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<TRIPOO!! 〜バイク・自転車・釣り日記〜>バイク(KLR650・XR100)、自転車(Vigore)、釣り、DIYなど趣味の日記

DIYの太陽光システム

DIYで設置した太陽光発電システムにかかった費用を公開したいと思います!

費用に少し抜けや漏れあるかもですし、少し費用をかけたい部分もありますので、公開する金額に少しプラスαされる予定です。

DIYでの設備故障時の保証の弱さ、将来の廃棄やリサイクルなどの費用を考えても、元はとれそうな金額で出来たかなと思います。

全負荷型の太陽光発電システムをDIYで設置するリスク

費用を公開する前に、DIYでのリスクなどについてお話しておきます。

DIYでの太陽光パネルの設置は業者に頼むよりも圧倒的に安くなりますが、リスクも伴いますので注意してください。

主なリスクはこちらです。選択する機器などにもよりますが、安くなればなるほど保証やサービスは低下します。

電気工事士の資格はもちろん必要ですが、家に関してのDIYの経験を積んでからやる方がいいと思います。

●屋根からの転落時などの危険が伴う

作業でケガなどをした場合になんの保障もありません。

もしケガなどをしてしまうと生活に支障が出る場合もあるので注意が必要です。

屋根

●機械の故障時などに出張修理を受けれない場合が多い

DIYで設置した低価格な製品には出張修理はありません。

故障した機器をメーカーに送ったり、部品を送ってもらって自分で修理するなどが必要になります。

修理出来ない場合は買い換えになる場合もありますし、トラブルを自力でなんとかする必要がでてきます。

テスター

●失敗した時の費用が大きい

私は今の所うまく稼働していますが、上手くいかなった時のリスクも大きいです。

全負荷型の太陽光システムは、DIYの中では大がかりで100万円以上の費用がかかります。

時間もめちゃめちゃかかり雨漏りリスクも上がりますので、労力・設備・保証面・リスク考えると業者のお値段も納得です。

それでも自己責任でチャレンジしてみたいという場合でないとオススメできません。

ソーラーパネル

 

1:太陽光パネルの費用

パネルはLOOOPの270w(LP-270MCV-72MH-002)を22枚設置しました。

比較的小型のパネルなので、2枚で大型パネル1枚分みたいな感じで約6kWのシステムになりました。

ソーラーパネル

ソーラーパネルは一番費用を落とせる部分だったので、時間をかけて探しました。

サイズや性能で選ぶなら界隈で有名なソーラーオフが安くて安心ですが、私はヤフオクを中心に出物を探しました。

18枚を最初に買って、後で4枚を追加したので、埼玉までの引き取り2回分の交通費も費用に入れ、¥124,310でした。

保証面や選択肢でヤフオクは劣る事が多いですが、それを差し引いてもリーズナブルに手に入ったのでとても有り難かったです。

DIYの太陽光システムの費用

 

2:太陽光パネル取付金具の費用

予想外に費用がかかったのが太陽光パネルの取付金具でした。

使用した金具はサカタ製作所製の金属屋根・立平葺用金具です。

最初に端部と中間部の2つを買って品質や取付具合などを確認しましたが、とても品質が良かったです。

金具と値段に納得をして、サカタ製作所が運営するヤネカナというサイトで全数を注文しました。

色々な屋根にあわせた金具を売っているので、探している人は一度みてもいいかもしれません。

太陽光パネル取付金具

1つ約1300円ほどなのですが、個数が多く必要だったため思いのほか費用がかかりました。

ソーラーパネル自体が小さめなのもあるので、個数はより多めに必要でもありました。

どのように屋根に取り付けるかにもよりますが、架台や金具の費用はけっこうかかると思った方がいいですね。

DIYの太陽光システムの費用

 

3:鳥害対策ネットの費用

パネル下に鳥の巣を作られる場合があると聞いて取り付けたのが鳥害対策ネットです。

周辺の家のパネルを見るとそんな対策をしている家はありませんでしたが、うちのあたりは鳥がめっちゃ多いので・・・。

後からやるのも大変なのでパネル取付時につけてしまいました。

素材は樹脂製だと年数で劣化してきそうなので、目開き10mmのステンレス亀甲金網にしました。

金網

工作ネットは最初の試作品作りで、ダブルクリップは取付金具として使っています。

表に書き忘れましたが、線径0.8mm、910mm×15mを買いました。

DIYの太陽光システムの費用

 

4:ハイブリッドインバーターの費用

ハイブリッドインバーターは、リョクエンの単相三線式10kW(SPI-10K-U)にしました。

既存分電盤を利用して100Vも200Vも使える全負荷型のシステムにしたかったので単相三線式にしました。

SRNEにするかOEMのリョクエンにするか悩みましたが、保証面では大差ないかなと思い日本のサイトで変えるリョクエンにしました。

ハイブリッドインパーター

ハイブリッドインバーターは時期によって若干金額の上下はありそうでしたが欲しいタイミングで購入。

データ通信機は要らないと思っていましたが、パラメーター設定などのためにデータが見れた方が良かったので買いました。

DIYの太陽光システムの費用

 

5:蓄電池の費用

蓄電池はLitimeのリン酸鉄リチウムバッテリーを12V280Ahを4個直列で使用しています。

大型の48V製品にしなかったのは一人で運べて宅急便で送れる重量だからです。

運搬時や廃棄時に困らなそうなものにしました。

蓄電池

当初の容量は200Ahを考えていましたが、200も230も大差なく、230も280も大差ないので280にしました。

合計で約14kWhになります。(消防法的にはあと9ヵ月ほどで経過措置が終わり、10〜20kWhの扱いが変わるので製品や構成などの検討が必要になります)

住宅専用の蓄電池製品と比べるととても安く感じますが、キャビネットに収められた住宅用の方が安全性は高いと思います。

とりあえずはスパッタシートで囲みましたが、サイズのあう中古のキャビネットを探して入れたいと思っています。

DIYの太陽光システムの費用

 

6:ケーブル類の費用

バッテリーケーブルは安さに負けてIV線を使いましたが、柔らかいKIV線の方が良かったと思っています。

ブレーカーと切替開閉機の配線はHIV線、切替開閉機からインバーターまではCV線を使いました。

PV入力のインバーター部分は5.5sqを使っていますが、ホームセンターで3.5sqが売っていなかったので5.5sqにしています。

使用したケーブルの他にPF管やサドルなどの費用も加えてあります。

ケーブル

比較的コンパクトに機器を設置できたので、ケーブル類の長さは短めで大丈夫だったので助かっています。

太い線で距離が長くなるとそれなりに費用がかさんでいきそうな気がしました。。

DIYの太陽光システムの費用

 

7:ブレーカー類の費用

設備によって必然的に容量などは決まってくると思います。

かつてはブレーカーでなくヒューズを使っていた直流部分も海外製ブレーカーが手に入りやすくなっているのでブレーカーの方がいいですね。

ブレーカー

今の所問題なくこのブレーカー類で動いていますが、切替開閉機を自動切替開閉機にするのもありかなと思いました。

うちは鳥を飼っているのですがヒーターを消せない時期があるので、インバーター故障の際に自動で切り替わる事に魅力を感じています。

故障せずにうまく動作しているときは手動で不便はないので、交換するかは悩ましいですが(スペースもとるので)。

DIYの太陽光システムの費用

 

8:端子・金具の費用

ケーブル類に取り付ける端子やPF管を固定したりするクランプ、ネジ類などの費用です。

MC4端子

細かいので色々まとめてしまいましたが、MC4コネクタは信頼性が高そうなものを選んだのでちょっと金額高めです。

DIYの太陽光システムの費用

 

9:ボックス類の費用

ブレーカーなどを納めたボックス類ですが、インバーターの冷却を邪魔しないような大きさで考えました。

しかし経験不足からサイズ選択を誤りいくつか買い直しをしています・・・。

DIYの太陽光システム

切替開閉器、漏電遮断機、バッテリー・PV、接続箱、アウトレットボックスの費用です。

半分くらい無駄にしているかな・・・

DIYの太陽光システムの費用

 

10:転落防止対策の費用

屋根の作業を安全におこなうための安全帯などの費用です。

転落しにくい屋根形状と勾配でしたが屋根の端の方へ行く時は安心感がありました。

安全帯は単に体にヒモを結べばいいというわけではなく、落ちた時に体が受ける衝撃も考える必要がありました。

転落時のシミュレーションをして、ロープにぶら下がった時に落下の衝撃を最小限にするようにしてください。

安全帯

DIYでどこまで費用をかけるか悩ましいですが、最低限の安全は確保したほうがいいと思います

命綱用のフックは外してしまったため、必要になったらパネルの取付金具にワイヤーを設置しようかなぁと思ってます。

DIYの太陽光システムの費用

 

11:工具の費用

持っていない工具を買った費用です。DIYやバイクの整備が好きなので電気以外の工具はだいたい持っていました。

電気関係で予想外に痛かったのは接地抵抗計で、安くて買いやすいものありませんでした。プロしか使わないイメージですね。

高価でしたが、アース棒を打っても抵抗が大きくていざという時に機能しないと意味ないので購入しました。

接地抵抗計

設置抵抗計だけでなく、圧着工具も何種類も必要でしたが電気屋の友達がいないので仕方ないですね・・。

将来的にあまり使わないような気がするので、持っている知り合いがいれば借りる方がいいかなと思いました。

長いハシゴなど必要な工具や道具類が多くなるとがっつり費用が上がってくると思います。

DIYの太陽光システムの費用

 

12:消火設備の費用

私は火災に巻き込まれた経験があり火災の怖さと消火器の威力を体験しました

そのため粉末消火器に加えて強化液の消火器も設置し、火災報知器もいくつか交換しています。

消火器

今回消火器は強化液の消火器を購入しました。冷却効果が高く電気火災に強いからです。

また、設備のある部屋は火災に気づきにくい場所なので、リビングと寝室で火災発生が分かるようにワイヤレス連動の火災報知器に変更しました。

DIYの太陽光システムの費用

 

ということで、総額は?

ヌケやモレがあるかもですが、総額1,087,638円になりました。

もう少し費用をかけたい場所もあるので少し金額はアップしますが、機械故障時の保証の弱さなどを考えても元が取れそうな金額で出来ました!

DIYの太陽光システムの費用

 

電気代が月にどの程度安くなったのかはまたご報告しますね!

電気使用量

 

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業者とやりとりは面倒ですが納得出来る業者を探すことが大切なので、相性の良い業者が見つかれば良ですよね。

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