ドーソンクリークの町で待っていたお茶目なスイス人ライダー【北米縦断・原付二種の旅 58日目】
アラスカハイウェイの起点でお茶目なスイス人ライダーと再会
キャンプ場で朝ご飯を食べた後、テントを撤収。そしてスイス人ライダーに「じゃ、またどこかで。」と言って別れたんだけど、次のフォートセントジョンって町のインフォメーションセンターで彼とまた出会った。キャンプ場から40kmくらいしか離れてないから、同じ時間に出たら当然出会ってしまうのだけどね。
しかし、そこからかなり先のアラスカハイウェイの起点の町・ドーソンクリークって町でまた彼と出会ったんだ。俺はセントフォートジョンという手前の町でバイクのオイルを交換したり、買い物したりしてからここへ来たから、時間的には彼とは会うはずはない!
でも彼は俺に「早いじゃないか。ホントに50kmで走っているのか?ホントは100kmで走ってるんじゃないの?」と言ってきた。そんなワケないじゃんね〜!本当は待ってたくせに〜!お茶目〜!1時間半以上とか2時間とか待ってたんじゃないのかな?
彼に「今日はどこまでいくの?」って聞いてみた。そしたら「適当なところまで。」って彼は答えた。俺はもうこの町に泊る予定だったから、そのことを伝えて別れようとしたら「この町でキャンプするのか?場所は分かるのか?」って聞いてきた。キャンプ場の位置は分かるよって答えたら「俺も見に行く。」だって!ほんとお茶目!
俺もそうなんだけど、アラスカからここまで、同類のツーリングライダーにまったく会わなかったし、町らしい町もなくて人と話す機会が少なかったんだと思う。俺も話しをすることに飢えてたけど、彼も話しをすることに飢えていたんだろうね。一緒にまたキャンプすることになって嬉しかったよ。
ドーソンクリークのキャンプ場で小排気量車の旅を布教
キャンプ場について、せっかく二人いるんだからってことで、2人でテントサイトを1つ借りて値段は半額に!こんなちょっとしたことで喜ぶ俺たちも可愛いよねぇ。
キャンプ場には3時半くらいに着いたんだけど、それから夜中までズーッと話しをしていたよ。バイクっていう共通の話題もあるし、ルートも似てる。それに、俺はオーストラリアのツーリング体験を話したり、彼のアメリカとアイスランドのツーリング体験を聞いたり、バイク旅の話しがつきなかったよ。
彼は動物をあんまり見てないっていうから、もっと遅いバイクで走ればもっと見れるよとも言ってみた。そしたら「そのバイクはきっとみんなから話しかけられたり、みんなから気さくに話しかけられそうなバイクだよな。」だって。
そうだよって答えたらね、彼は相当うらやましそうだった!「次は俺も125ccのバイクで来たいなぁ。」って言ってたよ。小排気量車の旅人布教成功!日本人は小さいバイクで旅することが好きだけど、ヨーロッパ人が125ccで回ってたら面白いよね。
彼は「バイクは排気量じゃなくて旅が終えるまで動いてくれるものが一番いいバイクだ。」って言ってたんだけど、マッタクその通 りだね!俺のXR100も彼のXT600も旅を終えるまで頑張ってもら罠委とね!
<British Columbia>Dowson Creekのキャンプ場(走行146.0km)
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