吹き下ろす風が恐ろしかったデビルスタワー【北米縦断・原付二種の旅 98日目】
デビルスタワーから吹き下ろす風
昨日の夜10時頃のキャンプ場で、突然タワーの方からかなりの突風が吹いて、デビルスタワーからすそ野へ目掛けて木々が揺れたんだ。何度も何度もデビルスタワーから風が吹き降ろしてくるんだよ。
その風がキャンプ場に来なかった時は、遠くで木がザワザワって言ってるだけなんだけど、テント直撃の時は吹き飛ばされるんじゃないかってくらい!
デビルスタワーには本当にデビルが居るんじゃないの?毎晩こんななの?だから、こんな名前がついたのの?なんて考えていたんだ。
映画の未知との遭遇によれば、ここにはUFOの基地があるしね!デビルスタワーがなんとなく恐く感じちゃって、夜はすっかり眠れなくなるし散々だったよ。
プレーリードック
デビルスタワー国定公園に入ると、まずはプレーリードックが歓迎してくれた。ここはプレーリードックがそこらじゅうにいるんだよ。
プレーリードックはリスを太らせた感じの動物で、穴を掘ってそこで生活してるんだ。その穴から出てきてパクパクと餌を食べている。
観光客慣れしてるのか、近づいても逃げもせず、何かエサをパクついてたよ。もちろん自然の生き物だから人間が餌を与える事はしてはいけなくて禁止されている。公園の入口でレンジャーにそのことを注意されてから入ったんだけどね。
餌をあげても、猿とか熊のように人を襲う動物ではないのだろうけど、やっぱりアメリカの公園は徹底しているなぁって思ったよ。日本だったらプレーリードックの餌をお土産屋で売ってて、カワイーと言いながら餌を与えるだろうからね。
こっちの公園の動物を見てると、餌付けについていろいろ考えちゃうね。アメリカの自然保護は、日本よりも断然進んでいる気がするね。
デビルスタワーはロッククライミングのメッカ
昼間のデビルスタワーは夜に感じたものとは全く違って穏やかだった。切り立った崖でロッククライミングを楽しむ人が大勢いたよ。
ロッククライミングではとても有名なところらしく、俺もおばさんに「あなたも登るの?」なんて聞かれたよ。もちろん冗談だろうけどね。
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