自転車を譲った時に必要な書類や、防犯登録の抹消方法は?
先日自転車を譲りましたが、自転車を譲る際には自転車防犯登録の名義を変更する必要があります。
今回は少々めんどくさいその手続きについて書いてみようと思います。各県によってルールが違いますが参考にしてくださいね!
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自転車売却時には、防犯登録の名義を変える必要があります
盗難などの際に警察が自転車の持ち主をチェックできるようにする制度が自転車防犯登録です。自転車の名義を明確にするわけですね。
そのため自転車を手に入れた時は必ず自転車防犯登録をしなければいけません。新車でも中古でもです。
自転車防犯登録の名義を変えるには、自分の自転車の防犯登録を抹消して、譲った相手に自転車防犯登録をしてもらいます。
もし自転車防犯登録を自分の名義のまま譲渡してしまったら?
自転車の防犯登録を抹消せずに自転車を譲渡すると、使用していないにも関わらず所有者としてデータが残ってしまいます。
譲った自転車が盗難されたり犯罪に使われた場合は、警察から連絡があり事情を聞かれる場合があるんです。そんな連絡が来るのはイヤですよね。
警察が自転車を停めて盗まれたものでないか防犯登録のチェックすることもありますが、他人の自転車という事になっているので、譲られた相手の方も困ってしまいます。
自転車を利用する者は自転車防犯登録を受けなければならないと法律で定められています。罰則はないですが、自転車の所有者を明確にしておくことはとても大切です。
自転車に譲渡に必要な書類は?
自転車を譲ったら、防犯登録カードの抹消控や譲渡証を渡し、相手が住んでいる県で防犯登録をしなおしてもらいます。
そのため、新所有者が防犯登録が出来るように、まずは譲渡する自転車の防犯登録の抹消をしなければなりません。
自転車防犯登録は、神奈川県の場合7年間、東京都の場合は10年間、埼玉県では8年間データが保管されています。県ごとにまちまちですが概ね7〜10年の間です。
有効期間が過ぎていれば末梢の必要はありませんが、防犯登録が有効の場合は自分の自転車の防犯登録を抹消する必要があります。
それでは、自転車の譲渡に必要な書類について説明していきますね。
譲渡証
まず必要なのは譲渡証です。前所有者の連絡先、新所有者の連絡先、自転車のメーカーやサイズ、フレーム番号などを書き込みます。書式は決まっていません。
防犯登録証の抹消の控えを渡せば大丈夫な場合もありますが、所有権が明確になるので渡しておきましょう。
下記より書式をダウンロードできます
防犯登録証(末梢の控え)
防犯登録の抹消によって自分の防犯登録のデータが消され、譲った相手が自転車を登録することが出来るようになります。(同じ県での譲渡の場合は、末梢と登録を同時に行える場合もあります)
抹消した場合は自転車防犯登録の抹消済みの控えを、防犯登録の有効期間が過ぎて自動で抹消されている場合は自転車防犯登録の控えを渡します。
防犯登録データ抹消手続きの委任状
自分で防犯登録の抹消手続きを行う場合は必要ありません。
自分で抹消をしたほうがトラブルが少ないのでおすすめですが、何も書類が残っていなくて元の持ち主が何もやってくれない場合などに委任状が必要な場合があります。
下記より書式をダウンロードできます。
防犯登録抹消はどこで手続きするの?
自転車防犯登録の抹消は、登録をした県の自転車店や警察署ですることが出来ます。(警察署では出来ない県も多いです)
県ごとに管理されているため防犯登録をした県での登録末梢が基本で、他県で登録したものは末梢出来ません。
神奈川で登録したものは神奈川で、東京で登録したものは東京でする必要があります。
先ほど警察署と書きましたが、神奈川県や東京都では警察では防犯登録業務を一切受け付けていないので、自転車店や自転車を売っているホームセンターなどの防犯登録所へ行く必要があります。
細かなルールを一つ一つ追えないので、詳しくは各県の自転車防犯協会などのページなどを参考にしてくださいね。
ちなみに私は大手自転車店であるサイクルベースあさひでお願いしました。抹消と登録を2度ほどやったことがありますが、普通にやってくれました
こちらにサイクルベースあさひの店舗情報を載せておきますので、困ったら相談してみてくださいね。
防犯登録末梢に必要なもの
自分の自転車の防犯登録の抹消に必要なものは、下記の3点です。3点を持って防犯登録をした県の自転車店などで抹消手続きをします。
●自転車防犯登録カード(お客様控) ●自転車 ●身分証明書
自転車を持って自転車店へ行き抹消の手続きが終わると、抹消手続きをした自転車防犯登録カード(お客様控)がもらえます。
自転車防犯登録カード(お客様控)を紛失していたら?
自転車防犯登録カード(お客様控)を紛失してしまった場合、身分証明や申請用紙を提出することで抹消することも可能です。
警察で防犯登録の照合をしてもらい証明書を書いてもらった上で手続きしたり、本人に限って警察で抹消してもらえる県もあります。
各県によって手続きがまちまちなので、詳しくは自転車防犯協会などに相談してください
引っ越していて登録した県が遠いのだけど?
こちらも自転車防犯協会などに相談してください。面倒ですが問い合わせて必要な手続きをクリアするしかありません。
ちなみに引っ越した時には、引っ越し前の防犯登録を抹消、引っ越し先での防犯登録をしないといけない決まりがありますので、後々面倒にならないように引っ越し時には手続きしておきましょう。
新所有者が防犯登録をする
・譲渡証 ・抹消手続きをした自転車防犯登録カード(お客様控) を新所有者に渡します。(有効期間がすぎて自動で抹消されている時は、登録時の自転車防犯登録カード(お客様控)を渡します)
新所有者が、書類と自転車を持って自転車店へ行き、自転車防犯登録をしてもらえば名義変更の手続きは完了です。防犯登録の登録料金は600円(非課税)です。
その際にもらえる防犯登録の控えは、後で売るときや引っ越しの際に必要なのでしっかり保管しておきましょう。
今回は登録も大手自転車店のサイクルベースあさひでお願いしました。
県によって手続きのルールが若干違いますが、概ねこのような形で自転車の譲渡を進めます。しっかり名義を換えて安心して自転車に乗ってくださいね!
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