手ぶれ補正付きX-S10でヨコハマミライトの夜景を撮ってみた
最近購入したボディー内手ぶれ補正を内蔵したフジフィルムのX-S10と、XF16-55mm f2.8・レッドバッジレンズを持ち出して、横浜のイルミネーション・ヨコハマミライト2020へ行ってきました。
X-S10ボディー内手ぶれ補正がどんなものか、手ぶれ補正がないXF16-55mm f2.8との相性などを確認しながらブラブラと散策しました。
X-S10が気になっている方に、どんな感じで撮れるのか、作例を交えながら紹介したいと思います。
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中級機なのに手ぶれ補正付き!フジフィルムX-S10を購入!
2020年11月に発売されたフジフィルムのX-S10を購入しました。比較的リーズナブルな価格でコンパクト、そしてボディ内手ぶれ補正を内蔵したカメラです。
オリンパスが先行していたボディー内手ぶれ補正を各社が積むようになってきており、フジフィルムも中級機種にも搭載してきたので買いやすくなりました。
フジフィルムのレンズには手ぶれ補正がついていないレンズも多いため、ミドルグレードへの手ぶれ補正機能は待望されていた機能なのです。
実際、私が最近よく使っている、XF16-55mm f2.8・レッドバッジレンズは手ぶれ補正がついていないため、スローシャッターを手持ちで使いたい時に使えないジレンマがありました。写りがとても良いレンズだけに惜しかったんですよね。
ボディー内手ぶれ補正がついたフジフィルムのXS-10とXF16-55mm f2.8 レッドバッジレンズはとても相性が良いはずなので、お散歩やツーリングのメイン機としてものすごく便利なのではないかと思ったのです。
カメラの使い勝手についてはまた別記事で書きたいと思いますが、操作性も良好です。
巷で言われているバリアングルよりチルトの方が良かったという意見は、その通りですが、ボタンなどはX-M1、X-T20よりとっつきやすく分かりやすいです。
そんなことより、まずは試し撮り!三脚などは一切持たずに、ボディ内手ぶれ補正付き身ラーレるカメラのX-S10と、手ぶれ補正なしのズームレンズXF16-55mm f2.8だけを肩からぶらさげて夜の横浜へ出発です!
もし気になっていて買う場合、少しの費用でメーカー同等の保証を5年つけられるカメラのキタムラがオススメです。
イルミネーション「ヨコハマミライト2020」をXS-10で撮る
ヨコハマミライト2020は、横浜駅東口のベイクォーターから桜木町の日本丸まで続くイルミネーションです。
クルマを日本丸近くに置き、肩からXS-10をぶらさげて気軽な感じで写真を撮りながら歩いてみることにしました。
スタート地点は日本丸。イルミネーションを撮る前にまず日本丸を一枚撮ってみました。
同じ場所、同じレンズで、X-T20の写真を撮っていますが、X-T20より圧倒的にシャープで高精細な印象。2世代違うのでかなり進化していますね。
ちなみに、絞りをf8まで絞って光芒がしっかりと出るように撮ってみましたが、どれも失敗していません!手持ちで光芒を出すのはX-T20だと難しかったので嬉しいところです。
カメラを買ったばかりの設定でISOの上限12800になってたんですが、余裕すぎるのでここで上限3200に設定変更しました。
もっとISOを下げても大丈夫そうでしたが、限界をさぐるわけでもないので、失敗率低くそうなところで抑えておきました。
色が綺麗なハードロックカフェのギターの写真です。ハードロックカフェ世代ではあるので、このロゴやギターには惹かれるものがありますね。
ここは解放f2.8で撮ってるので、手ぶれ補正なしの機種でも撮れますが、発色やシャープさなどはとても良いですね。イメージセンサーX-Trans CMOS 4もなかなかGOODです。
本格的にクリスマスのイルミネーションを見て回ります。まずは、ドックヤードガーデンのイルミネーションです。
行ったのは日曜日でしたが、思ったより人がおらずポツポツと写真を撮りに来るカップルなどが来る感じでした。
シャッタースピード1/20なので手ぶれ補正にはまだ余裕がありますが、まったく手ぶれしませんね。
手ぶれ補正なしだと厳しいシャッタースピードですが、上限ISO3200も設定してあれば、街中なら何も考えずに撮っても失敗しなそうです。
クイーンズスクエアの入口を撮ってみました。シャッタースピードを1/5まで落として、歩いてる人をブラしました。撮った時点で顔がボケているのでレタッチいらずです!
クイーンズスクエアのクリスマスツリーもちょっと見てきました。人形があり、ディズニーのイッツアスモールワールド的なファンタジーな感じのツリーでした。
クイーンズスクエア屋外の植え込みもライトアップされていました。植え込みの中の通路が歩けるようになっているので、インスタ映えする自撮り写真も撮れそうでしたよ。
ここではf11まで絞ってキラキラな光にして撮ってみました。シャッタースピードは1/5。
6.0段の手ぶれ補正なので、最近の機種の中では低めの数値ですが、1/4、1/5のシャッタースピードは安心して使えそうなので、滝なんかもいい感じに撮れると思います。
ヨコハマミライトから脇道へそれてしまったのでコースに戻り、グランモール公園へと歩いていきます。
横浜は回りに店舗があり明るいからか、渋谷の青の洞窟のような囲まれているような感じではありません。もっと開放的な印象ですね。
妖艶な色を放っていた横浜美術館も撮ってみました。開放f2.8にすると、手ぶれ補正があれば余裕の1/20というシャッタースピードでした。
それでもISO感度は上限まで行きません。ISO1600くらいでも手持ちで安定して撮れそうです。
このグランモール公園にヨコハマミライト2020のメインビジュアルになっていたトレリスがあったのですが、加工された写真のイメージがキラキラすぎ、実物がしょぼく見えてしまい通過・・・。
子供達は光を踏んで遊んでいました。代わりにMARKISみなとみらいの前で並木道を少し引いて撮ってみました。
並木道だけではなく道の端のほうにもちょこちょことイルミネーションがあるので、飽きずに歩いて行くことができますね。
MMテラスのあたりから木の種類が変わって常緑樹になり雰囲気が変わりました。色々な写真を試したいので、上に広がるビルを入れて撮ってみました。
横浜アイマークプレイス前に来ると、上から下へ白い光が流れるイルミネーションが木に取り付けられていました。これは動きがあってとても綺麗ですね!
手ぶれ補正がないと点になってしまう白いイルミも、スローシャッターで白い長い線として写すことが出来ました。これはX-T20で三脚を持っていなかったら悔しくなる場面ですね。
ついでに、ファミマ!横浜アイマークプレイス店。インパクトのあるロゴ看板が特徴的です。青ーく輝いてゲームの中のようでした。
そこからコースを少し進むと可愛らしい植え込みがありました。青い光もいいですが、こういう黄色い光に赤い飾りもまたいいですね。クリスマスっぽいです。
ツリーに取り付けられたオーナメントもとても可愛いので、近寄ってパシャ。ハートがいいです!
さてまたルートに戻って先へと進んで行きます。ヨコハマミライト2020のルート上は青い光で照らされているので、地図がなくても光をたどって歩いて行けます。
日産までやってきました。なんとなく撮った一枚なのですが、家で見てみると星がいくつか写っていました(サイズと解像度下げているのでブログでは見えませんが)。
感度をあげてスローシャッターを使えば、手持ちである程度の星なら撮れるのかもしれません。
レンズに手ぶれ補正が付いた時に凄い時代になったと思いましたが、シャッター押せば何でも撮れる時代になってきましたね。
日産を抜けてはまみらいウォークの区間に入ると、ゴールのベイクオォーターはすぐそこです。
まだ少し時間があったので、ちょっと脇道へそれて川沿いからベイクオーターを撮ってみました。ベイクォーターは明るいので賑やかな感じがいいですよね。
明るい所だけでなく、暗い所も撮ってみました。ISO3200あれば橋の裏側でもなんの問題もなく綺麗に撮れますね。f4で1/8秒でした。
さらに回りをウロウロ。横浜三井ビルディング方面へと向かいました。横浜三井ビルディングの前の像は、親近感が沸く体型が素敵です。
コースに戻りつつ、高速道路から見えたマルイのビル壁面のツリー。青以外にも黄色や緑などが点灯します。
個人的には緑が綺麗に感じましたが、立ち寄った時の色が青だったので、写真も青です。
マルイ横の星降るテラスからコースに復帰。ビルとビルの間にかけられた星のようなイルミは、いろいろな色に変わります。
近くで見ると配線が見えてしまいますが、遠くから見ると本当に星のようで綺麗でした。。
ハマテラス、カモメ遊歩道を歩いてベイクォーターに到着!メイン広場へクリスマスツリーを見に行きました。
サーカスがテーマで、ツリーはオーソドックスな色合いでとても良かったです。
ツリーの下に飾ってある小物もとても可愛いんですよ!
時間もなくなってきたので、ベイクォーターからは一直線に駐車場へ戻るつもりでしたが、ランドマークタワーのツリーも見たくなり、ちょっと見ていきました。
ちょうど20時で色が変わる時間だったのはラッキーでしたが、ツリー正面ではない所に出てしまいました・・・。
クリスマスツリーのイルミネーションショーを見学してから正面へ。これが通常のランドマークタワーのクリスマスツリーです。繊細でゴージャスな感じですね。
ランドマークタワーのクリスマスツリーを見て今回の散策は終了〜。ブラブラと歩きながらパチパチと写真を撮ってきました。
適当にシャッターを押すだけでも失敗がほとんどないという結果でした!
フジフィルムX-S10と16-55mmf2.8のレンズの相性はバッチリでした!
手ぶれ補正がついていないものの写りがとてもいいズームレンズと、ボディー内手ぶれ補正が付いた富士フィルムの中級機・X-S10は相性バッチリでした!
レンズは少し大きめですが、本体も軽く小さくので、散策カメラやツーリングカメラとしても便利です。
もし気に入って買うのであれば、少しの費用でメーカー同等の保証を5年つけられるカメラのキタムラもオススメです。
いままでだったらレンズを変えるか、三脚を使うか、諦めるか、の3択でしたが、機材を増やさずにこのセット一つでかなり色々撮ることが出来ます。なんかとてもいい買物をした気分です!
夜景だけでなく、バイクツーリングにもこのフジフィルムのX-S10を持っていくつもりです!
手ぶれ補正は予想通りに良かったですが、高精細な写りもしていますので、昼間にどんな写真が撮れるかも楽しみです!
お散歩カメラに最適なフジフィルムX-S10についての記事を書きました
カメラ自体の使い勝手や大きさなど、X-S10のカメラの魅力について書きました。こちらも是非お読み下さい!
夜景撮影が上手くなりたい
夜景写真をする上で知っておきたい気象条件などの話から、撮影テクニックや機材について一通り書かれています。
私は歩きながら適当に撮ってしまいますが、綺麗な夜景写真にチャレンジしたい方の参考になる本です。
ヨコハマミライトの公式ホームページ
<次の記事へ> スリック三脚のエレベーター補修部品を購入してみた
<前の記事へ> 8枚羽根で夜景が撮りたい!24-105mm(旧型)レビュー
新製品に飛びついたんですね!!
X-S10、クラシカルなX-Tシリーズが好みなので微妙なデザインと思ってますが、使い勝手は向上しているようですね。
オリンパスOM-Dを使うようになってからは夜景が手持ち撮影できちゃう素晴らしさに感動しきりでしたが他社もかなり良いボディ内手ブレ補正が次々と出てきましたね。
横浜の夜景もランニングコースでしたが今は遠い異国のような場所です(苦笑)。
珍しく飛びつきました(笑)X-T4しか付いていなかったら飛びつかなかったと思います(お値段的に約半額なのは大きいですねw)
ぼくもデザインはX-Tシリーズの方が好きです。それに単焦点つけるととてもクラシカルいいですね。
でもメインで使ってるズームが大きめなので、バランス的にはX-S10の方がいいし万能です。
手持ちの夜景などはIS付きのレンズで対応していましたが、ISないレンズでも安心感があるのがいいですね。
横浜はたしかに異国ですね・・・。