ティファナの国境ゲート前で商売するメキシコ人たち【北米縦断・原付二種の旅 139日目】
車の間をぬいながら商売をする人たち
メキシコで一番物価が高い町・ティファナを通ってサンディエゴに戻る事にしたんだ。AUTO PISTAっていう有料道路は避けて一路ティファナへ。
ティファナは想像どおりのアメリカ的な町だった。買い物はしてあるから、迷わずに国境へ向かって進んだんだけど、メヒカリの時にクルマのマナーは悪くないって言ったけど、アレ嘘だったよ。ウインカー出さないのか出ないのか分からないけど、割り込みは当たり前で、左レーンから3車線先の右レーンまでクルマの間を一気に横断するクルマもいるんだ。
メヒカリにもいたけど、路上で物を売って仕事してる人がここはかなりいるんだ。新聞を売ったり、クルマを磨いてくれる人ね。クルマを磨く人の早業に感動したよ!
それよりもビックリしたのはアメリカの国境手前の道かな。アメリカは入国審査が厳しいからか大渋滞を引き起こしているんだけど、その渋滞を間をぬいながら国境のゲート手前で商売してる人の多い事多い事!路上販売員がいるわいるわ!
ちなみにどんな物を売ってるかっていうとね、ある人はギター、ある人は等身大の女神像、ある人はハロウィングッズ、ある人は新聞、ある人はただの乞食、ある人はキャラクターグッズ、ある人は毛布、ある人は変な飾り物、ある人はキリストの像、ある人はチョコレート、、、、、、、そんな感じ。
その中で一番お金を稼いでいそうなのは歌を歌う少年だった。木で作った棒をカチカチやりながら渋滞の中で歌うんだ。気にして見てた時だけでも5人位からお金もらってた。
それから目を引いたのは、アメリカの国境警備の人が犬を連れて歩いてること。麻薬のチェックしてるんだろうね。あれをくぐり抜けて持ち込むのはリスク高そう。
ゲートにたどり着いたら、俺はノーチェックで通過できたよ。パスポートの中も見られなかった。あまりに簡単でビックリだったよ。いかにバハ・カリフォルニアへ気軽にクルマで出かける人が多いか想像できるね。
ACアダプターを探しながら宿に向かう
ゲートを出るとすぐに道はインターステートハイウェイになるんだ。仕方ないから1つ先のEXITまで原付2種のXR100を80km走らせたよ。インターステートを下りてからは、壊れたコンピューターのACアダプタを手に入れるため、コンピューターショップを探しながら走ったんだ。
イエローページで調べた、コンピューターショップが固まってそうなエリアに行って5軒くらい聞いたけど、どこにもなかった。望みのノート専門店とチェーン店にもかなり遠回りして行ってみたけど、ACアダプターの在庫はなく、なくなく注文することにしたよ。ノート専門店で火曜に入るっていうから、火曜まで日記は手書きだね。
バハ・カリフォルニアで見たメキシコの感想
メキシコの感想を少しまとめてみようかな。いろんな人がいろんな事言ってたけど、そのどれもが当たっていた。そりゃアメリカと比べれば汚い。物が安いからねパーティーやるには良い所だ。全てが先進国と違ってるってのも分かる。
でも俺が一番印象に残ったのは、メキシコ人のひとなつこさと笑顔かな。アメリカと比べれば生活レベルも低いんだけど、笑顔は最高なものを持ってると思うよ。
アメリカ在住のメキシコ人が「ただのゴミよ。あの国は」って言ってたのは、あっちからこっちへ来て成功してるから言えるんだろうな。たしかに旅行では楽しい国だと思うけど、あそこで生活したいとは思えないしね。
一旅人としては、食べ物も美味しくフレンドリーな人がたくさんいて、笑顔とラテンミュージックの素敵な国。スペイン語をもっと覚えて、バハ・カリフォルニアだけでなく、メキシコ本土も訪ねてみたいと思ったな。
サンディエゴのモーテル(走行181km)
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