北極圏へ!アラスカを縦断する石油パイプライン【北米縦断・原付二種の旅 42日目】
最北の地を目指してダルトンハイウェイを北上
ついにフェアバンクの街を出発!今日は走った走っただったよ!あんまりのんびりしてるとカナダで寒くなっちゃうから、ダルトンハイウェイの終点、道路で行ける北米最北の地のプルドーベイへなんとか2日で到着しようと思ってる。
そんな思いもあって、ダルトンハイウェイはダートなのに今回の旅の中で一番走った日になっちゃった!その分もちろん朝早くは出発しているけどね。
予定していた宿泊地についたら夜の9時。ダートメインの道を450km近く走ったよ。650ccのバイクでホリデーを楽しんでるイギリス人のライダーと同じ距離を原チャリで走っているんだからそりゃ疲れるよね。
そのイギリス時のおじさんライダーは、2週間の休みでレンタバイクでツーリングしてるんだって。この道の終点まで行かずに途中で引き返してカナダに向かうって言ってたよ。
大自然をつらぬくトランス アラスカ パイプライン
ダルトンハイウェイのダートの道で行ける最北の地は、なんと石油の採油場。その石油を運ぶためにトランス アラスカ パイプラインというパイプラインが道の脇にあるの。
パイプラインはすぐ近くにあって触ったり出来るとこともあるのだけど、石油をガンガン流しているパイプがどんなに太いのかと思ったらそうでもなかったよ。
このトランス アラスカ パイプラインを寒いこの地方で作るのはすごく大変なことだったらしい。石油が冬に凍らずに運べなきゃいけないとか、パイプ自体も極寒に耐えなきゃいけないとかね。ジグザグしているのは、温度変化によって金属の伸び縮みを吸収するためらしいよ。
自然の中に人工物はない方が素敵だけど、このパイプラインはこの道の景色の一部になっていて観光名所にもなってるんだ。道路からパイプラインが見えるから、すごく雄大な大自然のロケーションのなか、工場にいるような錯覚も受けて不思議。
家なら景色の一部として絵になるんだけど、パイプラインはやっぱり工場ってイメージが強すぎて自然との調和はやっぱりとれてない気がするのは俺だけ?石油がないと今の人間は生活出来ないんだから仕方ないのかもしれないけど。
北緯66度33分線を通過。北極圏に入る
けっこう走ったからもう北極圏に入ったんだよ!北極圏ってなんかピンとかないでしょ。俺もだよ。北極圏の看板を通る過ぎるだけで、景色も今までとそんなに変わらないしね。
ツンドラ地帯の景色には不思議な感じを受けるんだけど、昼間の天候はそんなに寒くないしね。明日山脈を越えれば、山岳路から平坦に変わるはず。地面 が湿ったツンドラ地帯になるから、そこからが北極圏をもっと感じることが出来るようになるなのかな。
<Alaska>Coldfootの近くのキャンプ場(走行441.1km)
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