スーセントマリーの運河ツアーを満喫【カナダ横断ツーリング・バイク新婚旅行・24日目】
トリプーの日記
船のエレベーター、運河に感動
今のペースで走っていって、旅行の日程内でプリンスエドワード島に辿り着けるか、ザックリと計算してみたんだけど、見所を削ってもかなりギリギリだった。
予定では、スーセントマリーという町に2泊して、バイクの整備と観光をしようってことになってたんだけど、早めのチェックインをして1泊で済ますことにしたんだ。2泊から1泊にして時間もなくなったのに、バイク整備も観光もするからかなり忙しかった。
いつも出る時間よりも2時間早く宿をでて、スーセントマリーへ向けて出発。
山の中の高原地帯なのに、右手に見えるのは海にしか見えない湖を走って行く。海の感じは日本海風で、回りの風景は岩手県の山の中風。これはが気持ちいいったらありゃしない!気候も暖かくって、ニマニマしながら走ってたよ。
そしてスーセントマリーに到着。イエローページでバイク屋の場所を調べるまでもなく、バイク屋は走っていた道沿いにあったよ。お店の人に後でオイル交換しにくるよと言って、先に宿を探す。
ダウンタウンの宿は高いので郊外で行ってみた。ユースホステルもあったけど、回りに何もなさそうだったので、いつものごとく適当なモーテルへチェックイン。
その後、バイク屋へ行ってオイル交換をさせてもらった。オイルはカワサキ純正とペンツオイルがあったけど、とりあえずはカワサキ純正にしといたよ。
オイル交換代を抑えるために、受け皿とじょうごを借りて自分でやることにしている。こっちは人件費が高いから、道具だけ貸してくれて、やらせてくれるお店が多い。毎回はじめてのお店だし、適当にやっる整備士に当たる場合もあるから、費用抜きにしても自分でやる方が安心なんだけどね。
オイル交換を済ませても、まだ2時30分前!2時間早く出発した甲斐があった!これなら3時からの運河ツアーに参加出来るぞってことでダウンタウンまでバイクで行って、チケット売り場へ急ぐ!
なんとか出港3分前くらいにチケットを買って桟橋へいったら、30分くらい待たされた。なんてルーズ・・・。日本では考えられないよね。
運河クルーズは、運河を通るのがメインイベント。2つの湖は水位差があるから、水門をしめて水位をあわせて先へ進むようになっている。
まず、船が運河の中に入って、片方の水門を閉める。
そこへ水を入れて水位を上げていく。運河の中では水位がぐいぐい上がって、自分達のはいってきた水門しか見えなかったのに、水位が上がりきったときは、見晴らしが良くなってるんだ!不思議だよ!
水位が同じになったら、反対側の水門をあけて出て行く。つまり船ごとエレベーターに乗っているような感じ!社会科で習ったスエズ運河のしくみが、体験することでやっと分かった!
2時間のクルーズは楽しくてあっという間に終わったよ。乗客6人だったから、貸し切りの船のようだったのも良かったね。
運河クルーズをした海のような湖で、海にいるような大きな船も航行してるんだ。この大きな船達も運河を使ってスペリオル湖の方へ出ていってた。船の大きさといい、やっぱりここは海なんじゃないの?って思ったよ。
大きな船がたくさん通るのは、ここには工場なんかもたくさんあるんだ。湖だけど、海の沿岸部と同じように使えるから、工場なんかも増えたのだろうね。内陸だけど沿岸部ってのがすごく不思議。
Mの日記
落ち着いた雰囲気の運河ツアー
今日の一日は充実していた気がする。と言うのはいつもよりも早起きをしたから。一日を有効に使って、やっぱり早起きは三文の得だなとしみじみ感じたね。
まだ朝の冷えた空気の中を走るのってけっこう気持ちいいね。いつも空気は澄んでいるんだけど、一段と朝の空気は澄んでいる気がする。朝日に輝く湖もいつもよりも美しく見えたりするんだよね。
景色はTの行っているように山の中なのに、右手には海、という不思議な感覚。このスペリオル湖はバカでっかいのねぇ。水平線の見える湖なんだもの。海みたいなんだけど、磯の匂いはしないから、確かに淡水の湖なんだよね。途中で霧が出て、これまた幻想的な湖の姿を見る事ができました。
途中で休憩していると、カナダ人が声をかけてきた。家族連れみたいで、私たちの今までの旅とこれからの旅の予定を話したら少し驚いて、連れの家族に話していたよ。その家族はホワイトリバーという所から飛行機で車では行けない湖まで飛んで、釣りを楽しむと言ってました。なんて贅沢なんでしょ。そんな休日の過ごし方が出来るなんてね。
お昼にはスーセントマリーに着いたんだけど、印象のいい街ですね。同じ港町でもサンダーベイよりも数段からっとしていて明るい感じがしたの。街に活気があるっていうか・・・。
人口は80,000人位の中くらいの街。私たちにとってはこれくらいの規模の街がとっても行動しやすいのです。街がコンパクトにまとまっていて、何がどこにあるのかだいたい見当がつくから安心できるのです。
これから通 るかもしれないトロントなんか大きすぎて、二人とも恐れをなしてるので、通り過ぎちゃおう計画も出ていたりします。
今日のメインイベントは「運河ツアー」これは本当に良かった。なかなか体験できるものではないからね。二時間があっという間でした。
ツアーではアメリカ側の運河も渡るんだけど、アメリカ側は見学者がいっぱいいて、お土産やさんなんかもたくさんあって、観光地化してたな。
アメリカ側から出港しているツアーの船は結構人手があるのに、私たちが乗ったカナダ側からの船には自分達を入れて、6人しか乗船してなかったんだもの。でも、カナダ側の落ち着いた雰囲気の方が私は好きだなぁ。
そんなこんなで二泊の予定だったスーセントマリーでする事は今日で全部できちゃったので、明日も移動日とあいなりました。明日も早起きするぞ〜!
<Ontario> 宿泊:スーセントマリーのモーテル 走行:255km 天気:晴れ
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