アメリカや日本の医療の話を聞かせてもらう【北米縦断・原付二種の旅 29日目】
日本であまり患者がいない病気の方に、日本の医療についてのお話を聞く
朝から雨が降っていたのでもう一日出発を遅らせたんだ。宿には日本人がいたから、バンクーバーを出てから始めてまともに日本語を話したよ。
彼はアメリカのシアトルから入って旅をしてるんだけど、彼は日本だと100万人に2人くらいしかかからない血液の病気を持っていた。脳の視床下部が犯され・・・以下略。彼からいろいろ話しを聞いたんだけど、ちゃんとは理解できなかった。日本はその治療に関して後進国らしく、どこへの病院へ行っても検査をしても何にも分からないことが多いんだって。
ナントカってホルモンが分泌されなくなって、飲んだ水分が体に吸収されることなく体外へ出てしまうらしい。だからトイレがものすごく近くなるし、脱水症状にみまわれるらしい。見た目が普通で元気に見えるから、病気の人に扱われなくてシンドイ思いをすることもあるみたい。
彼はアメリカの患者会を頼って問い合わせをして日本での臨床持ってる医師を紹介してもらったらしい。彼に言わせると、日本は医療後進国だっていっていた。何をもってを後進国というかはあるけれど、いろいろと聞いた話はそうなんだろうなぁと納得しちゃうような話ばかりだったよ。
アメリカは医療先進国ではあるのだろうけど、公的な健康保険がないからお金がかかるという問題もあるから、アメリカの医療システムが全ていいというわけでもないのだろうけどね。進んでいる部分は圧倒的な差があるということなのだろうね。
彼が旅していられるのは薬のおかげなんだけど、紹介してもらった日本の医師でさえ知らない事が多くて自分で調べるしかなかったらしい。今では医者よりもその病気に関して知ってるくらいだって。彼は日本へ帰ったら患者会のホームページを作って情報交換する場をもうけたり、日本で初めてその病気に関しての会が出来るので、アメリカの患者会の人達や医師たちと一緒にお手伝いするっていってたよ。
身近なところにそんな人がいないから、日本の医療についてあんまり疑問をもったことなかったんだけどいろいろ考えさせられたよ。とにかく自分の健康に感謝!彼には病気のことも頑張ってもらいし、今している旅も素晴らしいものにしてもらいたいね!
<Alaska> Billie’s B&B(走行0km)
ナントカホルモンで正確ですか(笑)この後の旅の中で、別の方からアメリカの医療問題も少しながら聞くことも出来ました。この時に話しをしていなければ心には引っかからなかったんだろうなぁと思います。さすがに私も歳をとってきて、まわりで大なり小なりの病気をみることが多くなりました。自分のことに精一杯で、なかなかチカラにはなれないんですけどね・・・。その気持ちを分かって、接する事が出来るような努力はしたいなと思ってます。
この病気は尿崩症といいますが、かなり正確に書かれてますね(笑)。病気持ちの私自身が他人の病気や境遇になかなか関心や同情を寄せたりすることができずにいますが、読み返してみると我ながら旅先で出会った人によくここまで自分の境遇をべらべら喋ったものだと思います(笑)。それをマジメにしっかり聞いてくれてありがとうね、TAKAさん。患者会の方は日本での立ち上げ早々に私がタイに移住してしまったので一時は自然消滅状態になってしまいましたが、幸いある主婦の方に引き継いでもらって今でも活動は継続しています。去年は私も日本で参加させてもらいました。
ナントカホルモンは「抗利尿ホルモン」ですが、それ以外の記述はかなり正確ですよ。私だったらメモでもとらない限りそこまで覚えてられない(笑)。それにしてもTAKAさんはDIYの日曜大工にキャンプ、サイクリングとかなり健康的な生活をしてますねー。お子さんも逞しく育つことでしょう。パソコンの前に座ってるだけじゃダメですよね、ホント。私はこっちへ来てからますます不健康な生活に。。。アラスカ旅行以来太る一方で結婚してからは特に太りました!。
その日に日記としてメモしてるから覚えているんですよー。私も一時期太りましたよ。自転車初めてから少しは痩せましたが、でも仕事はパソコンの前に終日座っているだけなので、基本的に運動不足。もっともっと遊びたいんですけどね〜。