銃を持ったお茶目な兵士の検問【北米縦断・原付二種の旅 137日目】
バハ・カリフォルニアの曇り空
今日はいっぱい走らなきゃいけなかったんだ。途中にも宿はあってそこで泊まれば無理なく走れたんだけど、距離的に中途半端な気がしたから次の町まで行こうと思ってね。
昨日宿で働いてる人が、たぶん「今日は良い天気ね。」ってお客さんと話してたみたいなんだけど、バハ・カリフォルニアっていつも晴天のイメージがあったから、スペイン語だったし本当に天気の話をしているのか疑問だったんだ。でも、モーテルを出たら今日は曇り空!昨日は天気の話をしてたんろうなって自信を持ったよ。
今日は途中まで一昨日に走った道を戻るんだけど、州境で軍の荷物チェックを受けたんだ。何もやましい事はないからちょっとチェックされて通過できたのだけど、一体何を調べてるんだろう。麻薬かな?
コーヒー売りのおばちゃんの笑顔
ガソリンを途中で入れたんだけど、そこにはクルマで来て商売してるオバチャンがいたの。ガソリンスタンドに寄る客に食事はどうって聞いて商売してた。
ブリトーがあったからそれを頼んだら「コーヒーは入らない?」って聞くから、ちょうど飲みたかったし「いる。」って言ってもらったよ。少し値段が高かった気がする・・・でも1ドル以下なんだけど。でも、このオバチャンの素晴らしい笑顔と素晴らしい商売根性に感動!
ゴボウを逆さまにしたようなブージャムツリー
サボテンと、何ていう植物なのかな?ゴボウを逆さまにして色を白っぽくして2m−5m位に拡大して一番てっぺんに黄色い葉っぱをのせたヤツ。日本へ帰ってから調べたけど、ブージャムツリーと言うみたい。その間を走り抜けた。
この風景は、恐竜でもいそうな感じで、現代にいる感じがマッタクしない!急にポンとこの風景の中に連れてこられたらタイムスリップみたいに思うんじゃないかな。なんとも不思議な植物。
俺のバイクにまたがる、銃を持った若い兵士
今日2度目の軍のチェックを受ける。聞かれたことは「スペイン語はなせるか?」っていうのと「どこから来たんだ?」って事だけなんだけど、何人かいる内の1人の兵隊さんは若くてさ、俺のバイクを見るなりはしゃぎまくるんだ。
大きいバイクはかなり見てるけど、小さなバイクが珍しいらしい。「乗らせてくれよ。」とかも言われたんだけど、そんな事してて上官に怒られないのかこっちが心配しちゃったよ。
オチャメな奴っていうより、軍のカッコして銃を持ってはいるけど子供なんだよね。でもなんか憎めない感じがメキシコ人って感じだったな。
恐怖のナイトラン
今日泊まろうと思ってた町にはなんと宿がなかったんだ。いや正確には一軒は工事中で、もう一軒は今はやってないって事なんだけど。手前の方にRVパークがあったから、そこでキャラバン借りるってのもアリかなと思ったけど、そこもやってるか怪しそうだったから思い切って次ぎの町まで60kmを走ることにした。
でもその60kmが長かった!だんだん陽が暮れて来てさ、すかっり暗くなっちゃったよ。俺のバイクはライトは暗くて前が見づらいのに加え、気がつくとテールライトが点いてないんだ!
ブレーキランプをつきっぱなしの状態に調整しちゃえばいいやと思ってやってみたんだけど、それもつかない!そしたらフロントライトも球が切れた・・・。
それはライトを上向きで走ればいいんだけど、テールランプには参った。朝は点いてたんだよ。あと町まで20km位まで来てたから、ウインカー点けながら走って、後ろからクルマが来たら避けて止まる事に徹したよ、追突されたら困るからね。
無事に町についたけど、アメリカのようにネオンが輝いてないから、宿を見つけるのに少し苦労したけど、無事チェックインしてほっとしたよ。
宿で球自体を調べたら、球が切れてた。これだったらその場で直せたから、怖い思いしなくてすんだじゃん!でも、サンディエゴでテール球のスペアを日本から買って送っておいてもらって良かったよ!交換だけですんで良かった!
San Quintinのモーテル(走行424km)
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