風呂のヒノキ板の白銀化とカビ落とし!3種の漂白剤を試す
お風呂の天井や壁に使ったヒノキ(桧・檜)の板にカビが生え、年数により木がグレーに変色する白銀化が進んできました。このヒノキ(桧・檜)の板は薬剤でかなり綺麗に落とすことが出来ます。
ただし薬剤にはそれぞれの良さや特徴があるあるので、お風呂の天井や壁のヒノキ(桧・檜)材のカビや白銀化を落として綺麗にするにはどの薬剤がいいか試してみることにしした。
<スポンサーリンク>
ヒノキ材の壁の板にカビが生え、白銀化も進んできました。
壁に貼ってあるヒノキ材にもカビが生えてきました。また、白銀化してきている部分も、年を追うごとに濃くなってきています。白銀化は味だとも言い放てますが、カビとをなんとかしないといけません。
ヒノキ(桧・檜)の漂白には何がよいのだろう?
お風呂のヒバ製ドアがカビてしまった時は、カビスケという漂白剤にて漂白をしていました。このカビスケは漂白力はとても強いのですが、漂白力を求めて原液に近い濃度で使ってしまうと、木が白くなりすぎるのが欠点でした。
ヒバは白っぽい木なので、それほど気になりませんでしたが、やや赤みのあるヒノキが白くなってしまうのは勿体無い気がします。何か良い物はないか、いくつか薬剤を試してみようと思いました。
カビ取り、白銀化を目立たなくしたい部分
浴槽からタイル4枚を経て、天井まで貼ってあるヒノキ板が今回カビ取りをしたいところです。このヒノキ板は、10年以上ノーメンテでも、あまりカビもはえませんでした。
しかし10年を超してくると、浴槽窓の結露で水がかかる部分や、シャワーの水がかかる部分のカビが目立ちはじめました。またカビではないのですが、木が経年劣化によってグレーになる白銀化した部分がかなり増え木材が古い感じに見えてきていました。
3つのカビ取り・漂白剤をためす
白銀化はともかく、カビはしっかり落としたいところです。そのカビを落とすため漂白剤を使うと、白銀化部分も漂白され色が変わってしまうので、3種類の木材用漂白剤をしっかり吟味してから壁全体に使おうと思いました。
私はヒノキ(桧・檜)の赤みを帯びた色味が大好きなので、漂白して白くしすぎることはしたくありません。壁面全体に薬剤を塗布して、木の持つ雰囲気を損なわない薬剤がベストです。
試してみる木材用漂白剤は
●ミヤキ カビスケ
●信越化学工業 ウッドリカバリー
●アサヒペン 白木漂白クリーナー
の三種にしました。
ヒノキの板張りの目立たない部分に塗って試しました
ちゃんとした比較写真は撮ってないのですが、目立たないとこで何度かテストしました。どの薬剤も漂白能力はあるのですが、特徴がそれぞれ違いました。木材の種類、薬剤の濃度によって、木との相性があるのかなと思いました。
使ってみた印象です。
ウッドリカバリー
あまり気にせずに塗ってもヒノキの木の色がそれほど変わりません。白銀化部分やカビ部分は、やや赤みがある感じに変わり、ヒノキがもつ色合いは一番大事にされている印象です。ただしカビの取れ方はマイルドでした。
カビスケ
カビスケは漂白力はすごい。カビがしっかり消えます。しかしヒノキ板も白くなってしまう印象。白い色が強いのヒバへの使用はあまり気にならなかったのですが、大好きなヒノキの色を残すには濃度を薄めにしておくなどの工夫が必要そうでした。塩素臭はややきつめです。
白木漂白クリーナー
酸素系で、粉と液をまぜて使うのですが、ヒノキの色がくすんだ色になってしまいました。ちなみに、杉でできた洗面台では、色も変わらず3つの中では一番いい感じでしたので、相性が良くなかったのかなと思います。
試し塗りの結果は、お風呂場のヒノキ板にはウッドリカバリーが自然な感じに私は思いました。
ウッドリカバリーをヒノキ材の壁に塗布する
ウッドリカバリーがヒノキの雰囲気を一番壊さず漂白出来そうなので、これをメインに使うことにしました。カビ取りに関してはややマイルドな面もあるので、しつこいとこはペーパーで削るか、別の薬剤を使ってなじますか、みたいな感じでやってみることにしました。
お風呂の窓際のヒノキに生えたカビをウッドリカバリーで漂白する
天井部分から始めました。窓で結露する部分はこのようにカビが多く発生していました。
ウッドリカバリーを2度塗ってみた所です。かなりきれいになってくれました。ウッドリカバリーだと赤っぽい点々は取れないようなです。これ以上やるならば、たぶんサンダーで削るのが一番いい気がしますが、もう一回塗ってみて様子をみることにしました。
(後日談追記)ある程度木材に薬剤が残っているからだと思いますが、時間が経つともう少し薄くなりました。あまりいじると余計に目立ちそうなので、ウッドリカバリーのみで終了。下の写真よりはもう少し目立たなくなりました。
ヒノキ材の天井部分をウッドリカバリーで漂白する
2回塗りの状態です。天井部分のやや黒っぽいところが白銀化していた部分ですが、黒が薄くなって赤みがプラスされてるので、写真でみるよりも違和感少ないです。
木の白身部分は若干くすんだ感じになりましたが、施工前の壁と比較しないと分からない感じなので、違和感は少ないです。写真の色がうまく出てませんが、写真より黒っぽくみえないので、かなりいい感じになりました。
ヒノキ材の側面部分をウッドリカバリーで漂白する
カビはあまりないものの白銀化がすすんでいたのが側面の壁です。写真で見るよりも黒ずんだ部分と赤みが残っている部分が目立つため、なんだか少しみすぼらしい感じでした。
ウッドリカバリーで漂白すると、こんな感じに色が元の色に近くなってくれました。色味も違和感ないのが分かるでしょうか。何度か塗っても、木自体の色味はそれほど大きく変わらないみたいなので、下の写真の状態からもう一度だけ薬剤を塗布して、やや黒いところを目立たなくして終わりにしました。
カビスケを使った部分
一番浴槽に近く、シャワーの水がかかる部分は、ウッドリカバリーで黒いカビがなかなか落ちそうもなかったためカビスケを使いました。
何度か塗っていたら、真っ白になってしまいました・・・強力に漂白されるため、塗った部分がムラに・・・。(側面はこのときウッドリカバリーをしていないため白銀部分が多々あります)
全体をこの真っ白な色にはしたくないですし、カビ状態よりはマシなのでよしとしましょうか・・。またあるていど時間が経てば目立たなくなるかもしれませんしね。カビスケは強力でした。
保護のために、ミヤキの木肌一番を塗りました
木の漂白が終わってから、保護のためミヤキの木肌一番を塗りました。撥水性がよく、その撥水性も比較的長持ちします。撥水剤を塗らないと木口の所は再びカビがすぐ発生したので、塗ることをおすすめします!
また何年かすると白銀化やカビが進行すると思うので、その時はウッドリカバリーで再生したいと思います!
<次の記事へ> シロアリにやられたウッドデッキを補修する
<前の記事へ> 屋外木部の朽ちた部分のチェックとペンキ塗り
壁天井が檜の風呂のカビ、玄関の木製扉のカビ黒ずみをどうしたら良いか悩んでいました。商品の使い比べ等もとても参考になりました。
ありがとうございました。
はじめまして。
ヒノキの壁天井は同じ感じなら、かなり綺麗になると思います。
保護保湿剤をぬらないと比較的はやくまた黒いものがでてしまうので、ページの最後にかいてある保湿剤は塗ったほうがいいと思います。
あと、薬剤なので施工時の換気は大げさなくらいやったほうがいいです。私は最近は扇風機もってきてやってます。
また、玄関の木製扉とのことと、材質や状態も分からないのでこの薬剤で上手くいくか分かりませんが、
使ってみるなら目立たない所で試した方がいいかなと思います。
うちの場合、玄関はこの薬剤だと厳しそうな植物のベタツキみたいのも付着がすごかったのでサンドペーパーで削りました。
そしてサンドペーパーをサンダーで綺麗にした後、キシラデコールのやすらぎという薄い塗料を塗りました。
保護のためにうっすら色が付いているのですがあまりイメージが変わらず良い感じでした。参考までにURLはっておきます。
https://tripoo-net.com/diy/diydiary/7936/
プロではないのでこれがいいと押せるものはないですが、試行錯誤していいものを見つけて下さいね。