どこまでも続く北極圏の草原を走ってゆく【北米縦断・原付二種の旅 42日目】
木の少ない山岳地帯を抜けて
キャンプ場を出発して、トランス アラスカ パイプライン沿いのダルトンハイウェイを北へ走りはじめたよ。今日はダルトンハイウェイ終点の町、デッドホースが目的地の予定。空の雲がなかなか気持ち良くて、バイクで走れてほんと幸せ気分だよ!
コールドフットという中間地点をすぎると、けっこうな山岳地帯に入ったんだ。そこでは雨が降っていたけど、木があまりないデナリナショナルパークで見た山々の雰囲気と似ている場所もあって、とても美しい場所に感じたよ。
草原の中をどこまでも走っていく
その山岳地帯を越えた辺りからかな、木がなくなり始めて一面の草原に!丘がずっと向こうまで続いている風景で北へ来たなと感じたよ!どこまでも続く丘を走っていく気持ちよさ、これはなかなか味わえない体験だね!
今までは晴れていれば暑かったけど、だいぶ北上したのもあって晴れてても結構寒い!バイクに乗っている時も休憩してる時も寒い。空気自体が冬のように冷たくなって来ている。
東京なら冬でも乗れる装備で乗っているけど、それでも寒くて寒くて!とにかくある物を着込んで、その上にカッパも着て走っていたよ。
更に北に進むと、かろうじて木と呼べるようなものもなくなって、本当に低い草と木だけになった。丘もなくなってフラットな大平原に!
とにかく空が大きい!!星もすごいんだろうなぁと思って、夜に転がって星でもみたいと思ったんだけど、このあたりの夏は日没はないんだよね。残念。
ここまでくると本当にずっと低い草ばかりになるから、今まで見たきたツンドラ地帯とは随分と印象が違うね。ほとんど99%が草なんだもん。こんなところに動物がワンサカいるんだから、生命ってすごいな。
デッドホースの手前で野営
デッドホースっていうダルトンハイウェイ最北の町から40kmくらい手前で、キャンプに良さそうなところがあったから今日は野宿に決めた。町の宿はとても高価らしいし、大自然の中にまだ居たくてね。
回りには何もなくて風がとても強いんだけど、テントから外を見るとカリブー(トナカイ)の群れとかが見えるんだよ!大自然の中にポツンといるこの感覚すごい!
キャンプ場じゃない所で野宿していたら、もう一人キャンプする人がやって来た。と言っても通りがかりに話しかけられただけで、けっこう離れたところでキャンプしていたけどね。
ここら辺はキャンプに良さそうな場所だからと、ここで3週間ほどここで過ごすことにするって言っていた。ボートや釣竿を持って来ていてノンビリ時間を過ごすんだって。そういう時間の使い方って物凄く贅沢だよね。
<Alaska>Deadhorseの手前で野宿(走行361.7km)
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