雨で木々が騒ぎ出すアラスカハイウェイを走る【北米縦断・原付二種の旅 21日目】
アラスカハイウェイの景色の色
ついにユーコン州に入ってアラスカハイウェイに出た!後はアラスカまで一直線!アラスカハイウェイは、バンクーバーのあたりとはだいぶ雰囲気が変わってきたね。針葉樹林がたくさんあるのは変わらないんだけど、全体の景色が乾燥した色になってきた気がする。北へ行って乾燥ってのはなんか変なんだけどさ。
遠くに見える雨
バイクでバンクーバーを出発してから、毎日何回かは雨に降られてるんだ。道を走ってても、キャンプをしていても、どんなに晴れてても急に雨になるんだよ。
局地的に降ってるからカッパ着ないでビショ濡れになりながら通り抜けて、晴れたら乾かすようにしてるんだけど、遠くの方まで一面を見渡せるようなところだと、ああ、あそこで雨が降っているなってすぐ分かるんだよ。道がその方角へ向いてたらちょっと憂鬱になるんだよね。
雨が降るのは山があるからなんだろうね。空気が急に冷えて雨雲になって水を降らす。もちろん冬の間の雪解け水とかもあるんだろうけど、その水がこの大針葉樹林帯を潤わせてるんだなんて考えると、憂鬱だった気分も少し晴れてくるんだよ。
雨の日は木々が騒ぎ出す
雨が降る時って木々が騒ぎだすんだよ!この辺は静かだし、風の向きを変えるような建物もないから如実に分かるんだ。雨の前に木々がざわざわってしはじめるんだよ!あ、これから雨が降るって分かるんだ。
天気予報風に言えば、冷たい空気が流れ込んで・・・という風になるんだろうけど、雨の前に木々が騒ぎはじめるのはすごく新鮮だったな。自分の感覚が自然の中の一部になったようだったよ。
<Yukon> Teslinのはずれの安かったキャンプ場(走行369.6km)
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