ボルトをナメにくい六角レンチはどれ?WERA六角レンチレビュー
バイク整備をする時に使うのが六角穴付きボルトです。特に穴が浅めな6mmの六角穴付きボルトはナメやすく、これまで何度も辛酸をなめてきました。
なので今までなるべくボルトをナメないように、いくつかの6mm六角レンチや六角ソケット(ヘキサゴンソケット)を買ってきました。
長くサンデーメカニックをやっていますが、6mmの六角レンチだけはいいものを選んだ方がいいのでナメにくい工具を紹介したいと思います!
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バイク整備で6mm六角穴付きボルトがなめやすい
バイク整備で、六角穴付きのボルトはナメてしまいやすいボルトの一つだと思います。
特にブレーキローターをとめているボルトは穴が浅く、サビなどが発生していたり固着しているとナメる確率がとても高くなります。
ブレーキキャリパーやフロントフォークなどに使われる深めのボルトであればナメにくいのですが、それでもトルクをかけてあるボルトを緩める工具に気を使います。
私もブレーキローターに関しては何度もボルトをナメてしまい苦手意識がありました。
だんだんとナメる直前でわかるようになるのですが、どうやっても緩まない場合は最後は勝負してナメてしまうのですよね。
8mmとか5mmのボルトでナメた経験はあまり記憶にないので、バイクでは6mmでトルクがかかっている六角穴付きボルトはナメやすいボルトだと思います。
ナメない六角レンチがずっと欲しかった
若い頃はL字型の六角レンチで整備を始めましたが、L字の短いレンチではトルクがかかっているボルトには歯が立ちませんでした。
そのためソケットタイプの工具を買いました。最初に買ったのがKTCのものでしたが、これでだいぶナメることが少なくなりました。
そして次に買ったのがハゼットのヘキサゴンソケットです。当時、六角といえばハゼットと言われるほどでバイク屋や車屋に人気がありました。
それでもナメることがあるので昨年買ったのがWERA。六角なのに面接触を採用しているため、とてもナメにくい六角レンチです。
写真を見ての通り6mmだけはいろいろなメーカーのものを持っているんです。それだけ苦労させられたのが六角穴付きボルトなんですよね。
かつてナメにくいと評判だったハゼット
若い頃に整備も少しやり始めたとき、比較的安価で精度が良いKTCで工具をそろえはじめていました。
KTCの工具はしっかりした作りで、このソケットを買ってかなり効率良く整備が出来るようになりました。
六角ソケット(ヘキサゴンソケット)も使い勝手が良くいい選択だったと思います。
そして次に買ったのが、ハゼットの六角ソケット(ヘキサゴンソケット)でした。
行きつけのバイク屋や知り合いの板金屋が、「ハゼットの六角レンチはとてもいい。ブレーキローターにはコレしかない!」と言っていたからです。
当時、六角といえばハゼットが最強と言われていたみたいで、キツキツで精度が良かったようですね。
他のメーカーの精度がまだそこまでではなかった時代に高精度のものを造って知名度を上げたみたいですが、実際に良かったです。
今でもボルトを締める時に使うことがありますが、遊びの少ないハゼットは気持ちよく使えるんですよね。
ハゼットのヘキサゴンソケットは固着や錆などがなければほぼ失敗しなかったのですが、やはりナメることもありました。
ちなみに下の写真では、2つともハゼットでまわしたものですが、右は緩みましたが、左はナメる手前でやめています。
ちょっと角がパキッとなっているのがわかるでしょうか?
左のようになって回し続けるとナメるので、潤滑剤を吹いたりしながら時間をかけて外す必要がありました。
面接触で本当にナメにくいWERAの六角レンチ
昨年、ネットで評判だったWERAの六角レンチを買いました。これが本当に評判通りでスゴかった!
KTCからハゼットの時は画期的に変わった印象はありませんでしたが、ハゼットからWERAは圧倒的な差を感じました!
さきほど緩まずにナメる一歩手前のボルトがありましたが、これを外すために試してみようと思って買いました。
結果、ハゼットやKTCだと時間をかけてなんとか外すレベルのものが普通に緩んだのです!
私がWERAの六角レンチ信者になった瞬間です(笑)
なぜWERAの六角レンチがナメにくいのか・・・それは面接触を採用しているからです。
通常のボルトのソケットレンチではナメにくい面接触が主流なのですが、それを六角でも再現したんです。
接触する面が増えるので、より大きな力が加わってもボルト壊す可能性が減りました。見た目の形状も凝っていますよね。
六角穴にレンチを差し込んで見るとグラグラと遊びが多く不安感じますが、面で穴を捉えているので平気なんです。
明らかにネジをナメにくくなったので本当に驚きでした。
通常の整備や車載にも使える、WERAのL字型の六角レンチ
トルクがあまりかからない場所の通常の整備には、L字型が六角レンチオススメです。私は車載工具としてもWERAの六角レンチ6mmを積んでいます。
でも本当に気にいったので、他のサイズもWERAで揃えたいですね。L字型の六角レンチは汎用性が高いので、セット買いしても損はないと思います!
とはいえ凝った作りで少しお高いので、必要なサイズだけWERAにするのもアリですけどね。
トルク管理をする部分にはソケットタイプ
トルクのかかっている六角穴付きボルトに使用する場合はソケットタイプのものがオススメです。
写真のものは差込角が1/2インチ(12.7mm)のものですが、3/8インチ(9.5mm)、1/4インチ(6.35mm)のものも出ています。
私は1/2インチ(12.7mm)にしたのはインパクト対応だと思ってたのですが、non-impactの表示がありました。3/8インチ(9.5mm)でも良かったかも。
インパクトレンチで使っちゃっていますが問題は出ていませんけどね(自己責任で)。
長さもいくつかあるみたいなので差込角や長さはお好みで探してみてください。いいお値段なので、必要なサイズだけ探す方がいいかもしれません。
六角ソケット(ヘキサゴンソケット)タイプは、固いボルトを緩める時にも便利ですし、トルクレンチにセットして使えます。
自宅でバイクを整備するならソケットタイプは必須ですね。
六角穴をナメて苦い思いをした方におすすめです!
WERAの六角レンチは、六角穴をナメてしまって苦い思いをした方に是非使って欲しいツールです!
本当にナメにくくなるので驚きますよ!
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