バイクを送るためにロサンゼルスへ向けて出発【北米縦断・原付二種の旅 143日目】
ショッピングセンターに寄りながら渋々ロサンゼルスへ向かう
バイクを送るためにロサンゼルスへ行くつもりだったけど、やめようかと思っちゃう朝。バイクの旅にはもう十分満足してる。でも、いざ日本への帰国が現実になると、もっと旅したいかも・・ってね。それでもダラダラと準備をして宿を出たんだけど、ロサンゼルス行きから避けることばかり考えちゃうんだよ。
行く途中、フロッピーディスクとフィルムが欲しかったから、少し離れたショッピングセンターへ寄ったんだ。アメリカって、日用品が安い店は郊外にあるんだけど、そこへ行く時は痛烈にクルマ社会を感じるよ。
日本では都市部に行った方が、フィルムとか服とかフロッピーとか安いものが手に入るから、みんな電車に乗って町へ行くよね?こっちはそういう店って郊外にあるからみんなクルマで買い物に行くんだ。町の作りも横に広いから、郊外のこの店の後は、あっちの郊外のあの店へクルマで移動って感じになるのね。
原付のことは全く考えられていない車社会
それはそれでいいんだけど、クルマ社会だけあってさ、小さいバイクの事なんか一つも考えてくれてないんだよ!日本は二段階右折とか二輪車用停止ラインとか、良い悪いは別にして二輪車の事も考えてあるじゃない。でもこっちは原付の存在すらないから全く考えられていないの。
今までは田舎を通って来たからいいんだけど、サンディエゴみたいな超大都市になると、この小回りの利く原付はただの不便な乗り物でしかなくなっちゃうんだ。
車道の左隅を走って警察に怒られたこともあるし、路肩は自転車用ルートになってて走れないし。そして、道は知らない間に高速道路になったりするから、大都市がそびえたつ海岸線だけは絶対走りたくない感じ。
でもそんな道を通ってロサンゼルスまでは行かなきゃいけない。だから、なるべくスピード差が少ない道を地図で選んで進むのだけどね。今回の場合は、途中まではインターステートより海岸沿いを走って、途中から山を少し走る感じになるかな。
それでも原付でドライブを楽しむには少し無理があるかな。景色が素晴らしい海岸沿を走ってもクルマが多くてスピードもあって怖い。
原付の旅は不便なのがまた楽しいとも言えるのだけど、クルマ絶対な社会を見てたら、一度はクルマで旅をしてみたいなとも思い始めたよ。特に今日走った海岸沿いの道は、クルマで景色とムードに浸りながら走りたいと思ったよ。
<California>OCEANSIDEのモーテル(走行87km)
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