自然な写りの超万能レンズ!タムロン 18-300mmが超便利!
昨年の11月の事ですが、便利ズームを買い換えました。買ったのはタムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)。
便利ズームは使って見ると気に入らない所が出てきて買い換えてきましたが、タムロン18-300mmは恐ろしいほどのズーム比なのになかなか良い感じで撮れるんです。
18-300mmという16.6倍というズーム比ながら、タムロンらしい自然な感じに撮れるのが魅力。タムロン18-300mmを4カ月ほど使った感想やレビューをしたいと思います。
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便利ズームに夢を見る
便利ズームと呼ばれる高倍率のズームレンズは、広角から望遠までカバーするので本当に便利なんです。
バイクで出かける時はレンズを1本にしたいこともあり、今までも何本か高倍率ズームレンズを買って使ってきました。
しかし高倍率のズームレンズは最初は良い部分が目立つのですが、写りという面では何か物足りなくなってくることが多いんです。
広角側は比較的いいのに望遠側が今一歩だったり、全体的に甘く平坦な写真になってしまったり・・・。
プロほどのシビアさを持っていないのでそこそこ写ればいいのですが、高倍率ズームで撮った写真って気に入った写真があまりないんですよね。
単焦点は使い勝手は悪いものの写りに関しての満足度が高いのと正反対!
でも便利なんです!本当に便利なんです!超高倍率ズーム1本で風景から野鳥まで対応できるんです!
そこそこ満足出来るものってないかなっていつも考えちゃうんですよね。
今まで使った高倍率ズーム
タムロンの28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3(A06)
はじめて高倍率ズームを使ったのは、2002年発売のタムロンの28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3(A06)だったと思います。
高倍率ズームの歴史的にははじめの頃のモデルで、広角側は良かったですが、望遠側は素人の私でもかなり甘かったのが分かりました。
写真サイトにアップしているタムロンの28-300mmの写真はこちらで見れます。
やはり高倍率はダメだということで、70-200mや70-300mを使っていました。
ちなみにタムロンの 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)は今でも使っています。便利ズームではありませんが気に入っています。
シグマの18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
しかし広角側からやっぱり欲しい!レンズも進化をしているのでと思い、シャープな写りが評判だったシグマの18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMを買いました。
このレンズは長所短所がありますが、最終的に気に入らなかった部分は望遠側の不自然さで、バイクなどを景色とからめて撮るとすごい合成感が出てしまう場合があるんです。
ハマればいいのですが、わざとらしくなってしまう場合があるというか。今っぽいというか。広角側のシャープさは気に入っていたのですが最終的には手放しました。
Canon+EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM
その後キヤノンの18-135mmを借りて使ってもみましたが、Fringerでフジ機に付けて撮った時、色味や解像感が今一歩で欲しいとは思いませんでした。
フジ機に合う高倍率ズームが欲しい
Fringerでキヤノンのレンズは使えますが、高倍率ズームはそれなりの大きさがあるので、マウントアダプターがないレンズがいいです。
そうなるとフジ純正のXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRとなるわけですが、18-135mmはキヤノンで使って見たときに少し物足りなさを感じました。
やはり鳥や遠くの船なども撮りたいとなると200mmは欲しい所。結果、タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)が目にとまりました。
このレンズはフジのXマウント用が出ているんです。
18mmから300mmまで16.6倍の高倍率はけっこう無理していそうで躊躇はしましたけが、様々な作例を見るとナチュラルな雰囲気で撮れているものが多く好みかもと思いました。
コレ買ってみよう!そう思ったのは4カ月前でした。
タムロン18-300mm F/3.5-6.3 (Model B061)を購入
昨年の10月にタムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)を買いました。
買ってからブログにするまで時間がかかっているのは、しばらく使って見てからレビューしたかったからです。今一歩だったら即売ろうと思っていたので・・。
4カ月後もしっかり使い続けている、一番気に入っている高倍率ズーム
実は期待はあまりしていなかったのですが、今まで買った中の高倍率ズームでは一番気に入っています。
すでに4カ月ほど使ってますが、外へ連れ出していることも多いレンズなのがその証明です!
もちろん写りを比較してしまえば単焦点のドキッとする写りはないですが、自然な感じで撮れるのが気に入っています。
レンズの大きさや重さ
レンズの大きさは見ての通りです。フジXマウント用のタムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)のスペックを簡単に紹介します。
焦点距離:18-300mm
明るさ:F3.5-6.3
レンズ構成:15群19枚
絞り羽根:7枚(円形絞り)
最短撮影距離:0.15m(WIDE)/0.99m(TELE)
フィルター径:φ67mm
長さ:125.8、質量:620g
決して小さくはありませんが、18-300mmまで使える事を考えるとコンパクト。
私の使っているカメラバッグはもちろん、バイク用のウエストバッグにも入るので、持ち運びも問題なく出来るレベルです。
普段持ち歩くときはレンズを伸ばして持ち歩かないのであまり気にしなくていいことですが、300mmまでズームした時の長さはこのくらいになります。
下を向けても飛び出ないズーム
高倍率のズームはカメラをぶら下げている時にレンズが下を向いてレンズが飛び出してきてしまう事があります。
しかしこのタムロンの18-300mmはズームリングが固めの設定になっており、下に向けてもレンズが飛び出してきません!
初めて使うとズームリングが固く戸惑いましたが、4カ月使っていたらその固さも慣れてきました。個人的には飛び出してしまうより少し固めでも飛び出さない方がいいですね。
また、中央付近にロックスイッチも付いているので、絶対に飛び出させたくない場合はロックすることも出来ます。
タムロン 18-300mm F3.5-6.3 (Model B061)で実際に写真を撮ってみた
広角側で撮った風景
まずは広角側で撮った風景の写真です。バイクツーリングに行った時のものです。細かなディティールは出ないのですがそつなく撮れますね。
すごい空気感とかは出なそうな予感はしますが、これだけ写れば1本にレンズをまとめられるメリットは大きいと感じます。
夜景にも持ち出してみました。これもそつなく撮れました。
望遠側で撮った風景
望遠側で撮った風景とバイクの写真です。望遠があるとバイクツーリングの時にバイクを大きくしながら風景を近くに撮りたい時に便利ですね。
やはり細かなディティールは物足りない所もあるのですが、自然な感じに写るので私的にはかなり評価が高いです。
鳥の写真
300mmで撮っていますが甘い感じが抑えられていてかなり良いです。古い高倍率ズームと比べてしまうとすごい進化を感じますね。
料理の写真はまだあまり撮ってません
お店でこの大きさのレンズを出すのはイヤなので調理はまああまり撮っていないのですがたぶん問題なく撮れます。
バイクなどのメカニカルな写真
このレンズ、広角側より中望遠や望遠側の描写がなんとなく好きかも。バキバキな解像感はないのですが、質感とか色の出方は自然で良い感じでした。
花の写真
花などは、中望遠〜望遠を使ってボカシを入れて綺麗にとれます。思ったより寄れてボケも綺麗なので、花の写真もいい感じに撮れました。
花は撮りやすいかったので、ちょっと嬉しい誤算でした。ツーリング先でも役立ちそう。
自然な写りをする万能レンズ!
一言で言えば万能です!絶対的な解像感や空気感は難しいかもしれませんが、あまり苦手なものがない印象ですね。
また、タムロンの優しい感じの仕上がりが写真としてとてもナチュラルに写るのがいいです!
色々なレンズを持ち出す余力がある時は他を持ち出したくなりますが、荷物に余裕がないときはコレ一本でそつなく撮れるのがいいですね!
フジ機に使える高倍率ズームとしてはかなりおすすめです!
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