アメリカから日本へのバイク輸送について聞いてみる【北米縦断・原付二種の旅 128日目】
アメリカからバイクを送り返すために運送会社へ問い合わせ
サンディエゴからバイクを送り返す手配をするために、サンディエゴの運送会社に電話してみたよ。でもアッサリと扱ってませんと断られてしまったよ。
そこは日本系の運送会社だったのだけど、サンディエゴから送りたいからイエローページで調べて、他の運送会社にも電話した。「扱ってません。」駄目だこりゃ!
方針を変更してロスアンゼルスへ電話してみた。まずは来る時利用した日通に電話。最初に代表番号へ電話をして、別の部署へ転送してもらった。それでバイクを送りたいっていったら別の番号を教えられた。
そこの部署では航空便しか扱ってないなかったので、更に別の番号を教えられた。そして、やっとたどり着いた船便のセクションでいくつか質問をしてみた。
「日本から持って来たバイクを日本へ送り返したいんですけど。」「どのように持って来たんですか。
「カルネを使ってカナダへ持ってきました」「アメリカへ入った時の一時輸入の記録はありますか?
「FIAカルネはアメリカは使えないので、カナダへ輸入して、アメリカへは陸路で持ち込みました。」「ではアメリカの一時輸入の証明はない訳ですね?通常はカルネがないとですね・・」
「いや旅行目的でバイクの一時輸入はFIAカルネしか使えないんです。バイクは日本へ持って帰らなきゃいけないんですよ。」「FIAカルネって何ですか?ATAカルネしか扱った事ないからなぁ。」
「それは自動車連盟、JAF発行のカルネで、、、」「どちらにしろ輸出する時には何らかの証明がいるので、証明なしでは出せないかもしれません。」
「いや、カルネで持って来てるので、持って帰らなきゃいけないんですが、、、」「そうですよね。扱った事がないので、税関に問い合わせてみますよ。夕方にもう一度電話ください。」ガチャン。
うーんちょっと端折ってるけど、こんな感じの面倒くさいやり取りがあったんだ。なんだか一抹の不安を覚えたよ。ただでさえロスという大都会まで行かなきゃいけないってだけで気が滅入ってるのに。カナダから入ってニューヨークから出してる人がいっぱいいるから、出来ない筈ないんだけどね。
昼間の空いた時間に、サンディエゴで学生してる日本人にあった。彼女は俺のバイクのスペアパーツを受け取ってくれているから、それを受け取るためにね。ついでにKさんに頼んで、パーツと地球の歩き方メキシコと韓国も送ってもらっておいた。
箱の中には何故かカレーとかお菓子とかがいっぱい入ってた!うーん何て良い奴なんだ。お土産奮発しなくては。
彼女は荷物を渡したら、体調悪いからって言って帰っていったよ・・・。せっかく街を案内してもらおうと思ってたのに残念!
ロサンゼルスから日本へ運べることは確認できた
そして夕方運送会社に電話!税関に問い合わせてくれて、輸出は出来るってことが確認できたって。あっけなくね。
ただカルネと車検証で持ち主の証明をした上で、通常の輸出方法と同じになるって言ってたけど、たぶん日本では税金とかの問題も起こらないでしょうって。
まあ日本へ着けばなんとかなるでしょ!日本語通じるし、日本から持っていってる訳だし、その証明もあるからね!
金額はバイクを見ないと分からないけど、梱包と通関込みで750ドルくらいらしい。まあこれもやってみないと分からないたしいけど、日本で頼むよりは圧倒的に安そうだよ。
水曜日までに持って来てくれれば、翌週火曜の船に乗せられるっていってた。船に乗せてからは13日の航海と、日本での通関に約1週間から10日だってさ。
それを計算して飛行機のチケットを買わなきゃね。
夜にスイス人の一人とビールを一杯だけ飲みにいったんだ。そしたら彼は、運送会社で通関の業務をしてたらしいんだ。なんだか縁を感じていろいろと質問してみた。
アジアからスイスへの通関は大変らしい。みんな安いアジアの製品を輸入したがるからなんだって。費用もアジアからヨーロッパは高いんだけど、逆はそうでもないって。
パシフィックビーチのホステル(走行0km)
意外に安いんですね。デカ目の段ボール送るくらい!
20年前の価格ですが、日本からアメリカが諸費用込みで30万円くらい、アメリカから日本が10万円かかりませんでした。
さすがに段ボールよりはかかりますが、日本からとアメリカからの価格差には驚きました。