ラスベガスの渋滞に歓喜する【北米縦断・原付二種の旅 120日目】
どうやら風邪をひいたみたいで、頭クラクラでボー!!喉は痛く、鼻水も出るし、熱もひょっとしたらあったのかも。大丈夫かなと思って、町を後にしたんだけど、いきなり道を間違えて違う方向へ向かっちゃって、ヤバイなと思ったよ。
でも心配することはなかった。そんな事を忘れなきゃいけないほど緊張感がある道路を走らなきゃならなかったからね!
なるべく交通量の少なそうな所を選ぶんだけど、もう西海岸に近づいているので、どこへ行っても交通量が多いんだよね。ラスベガスへ入る時に乗ったインターステートハイウェイを見たときは、もう気合入れまくり!緊張感で風邪の事なんかすっかり忘れてたよ。
さすがに交通量の多いインターステートハイウェイを50kmで走るのは恐いから、65kmくらいまでスピードを上げて走ったよ。でもそのペースでずっと走ると壊れそう!だから、ラスベガスの街はずれに入った瞬間に高速を下りて下道を行く事にしたんだよ。
下道も最初は早いペースだったけど、中心部に近づくにつれて信号は多くなって助かった。こんなに渋滞にはまるのが嬉しいって感じた事はなかったよ。
ストリップ地区を通って宿へ向かったのだけど、渋滞にはまりながら、ハデハデなラスベガスの景観を楽しんだんだ。今までが相当田舎な所ばかりだったから、かなりのショックを受けたよ。
街の中にニューヨークはあるはピラミッドはあるわ、もう滅茶苦茶だね!全部の建物ガハリボテみたいで安っぽいんだけど、砂漠の中にこんな街があるのって、異様!!
なんか風邪ひいてるけど、街のにぎやかさで気分はすっかりハイテンション。なんにもしてないのに楽しかったよ!来て良かった!を心の中で連呼してたよ。
宿へ到着しても、風邪をひいてるのを忘れていたから、街へ繰り出したんだ。今日は見物だけね。街を歩いていると、メキシコ人をいっぱい見かけるんだ。ほとんどの人はピンクチラシをスペイン語でくばってる。
宿にいた日本人に聞いたんだけど、メキシコの貧しさはかなりのモノみたいで、子供達が乞食のようにお金をもらいにたかってくるんだって。一部には金持ちのメキシコ人もいるらしいけどね。
貧しい人がアメリカに夢を持って来て、ピンクチラシを配ってるのかも知れないって思ったら、なんだか切なくなったよ。日本人で良かったと思ったよ。
メキシコに住んでいた日本人が言ってたけど、メキシコ人はメキシコ国内では自分の国を悪く言わないらしい。しかし、彼がバスでアメリカに来る時話したメキシコ人は、メキシコには戻らないからか、メキシコの事をボロクソに言ってたって言ってた。うーんなんだか考えちゃうね。
それからね、ここの宿には、アルゼンチン人とかロシア人とか、変わった人種がいっぱいるんだよ、日本人もいるけど、とっても変な人!治安がよくなくてバスに乗って通過する人も多い地区の安宿に泊まっているけど、なんだかとっても楽しいよ!
ラスベガスのホステル(走行211km)
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