緩勾配のソーラーパネルでも水や汚れが排出できる金具を装着
我が家のソーラーパネルは緩勾配の屋根に取り付けてあります。
緩勾配の屋根にソーラーパネルを取り付ける場合、発電効率以外に汚れが貯まりやすいという欠点があります。
緩勾配の屋根に設置したソーラーパネルから汚れを排出するための器具を紹介したいと思います。
緩勾配の屋根のソーラーパネルは汚れが貯まりやすい
緩勾配の屋根にそのままの角度でソーラーパネルを取り付ける場合、2つの欠点があります。
まずは効率。
一般的には南向き30度の勾配が高効率といわれています。
DIYの場合は多少効率が落ちても、台風時の風当りが弱い方が安心なので、うちでは金属屋根と同じ角度で取り付けました。
2つめは汚れです。
普通の屋根勾配がある家では、雨で汚れが流されて清掃はあまり必要ないと言われています。
しかし、ソーラーパネルを取り付けた屋根は、0.5寸勾配(約2.86度)なので汚れが貯まるのは分かっていました。
表面張力があるためパネル外側の段差を水が乗り越えられず、雨水がしばらく貯まってしまうからです。
取り付けてからソーラーパネルを観察していますが、黄砂の時期などはかなりの砂がパネル全面に付着します。
雨が降ると、ほとんどの汚れは流されていきますが、パネル下側の左右には砂などの汚れが貯まっていました。
パネルは取付金具の外側が重みで垂れるため左右が汚れ気味になりますが、左右中央まんべんなく汚れぎみのものもありました。
このままでは汚れが固着しそうなので、パネルの様子が分かったところで対策をすることにしました。
毛細管現象を利用した雨の排出金具(排水バックル)
取付時から砂などの汚れの問題は出てくるのは分かっていたので、いろいろ検討していました。
雨水排出用の金具は、細い管状の隙間があると水がその隙間を上ってくる毛細管現象を利用した構造になっています。
屋根に枯葉やゴミがあったときに、屋根の下に水が浸入したり、瓦の隙間を水が上がって雨漏りを起こすこともある現象です。
自作で金具を製作している人もいたので最初は私も自作を考えていたのですが、普通にAmazonで金具が売っていました。
「太陽光発電パネル 排水バックル」とか「ソーラーパネル 排出クリップ」とか呼ぶみたいで自作するより安いですね、
うちのパネルは30mm圧なので30mm圧用の20個入りを試しに購入しました。
[amaon]
排出金具(排水バックル)の取り付け
排出金具(排水バックル)の取り付けはとても簡単で、ソーラーパネルにはめ込むだけです。
内側もパネル面に引っかかっているので、外そうと思わない限り外れることもないとないと思います。
取り付け場所は両サイドだけでもいいような気がしましたが、左右と中央に付けました。
ソーラーパネルに溜まった水は本当に水は排出される?
水をソーラーパネルの上にかけてみると、かなりの勢いで排出されました。
下の2枚の写真が同じ時間に撮った写真です。ちゃんと排出しているのが分かると思います。
<太陽光パネル排出バックル取付前>
<太陽光パネル排出バックル取付後>
汚れたまま、雨を一回受けてみた
排出金具(排水バックル)はお試しに買ったので、まだ全部取り付けしていません。
取り付けしてからパネル清掃しようと思っているので、清掃せずに排出金具(排水バックル)の使用前・使用後を見てみました。
砂はこんな感じにたまっていました。
上のパネルに排出金具(排水バックル)を取り付けて、雨が一回降った後の状態が下の写真です。
排出金具(排水バックル)を全部に取り付けたら一度砂部分を洗おうと思ってますが、雨だけでもだいぶ砂は流れてくれました。
何度か雨が降ったらもっと綺麗になりそうです。
効果とサイズが確認出来たので、必要個数を注文しました。
海外から送られてくるので少し待ちますが、太陽光パネル排出バックルが到着したら全部のパネルに取り付けたいと思います!
水が排出される様子が映った動画をアップしました
今回の作業をまとめた動画を作りました。水が排出される様子も映っていますのでこちらも是非ご覧ください。
太陽光発電の見積もりを取るなら
DIYでの設置は無理!補助金も使えるのでプロに頼みたい!と言う方は見積り一括サイトを使うの手もあります。
優良業者も多く登録しているので、何社か話を聞いて納得できた業者を選ぶ事ができます。
業者とやりとりは面倒ですが納得出来る業者を探すことが大切なので、相性の良い業者が見つかれば良ですよね。
<前の記事へ> 太陽光発電にLiTimeのバッテリーを使ってみた感想【レビュー】
コメントはありません