家具で壁やドアを作って子供部屋を個室化する
2階のワンルーム空間はクローゼットなどを利用して緩く部屋に分けていました。建築時は緩く2部屋に分けていましたが、子供の使い勝手も考えて成長とともに緩い3部屋に分けました。しかしさらに個室化要望が強くなり、1部屋分を個室化することにしました。その個室化をDIYした記録です。
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要望を聞いて間取りや仕切り方を検討
個室化する部屋はこちらの写真の部屋です。みんなであーでもないこーでもないと要望を聞きつつ意見を出し合い、クローゼットの位置を右の本棚の位置に移動して壁にすることにしました。右の本棚は解体するかそのまま使うかは様子を見てきめることにしました。
二段ベッドがすでに手前左側にあるのですが、二段ベッドの縁に本棚を新たに製作し壁とすることにしました。移動したクローゼットと製作する本棚の間が入り口となります。
・・・言葉じゃわかりにくいので間取り図です!2段ベッドは2段ベッドのままでいいと子供が言うのでそのまま利用することにしました。こんな感じに部屋化していこうかと思います。
クローゼットを移動して部屋のような空間を作る
まずはクローゼットのビスや戸をはずして運べるまで分解し、所定の位置に移動しました。解体or修正しようかと思っていた現状の本棚(写真のクローゼットに裏側にあります)はそのまま使えそました。
ちなみに、広く見えますが、10mmという超広角レンズで撮ってるので、実際は囲まれた空間は5畳くらいの広さです。
ちなみにクローゼットを置く位置にあるコンセントは出っぱりが邪魔だったので、化粧蓋を外してそこは一旦つぶしました。それでも各部屋にコンセントあるので、まぁいいでしょう。これでとりあえず配置は終了です。
壁になる書棚の材料を準備
先日考えた間取りにあわせてまずは書棚の製作です。扉をクローゼット側に付けたときに書棚側で扉がぴったりなるようにサイズを考えました。扉は木で作ってマグネットでキャッチする簡単な物になる予定です。
板材は昔はあまり見かけなかった3×6判のパイン集成材がお得なのでこれを使います。普通に考えると300mm幅の板が3枚取れるわけですが、クローゼット側につく扉位置を合わせたく約320mmにしたので、本が入る部分は290mmにしたって感じです。クローゼットの位置は窓の位置などを考えて設置してるので今の場所がベストかなと。
高さもクローゼットは2mあるので、それに合わせたいのは山々ですが・・・極端に値段が上がるので、合わせるなら別のものを上に継ぎ足してという感じで・・・。
さて、そんなこんなで3×6判のパイン材を2枚買ってホームセンターでカットしてもらいました。大きなものは特に自分でカットするのは面倒だし、サイズ決まってる場合はカットしてもらうのがラクなのでおすすめです!
その買ってきた板のフチをカンナで面取り。DIYはじめたばかりだとそのまま組んでしまったりしますが、フチの角を少し落とすだけで見栄えが全然違います。
カンナは金属製の小さいもので私はやってます。金属製は木製に比べて湿気の影響で狂ったりしないので、一度セッティングを出すと狂わず使えます。面を綺麗に削るわけでもなく、フチを落とすくらいなので切れ味も十分。
そしてトリマーで背板を差し込む溝を掘りました。天板は突き抜けないように片面だけ、地左右の3枚の板は片面だけ、真ん中に入れるのは表裏に。
これでとりあえず書棚の材料はそろいました!
壁になる書棚の材料を塗装
塗装は組み上げてから塗ろうかと思っていましたが、けっこうな大きさになるので塗ってから二階に持って行き組み上げることにしたので、カットして準備した書棚の材料を先に塗装しました。
塗料はいつものワトコオイルのミディアムウォルナットにしました。音が出ない作業なので、暗くなってから塗りはじめ、棚板意外は全て塗り終えました。
壁になる書棚に棚ダボを取り付ける
組み立てる前に棚ダボも打ち込みました。棚ダボは個人的に気に入ってずっと使ってるのは9mmサイズのもの。オスをねじっていれるタイプなのでしっかりしてます。
マンガも入れたいという要望があったので、どういうピッチで打つか悩みましたが、とりあえず5等分の位置にしました。後で棚ダボは増やせるので、適宜増やすことにしましょう!
壁になる書棚を組み立てて取り付ける
材料を二階に持って行き、書棚棚を組み上げました!書棚がけっこう大きいのに組み上げるスペースが狭くてやりにくかったです。
作業自体は天板以外の木をビスで留めて、背板を入れて天板を付けるという単純な物。形になったら背板を裏から目立たないようにミニビスで固定。
あとは転倒防止としてベッドにビスで固定。単純に左右の側板から斜めに打ちました。今はビスが目立っちゃってますが、棚を入れば見えない位置なのでまぁいいでしょう。
ドアの製作と取り付け
ホームセンターで若干大きめに切ってもらっていたパイン集成材に蝶番用の溝を彫りました。トリマーで削ったのち、角のとこだけノミで整えました。
そして本棚に取り付ける戸当たりの部分を切り出しました。適当な材を切っただけです。
年数もあるのでしょうがクローゼットが多少歪んでいるため、書棚の垂直をずらしでも入り口をぴったり平行には出来なかったので、ドアを現物合わせでカットしなおして隙間がぴったりになるようにカットして調整して取り付けました。
仮止めしてあった戸当たりの部分は接着剤をつけて固定。
キャッチはマグネットにしたので、戸当たりの部分にマグネットをつけてました。
ドア側には金属プレートと取っ手を取り付けて、ドア部分は完成です。
書棚の棚板を製作
後回しにしていたに書棚用の棚板を製作しました。
子供部屋の個室化完成
壁やドアをつけて子供部屋は個室化されました。防音機能はまったくないですが、ある程度のプライベート空間になったと思います!
まず階段を上ってくると、左側が部屋として個室空間になっているのが分かると思います。
奥から部屋のドアを見た所です。書棚の脇をあけてあるのは、屋上への通路になっているからです。
部屋の中から見た所。ベッドの奥側に板を張るか、布をたらすか、そのままかまだ悩んでいます。子供的には使ってみてから決めたいとのこと。
ということで無事に子供部屋の個室化、完成です!
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