錆落としと耐熱塗装で新品のようなマフラーに！〜天涯レストア15
錆びていたカワサキ天涯のマフラーを塗装しまして、見違えるように綺麗になりました。
錆を落として耐熱塗装をし、乾燥炉で焼き付けもしました。今回はその作業記録です。
＜スポンサーリンク＞
錆びたマフラーは耐熱塗装しよう
マフラーやエキパイは錆びのある状態でした。黒い耐熱塗装をしてあるタイプは気がつくと茶色くなっていますよね。
特にエキパイは高熱にさらされながら小石や雨が当たるので、なかなか黒い状態をキープは出来ません。
サイレンサー部分もけっこう錆びていました。サイレンサーを振ると中で錆がカラカラと動く音もしました。
後端のあたりは綺麗に塗装が残っていますが、他の部分は塗装の下は錆びていそうですね。
ヒートガードも錆が酷かったです。ビスが入る部分は腐食して穴があいていので交換したいところです。
新品部品は出ないのでとりあえず塗りますが、もう少し状態のいいヒートガードを探したいです。
グラインダー+ワイヤーブラシで錆を落とす
刃研ぎグラインダーにカップワイヤーブラシなどを取り付けて錆をとっていきました。
大きな面は大きめのカップワイヤーブラシを使いました。
細かい部分は細めのワイヤーブラシを使いました。
サイレンサーの細いパイプ部分をワイヤーブラシで磨いてみると
こんな感じに錆が落ちていきました！
サイレンサー部も綺麗にしていきました。
ヒートガードの裏側部分は錆が本当に酷かったです。
表面はだいぶ綺麗になりました。
ワイヤーブラシを使う時は、部品を固定して手にケガをしないように注意してくださいね。
裏面は全然だめですね・・・。
薬剤などを使わないと難しそうですが、程度のよいものへの交換も考えているので適度なところで終了。
この作業で使った刃研ぎグラインダーとワイヤーブラシのは、こちらで紹介しながらレビューしています。
錆落としに便利な刃研ぎグラインダーとワイヤーブラシについて興味があれば、こちらも是非ご覧ください！
耐熱塗料（WAKO’S HR-B）でマフラーを塗る
錆取りは完璧ではないですが・・、古いものなのでそれなりに持てばよしとして塗装作業に入りました。
ワイヤーブラシでマフラーに傷が入っているようになっていますが、塗料を塗ると分からなくなります。
手順としては、まず塗装する部品をシリコーンリムーバーで脱脂します。
そしてWAKO’S HR-Bを使って塗っていきます。つや消しブラックの色味や仕上がり、使い勝手も気に入っています。
マフラーはぶら下げて塗ることにしました。
何回かに分けてWAKO’S HR-Bを塗っていきました。塗料ののりも良くて綺麗に仕上がりました。
エキパイやその他の部品も同様にぶら下げて塗っていきました。
エキパイは錆が凄かったのでみちがえりましたね。
細かなパーツではエキパイをとめるステーの錆が凄かったです。この部品も出ないので一応塗っておきました。
表面がボコボコですね・・・。探せばサイズの合う新品はありそうですが、念のためキープです。
マフラーまわりの全部のパーツを塗り終わりました。
しかし耐熱塗装は乾燥炉で焼き付けしないと完全効果しないのでもう一仕事あります。
WAKO’S HR-Bの塗料や純正色との色の違いについては、別記事で紹介しつつレビューをしています。
耐熱塗料のWAKO’S HR-Bが気になる方はこちらの記事も是非読んでみてください。
耐熱塗料と乾燥炉で焼き付け完全硬化させる
当初はエキパイとサイレンサーはエンジンの熱で焼いて、細かい部品だけ石油ストーブで焼こうと思っていました。
しかし、150度で1時間の焼き付けが必要なのですが、サイレンサー部分はそこまで温度が上がりませんよね。
ということで耐熱塗料を乾燥させるための焼き付け釜を製作してマフラーを焼くことにしました。
釜の中にエキパイが入っていないのは、エンジンで焼く予定で取り付けちゃったからです・・・。
火を起こしてフタをして焼き付け開始！
釜の中は200度以上がラクラクキープ出来またのでバッチリでした！
無事に耐熱塗料の焼き付けを終了。しっかりと完全硬化させられたので一安心です。
この耐熱塗装乾燥炉は、KLR650A型のマフラーなどにも使いたいと思い、何度も使えるように考えました。
炭が熱源なので起動に時間はかかりますが、個人としては使い勝手もいいと思います。
気になるようであれば、こちらに製作日記がありますので是非読んでみて下さい！
マフラーの耐熱塗装が終わりました。次は出来上がったマフラーの取り付けをしたいと思います！
バイク用品を買うならWebikeが便利！
商品を色々検討しながらバイクの用品を通販で買えるのがWebikeです。買う商品は決まってないけど信頼のあるブランドの中から検討したい時に特に便利です。
信頼性の少ない商品は排除しながらも品揃えも良いのですし、大手バイク用品サイとならではの安心感があります。
＜次の記事へ＞ スタッドボルトを入れてマフラー取り付ける〜天涯レストア16
コメントはありません