KEK一般公開2025へ〜ロボットアニメに出てきそうな研究施設
茨城県つくば市の高エネルギー加速研究機構「KEK」の一般公開があり、見学に行ってきました。
機器のすごさやスケールの大きさに驚き、実験や研究についても少し学びました。
あまりよく分からず行ったので、見学が終わっても理解度は低めでしたが、見て良かったです!
誘われなければ行かないイベントだったと思うので、誘ってくれてありがとうございました!
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つくばのKEKへレッツゴー
茨城県つくば市の高エネルギー加速研究機構「KEK」へ向かって早朝に出発!
首都高速から常磐道へ入り時間調整で守谷サービスエリアに寄りました。
常磐道とか普段まったく走らないので新鮮!
駐車場開場の8:30に合わせて到着。すでに駐車場は開場されていいました。
700台入れる駐車場らしいですが、どんどん車が入ってきていました。
KEK一般公開2025の受付
駐車場の近くのテントで受付をして開場時間まで待機しました。
KEK一般公開は年一回の開催で無料のイベントですが、入場には名前などを記入する必要がありました。
ガイドブックなどが入った袋をもらい、その中に入っているリストバンドを装着。
これで施設に入場できるようになります。
国際交流センター〜軽くKEKの概要を学ぶ
友達との集合場所近くにあった国際交流センターで、まずはKEKについて少し学ぶことにしました。
この施設は普段でも入れる場所らしいのですが、KEKとはいったい何なのかという予備知識を入れに行きました。
結果、よく分かりませんでした(笑)
あまりここで時間を使っても、本物の機器を見る時間が減るので見学に出発!
写真映えコースを見学することに
パンフレットにはおすすめモデルコースが9種類書かれていました。
「KEK初めての人向けコース」「バリアフリーコース」「中高生向けコース」「子供向けコース」「写真映えコース」「KEKの技術を知るコース」「宇宙素粒子コース」「物質・生命コース」「未来の加速器コース」
相談の上、写真映えコースをアレンジして回ることに決定!
敷地内はとても広いので内回りと外回りのバスが走っており、施設間はバスの移動がメインになります。
バスは古いものが多かったですが、1回だけBYDのEVバスに乗りました!
EVバスは乗った事なかったので嬉しい。
EVだからもっと静かなのかと思ったけど、走行音は思ったほど静かではないなぁ・・と思いました。
K2Kを見学〜ライトアップされた装置を楽しむ
まずはK2K(長基線ニュートリノ振動実験)の施設を見に行きました。
K2K実験は終了していて、現在はT2K実験をしているみたいです。
K2Kは、1999年3月〜2005年1月まで、「ニュートリノ振動」と呼ばれる現象を観測する実験だったそうです。
素粒子ニュートリノを人工的につくり、スーパーカミオカンデ検出器に打ち込んでいたそうです。
現在のニュートリノ研究の礎になった実験らしく、一般公開では役目を終えた「前置検出器」とよおばれる装置の遺構が公開されていました。
その装置のライトアップも行われ、音楽にあわせて演者(教授らしい)がパフォーマンスもしていました。
BELLE IIを見学〜宇宙戦艦ヤマトの波動エンジンを思い出した
次にBELLE II実験の施設を見に行きました。測定装置は、縦横高さが8m、総重量1400トンです。
光速まで加速した電子・陽電子ビームの衝突反応から生まれる様々な素粒子を捉えるそう。
なんというか宇宙戦艦ヤマト波動エンジンのような雰囲気(個人の印象です)。
コードや紫と黄色のデザインは、エヴァンゲリオンとかも思い出しました。
装置の説明をすると、手前の装置を粒子が通り、穴のようなところの中で様々な事を観測するみたいです。
その装置の上方にあるケーブルの数がすごい。近未来的なのだけどかなりアナログ感もありますよね。
世代的にはドンピシャかっこいいのだけど、少しグロくもありますね。
配線間違えないのだろうか、配線どの程度時間かかるのだろうか・・とかそういうことが気になりました^^:
ランチが良心的!
レストランが混む前に11時くらいにいったんスタート地点へ戻ってきてランチにしました。
いくつか食べる所がありましたが、大きな食堂で食べました。
お値段が良心的!学食とか社員食堂価格ですね。
650円のヒレカツカレーを頼みましたが、ボリュームもクオリティーも大満足でした。
コッククロフトを見学〜まるで宇宙人の居住区のよう
コッククロフト・ウォルトン型加速器の施設へ移動しました。
屋内にも屋外にも所々に放射能マークがあって衝撃的。
見学した第一印象としては、宇宙人の居住区!
昔の映画に出てきそうなレトロな雰囲気なんだけどと先進的が混ざり合っていて、すごく不思議な空間に感じました。
KEKはそんな機械ばかりあるので、見ていて面白いですね。
コッククロフト・ウォルトン回路は、交流またはパルス直流の低圧の電圧から、高圧の直流電圧を生成する電気回路らしいです。
コッククロフト・ウォルトン型加速器は、その高い電位差によって一気に陽子をを加速するらしいです。(よく分かってないです)
見学した機械は、1792年から30年使われたそうで、すでに役目を終えています。
部屋や機械はすべてアルミでできているそうで、鈍い光がなんとも不思議でした。
フォトンファクトリー〜ガンダムカラーな機械がたくさん
そしてフォトンファクトリーの施設へ。ファクトリーと言う名前の通り、工場のような雰囲気からスタート。
その中を歩いて、身近に機器を見れるってすごいです。(なんの機械かは全く分からんけど)
ここは子供が楽しめるワークショップやおもちゃの展示もありました。
おもちゃと呼ばれていた加速器のゲーム・・・これで加速器が理解できました(笑)
このおもちゃ、タイミングを合わせてボールをどんどん加速させていくのですが、本物もこの仕組みみたいです。
もちろんパイプなどではなく、磁力で曲げたり補正したりするのですが、イメージがしやすい展示でした(子供レベルの説明でないと分からないw)
話はそれましたが、光の工場〜フォトンファクトリーは、放射光の施設です。
光という言い方が専門家が考えたっぽい感じですが、光とは、マイクロ波、赤外線、X線、可視光線などを指すみたいです。
フォトンファクトリーでは赤外線からガンマ線までの光の波長のものを利用できるみたい。
その光で微少な物質や生命などを見る事ができるみたいです。
放射光は、高エネルギーの電子が磁場の中を運動するときに発生する電磁波。
電磁石を使った円形の加速器に電子軌道を作り、接線方向に光りを取り出して利用しているそうです。
電磁石の、2極で曲げて、4極で収束させて、6極で補正して、円形リングで加速させていくそうです。
その時に放射能が出来てしまうこともあるそうで(作りたいわけではないらしい)。
ちなみにこれは6極電磁石。
赤と青は、N極とS極のイメージでもありますが、なんというかガンダムカラーに見えます(笑)
とはいえそんな機械ばかりではないのですが、何の機械なのかはさっぱり分かりません^^;
日本語で地名が書かれた標識
最初この看板を見た時は、日光はあっち方面で、筑波もあっち、富士は反対側みたいに、都市の位置を示す看板だと思っていました。
他の場所で見た時に、コレは地名ではなく建物名なのだとピンときました。
敷地が広く似たような建物が多いので、分かりやすくするために地名のような名称をつけたそうです。
これが富士の建物。FUJIと書いてありますね。
地名のような標識は建物を指していたのは少し面白かったです。
KEKBを見る〜秘密組織っぽい雰囲気の1周3kmの大型加速器
バスの中で後ろの人がトンネルの中を見えると興奮していたのでちょっと楽しみにしていた施設です。
入口から地下へと下りていきます。
KEKBはケックビーと読むのですが、1周3kmにもおよぶ電子・陽電子衝突加速器です。
地図を見るとそのすごさがわかります!!
無駄に敷地が広かったのも納得しました!
地下のトンネル内は広大なので、トラブル時などのために自転車が置いてありました。
そりゃー、現場へ行くのに自転車を使いたくなる大きさですよね。
トンネル内に同じような機械がずっと並んでおり、電磁石でコントロールしながら加速させていきます。
先ほども書きましたが、マグネットは、用途にあわせて、2極、4極、6極があります。
2極でカーブさせるように曲げて、4極で収束させて、6極で細かな補正をするっぽい。
スケールの大きくて驚きますが、秘密組織っぽい雰囲気も面白いです。
研究については難しすぎて分からないけれど、この光景は見れて良かったです。
先端加速器試験棟〜最先端のガンダム工場のよう
「ダンピングリングで世界最高レベルの高品質電子ビームを生成して、最終収束ビームラインで電子ビームをナノメートルスケールまで収束します。」
「ビームエネルギー250GeVを超えるような高いエネルギー領域で〜〜〜低エミッタンスビーム生成に焦点を合わせた〜〜〜。」
すみません、私日本語分かりません^^;;
このあたりは黄色いデザインの機械が並んでいました。
そしてこのレトロな雰囲気の日本語がかかれた扉の向こうには最先端な何かが見えます!
ぼくには、最先端のガンダム工場に見えました(笑)ガンダムパーツを作っているようにしかみえない^^;
もう頭が付いていきません^^;かっちょえ〜!それだけです。
この先端加速器試験施設のこのあたりは他と雰囲気がまた違って面白かったです。
超伝導低温工学センター〜超伝導コースターが面白い
最後に超天童低温工学センターの施設を見学しました。
外にある筒を見て思いました。赤と青はガンダムじゃなかった、機関車トーマスだったと!
もう頭が疲れすぎて、そんな風にしかみえませんでした^^;
超伝導コースターの実演もやっていました。
磁石を並べたコース上をドライアイスのようなものが疾走していました。子供達に人気がありました。
ドライアイスのようなものは、超伝導体を液体窒素で冷やしたもののようで、浮きながらレール上を走っていました。
そんなこんなで見学が終了。内容が難しい濃い施設なので、理解するには何度か行かないと分からなそうです^^;
少しとっかかりはつかんだ気がするので、次回行ったらもう少し理解度が進むのかなぁ?
結局わからず、これなんですか?しか聞けないかもしれないけど(笑)、また日程があえば行ってみたいです。
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