていますので是非読んでみてください!
天涯のフォークの突き出し量は1mmですが4mmくらいにしておきました。たぶん後ろに荷物積むんでなんとなくです。
フォークブーツはちゃんと止めていませんが、フロントフォークがつきました。
フロントまわりは、あとキャリパーOHとホイールですね。フロントまわりは見えて来ましたね。
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