ワコーズHR-Bの作業性や仕上がりは?純正色との比較も!
マフラーなどの耐熱性が必要な部分には耐熱塗料を塗りますが、私が使っているワコーズHR-Bという耐熱塗料を紹介したいと思います。
おそらく他社製品でも似た性能だとは思うのですが、とても塗りやすく綺麗に仕上がり、つや消しブラックもいい色なので気に入っています。
純正マフラーの耐熱ブラックとワコーズHR-Bの耐熱ブラックの色の比較もしましたので、耐熱塗料選びの参考にしてもらえればと思います!
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ワコーズ HR-Bはどんな塗料?
ワコーズ HR-Bはの600度まで耐えられるシリコーン系樹脂の耐熱塗料で、マフラーやエンジンなどの高熱になる部分に使います。
色は、つや消しのブラックのHR-BとシルバーのHR-Sの2種類があります。
塗装後は常温で乾燥して手で持てるようになりますが、完全に硬化させるには150度以上で1時間の焼き付けが必要です。
ワコーズ HR-Bは今までに何度か使ったことがある製品ですが、ワコーズ製の安心感はもちろん、塗りやすく綺麗に仕上がる耐熱塗料だと思います。
防錆効果や耐久性はどうなの?
エキパイの焼ける部分はさすがに色が変わってきますが、数年で変なヒビ割れなどが起こったことはありません。
自分が乗っていたバイクに関して言えば、経年劣化は自然な感じで進んでいきました。錆に関しても問題なかったです。
錆が多くて取り切れない場合の防錆効果は長期テストをしていないので分かりませんが、他社と比較して悪いということはないかなと。
なんだかんだワコーズ製品は安定感がある製品が多いですしね。耐久性については何かあれば報告したいと思います。
つや消しブラックの色味は?純正との色の違いは?
ワコーズ HR-Bのブラックは、つや消しのブラックです。自然乾燥の後に150度で焼き付けをしてもツヤは出ません。
カワサキの純正マフラー新品を持っているので、色の違いを比較してみました。
上がワコーズ HR-Bで塗ったもの、下がカワサキの純正マフラー(新品)です。
カワサキの方は、比較するとほんの少しツヤがあるように見えますね。純正が青みが少し入って深い感じでしょうか。
写真で見るほど色の印象は変わりませんが、ワコーズ HR-Bの方がよりツヤ消なのは確かです。
紹介の所で書きましたが、ワコーズ HR-Bは塗りやすくムラにもなりにくいので、純正新品に負けない綺麗さで仕上がります。
作業性は良好!塗りやすく綺麗に仕上がる
他の耐熱塗料は若い頃に使っただけなのでよく覚えていませんが、たぶんコレより塗りにくかったです。
ワコーズ HR-Bは、はじめて使った時に「塗りやすい!」と感じたんですよね。
割とすぐに乾いてきますし、作業性がとても良く綺麗にムラなく塗りやす塗料だと思います。
では塗ってみましょう。塗る前にはシリコーンリムーバーなどで脱脂をしてから塗り始めます。
塗装は2度塗り3度塗りをしますが、1回目から色がしっかりのってくれるので、すぐに色が濃くなっていくのも気持ち良いですね。
若干他社より高めですが、つや消しブラックの色、作業性や仕上がりに満足しているので、ワコーズHR-Bを使っています。
焼き付けをしないとどうなるの?
ワコーズHR-Bは常温で乾燥して手で持てるようになりますが、完全に硬化させるには150度以上で1時間の焼き付けが必要です。
見た目的には大きく変わりませんが、パーツクリーナーなどで塗装面を拭いてみると良く分かります。
塗って乾かしただけのもは、下の写真のように黒い塗装がウエスについてしまいますので、こすると取れてしまうということです。
焼き付けをすると完全硬化するので、パーツクリーナーなどで塗装面を拭いても黒い塗料はつきません。
マフラーやエンジンなどはエンジンの熱で硬化させる手段もありますが、熱が入りにくい所は焼き入れをしないといけません。
焼き付け作業や実際の作業レポート
耐熱塗料 ワコーズ HR-Bは焼き付け作業が必要ですが、焼き付け用の釜を作って焼き付けしました。
こちらについても後日レポートしたいと思いますのでお楽しみに!
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