メキシコの感じ方は、人によってバラバラ【北米縦断・原付二種の旅 132日目】
楽しい話しがいっぱい出来たサンディエゴ、なんだかやっぱり離れたくないけど、バハカリフォルニアだけはなんとしても行ってみたかった。でも、まだここがアメリカだからか、すぐに走るのに疲れたよ。ただただ国境の町に向かってタンタンと走ったよ。
メキシコへは、サンディエゴの西にあるメヒカリって町から入ろうと思ってる。だから、サンディエゴから約2時間かけて郊外の山の中へ出て、そこから砂漠をずっと走って、エル・セントロっていう国境近くの町にいる。
サンディエゴからエル・セントロに来る途中の砂漠地帯は、モトクロッサーのバイクとかATV(4輪バギー)がいっぱい走ってた。なんともアメリカっぽい光景で、まわりの事を気にせず自由に走れ回れてうらやましい。
国境近くにいるとどんどんメキシコの情報が入ってくるんだけど、バハカリフォルニアはアメリカ人がとにかく多いらしいよ。アメリカの避寒地になってるってのもあるし、バハカリフォルニアに関してはクルマで簡単に入れられるようにしてるからっていうのもある。
日本人はハワイやバリ島へ飛行機で楽しみに行くけれど、クルマでそういう場所へ行けるんだ。だから、メキシコ人は大量に入ってくるアメリカ人を嫌っている人も多いんだって。後は、モノが安いってことや、汚いって話も良く聞くよ。でもそれは、人によって感じ方が様。
サンディエゴで仲の良かったドイツ人は、「買い物には安くていいけど、良い国とは思えない」って言っていた。
バイクのドイツ人ライダーは、「全てがヨーロッパと違って、経験することは素晴らしい事ばかり」と言っていた。
メキシコ系アメリカ人は、「ただのゴミタメ、でももしパーティー三昧日々を楽しみたいなら良い国だよ」と言っていた。
パーティー好きなサーファーのスイス人は、「最高だぜ。なんでも安いし」と言っていた。
ラスベガスで会った日本人は、「モノは安いけど、あの経済の酷さはハンパじゃない。その中で金持ってる人が食事とかホリデーを楽しんでる。そんな所にいたくないですよ」と言っていた。
カナダで会ったカナダ人は、「自然が美しいわ。ホリデーを過ごすには最高の所よ。」と言っていた。
まあこんな感じで、本当に感想がバラバラ。楽しめる人と楽しめない人といるんだよ。メキシコ人をフレンドリーと感じる人、金目当てに寄ってくる人ばかりって感じる人、どっちもいるんだろうけど、そういう意見までバラバラなんだ。
本当のメキシコを見るには、田舎町から山から海から都会まで、全部見なきゃ分からないんだろうけど、メキシコは日本の5.2倍もの面積があるんだ。バハカフィフォルニアだけでも、縦断したら2000kmあるからね。北海道から九州まで行けちゃうよ。
さて、俺はどう感じるのかな。明日はついにメキシコへ入るよ!
EL CENTROのモーテル(走行257km)
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