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<TRIPOO!! 〜バイク・自転車・釣り日記〜>バイク(KLR650・XR100)、自転車(Vigore)、釣り、DIYなど趣味の日記

トリプーの日記

西へ行くか、北へ行くか

昨日泊まっていた町が、北と西へ行く道の分岐点だった。どちらの道を使っても、カナダへは入れる。

パッと見は、西へ向かってバッファローからカナダへ入る方が早そうに見えるのだけど、地図の距離を見比べると、北へ向かった方が早いみたい。

ナイアガラではついてない事がいっぱい起こったし、観光客で国境も混んでいそうだし、距離はともかく北への道を使ってカナダに向かうことにした。

カナダに入国しカルネにハンコをもらう

カナダをずっと走ってきたからか、近づくにつれてウキウキしてきた!エンジンもアクセルも軽い気がするよ。そして快調に走って、カナダ国境に到着。

国境では、高速道路料金所のようなゲートに並んで入国をチェックされるんだけど、ここの国境は通る台数が多いからか、後部のナンバープレートを見るカメラがあったんだ。係官にナンバーを見られたら、何か聞かれるなと思ったね。だって、見たことないナンバーだろうから。

今回は、書類のこともあるし、不審に思われて聞かれたほうが都合良いきもしたけどね。

アメリカから送るつもりだったので、カナダのカルネを一回切ってしまったので、カナダからバイクを出すために、カルネにカナダに入国したというスタンプを再度もらわなければいけなかったからなんだ。

案の定、国境の係官は「どこのバイクだ?」っていうことを聞いてきた。だから「日本のバイクで、日本から持って来た。カルネを使って持ち込みたい。」と説明したら、オフィスの方へ行ってくれと言われた。面倒なチェックは、別の窓口できちんとやるんだね。合理的。

「インターナショナルモーターサイクル? ATAカルネ使用? チェックドキュメント。」って書いた紙をもらって、パスポートも何も見せないでゲートを通過。そしてオフィスへ出向いて、先ほどの紙を渡しつつ、バイクのことを説明。

少し待たされたけど、上の人に話しを通しつつ、無事にカルネに入国の記入をしてもらえた。これでバイクを送る準備は整った!

国境を越えてから、キレイな川に島々がたくさんある美しい風景に歓迎された。1000アイランドっていうという所だったかな。残念ながら橋の上を走っていたから写真は撮れなかったけど、その美しい風景にみとれたよ。

 

トロントの大渋滞は恐ろしい

だんだん町が近くなってきて、ついにトロントに辿り着いた!着いた時は夕方の帰宅ラッシュの時間で、とにかく渋滞がひどかった。

通った道は、エキスプレスっていう道と、中央分離帯一つ隔てた側道みたいな道があるんだけど、見た目は方側8車線とか9車線!!!両側で16車線とか18車線ある。

その全部の車線にクルマが溢れかえって渋滞してるのに、車間距離もなく走るからオッカナイオッカナイ!巻き込まれないように注意しながら走ってたけど、日本の渋滞なんか目じゃないくらい恐かった。

なんとか無事に渋滞を抜け、トロントの隣町の運送会社に近い所所に宿をとり、一息ついてからバイクを洗いにいった。ケミカルもないから、なかなかキレイにならないけど、ご苦労様と声をかけながら2人で洗ったよ。短期間に1万キロの走行、ほんとご苦労様。

洗車が終わってから、ジーンズでは入れそうもない雰囲気のレストランにいった。Mが書いてるけど、安いのにとても美味かったな。旅の後半は、ご飯はまぁまぁ贅沢してるんだよね。

 


 

Mの日記

高速道路の二人乗り

昨日の日通ボストンでの出来事を思い出さない様にしようと思っても、悔しさからか思い出しては「大丈夫かもしれなかったのになぁ」と残念がってばっかりいましたね。

でも、昨日頑張って走ってかなり走行距離が伸びたから、今日中にトロントに入れる事は確実となったので、結構心の中ではホッとしてはいたんだけどね。

二人で「こうなったら早くカナダに入りたいね」って言って、ナイアガラを通らない早くカナダ入り出来るコースを選んで今日もひたすら進みます。

今回タンデムで走行速度100キロ以上を経験したけれど、大型バイクなら安定した走りだし、後ろに乗っていても恐怖感はありませんでしたね。

日本でも高速二人乗り解禁が噂されているけれど、大型車に限定すれば何も問題ないんじゃないかと思いますね。今回あれだけの荷物を積んでの走行が可能だったのですから・・・。

こっちだと結構歳のいった夫婦が大型バイクのタンデムで旅をしている姿をよく見掛けて「いいなぁ」って思いましたもん。日本も早く二人乗りでの高速走行が可能になればいいのにな。

 

カナダに入国してホッとする

国境ではまたメンドウなカルネにサインをしてもらう作業があったんだけど、順調に手続きが済んで再度のカナダ入りを果たしました!

なんか無性にカナダに帰ってきたのが嬉しくて、私たちの好きなカナダの「ハスキー」というガソリンスタンドが見えたら思わず寄り道してしまいました。

やっぱりアメリカよりもカナダの方がホッとするんだよね。今までずっとカナダにいたせいもあるし、思い込みもあると思うんだけど、カナダの方が自分に合ってる気がします。都市部であっても親切な人が多いし、治安がいいし、キレイだしね。

 

バイクを洗車

それからもひたすら西のトロントを目指してひたすら走っていきます。夕方になってトロントにやっと入ったんだけど、帰宅ラッシュともあいまって道路が大渋滞。両側16車線がびっしりとクルマで埋まってるの。すごい光景だったよ。

この時ばかりはヒヤヒヤしたね。車線変更を盛んにするクルマはいるし、車間距離は全然取ってないしね。

そんな渋滞を抜けて、今日はトロントの隣町に宿を取って、明日のバイク輸送手続きに向けて洗車をしたの。どろどろの車体がきれいになって、バイクも嬉しそう。

あらためて良くこんなに重い荷物と二人も乗っけて一万キロも走ったもんだと感心したね。タイヤももったし、今回持っていったスペアパーツは使わずに済みました。良く頑張ったバイクです。

 

安くて美味しいシーフードレストラン

夕飯は宿の近くにあったシーフードレストランで食事。

看板を見て気になって入ったんだけど、中は薄暗いムーディーな感じでお客さんもそれなりの格好をしてたし、ウエイターさんも年配のダンディーな人が蝶ネクタイをしているようなお店で、始めはしり込みしたんだけど、お手ごろな値段でとっても美味しいシーフードを食べる事が出来ました。

後から日本人の年配の団体観光客らしい人達が20人くらいやって来たの。その添乗員の人が「ここは手ごろな値段で美味しいですよ」って言ってたもんな。こんな郊外のお店にわざわざ連れて来るのも珍しいなと思ったんだけど。

さあさあ明日はKLR650としばしのお別れの日です。本当にご苦労様って言ってあげたいね。

 


 

<Ontario> 宿泊:トロント郊外のモーテル  走行:505km  天気:晴れ

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