バイクで旅する外国人同類ライダーを発見!【北米縦断・原付二種の旅 57日目】
事故の話しを聞いて気をひきしめる
朝起きてから隣の部屋に泊ってた老夫婦に聞いたんだけど、車で旅してる日本人が事故をして病院へ運ばれたらしいんだ。こっちの道はたいていいい道なんだけど、たまに路肩がすり鉢のようなダートになってたり、道が急に砂利道になったりするの。どうやらそういうところで車のコントロールを失って森に突っ込んじゃったらしい。
老夫婦たちは、毛布で体を温めたり応急手当をしたらしい。日本人の旅行者はヘリコプターでこの町まで運ばれ、その後バンクーバーまで運ばれて行ったらしいよ。新聞に3行の記事が載ってたから、その話しは本当なんだろうと思う。
そういう話しとか目前で事故を見ると急に走るのが恐くなってくるんだよね。そうならないように気をつけて走ってはいるけれど、こちらの道路も慣れて危ないころだからさ。ういう事で人に迷惑かけたくな気持ちもあるし、何よりせっかくの旅がつまらなくなっちゃうから気をつけなくっちゃね。
3ドルのキャンプ場で、XT600で旅するスイス人ライダーを発見
人がたくさん住んでいるところに近づいてきて、ガソリンスタンドが近い距離で出てくるようになったよ。だからキャンプ場もそれなりにあると思ったんだけど、いいなって思ったキャンプ場を過ぎたら、ロクなキャンプ場がない!
今日は諦めてブッシュキャンプにしようかなって覚悟を決めかけていたのだけど、走ってる内にキャンプ場が出てきたから値段聞いてみたら、なんとたったの3ドル!!もちろんそこに決定だよ!そしたらね、そこには同じように3ドルってのに引かれて宿泊していたスイス人ライダーがいたんだよ!彼のバイクはXT600っていうんだけど、俺と同種のツーリングライダー。なんとなく嬉しかったね!
彼は飛行機のエンジニアなんだけど、俺は何人も飛行機のエンジニアに会ってる。飛行機じゃなくてもエンジニアだっていうヨーロッパ人のなんと多いことか!エンジニアってヨーロッパでは休みの取りやすい職なのかな?
ここから先の彼のルートは俺とほとんど同じだから、また会う可能性もありそう!彼は3年前にもアメリカ横断+アイスランドへ行ったらしいんだけど、アイスランドで会った人と今回のツーリングでも偶然会ったって言ってたよ。旅業界って狭いなって思ったよ。
彼と俺はカナダ人の人からビールをご馳走になって、なんて親切なんだって話しをしてたんだけど、これは旅行効果だね。田舎を旅行している時は親切になるよねって話をしながら飲んでいたよ。
その流れでインディアンの事とかも話したんだけど、インディアンもオーストラリアのアボリジニのように、飲んで暮らしてる人も多いみたいだね。政府はお金しかあげないっていうのはどこも同じなのかな。
もともと住んでた人を追いやって、お金をあげてるだけだもんなぁ。お金をあげる以外に何がある?って言われても、それしかないような気はするんだけど・・・。インディアンもアボリジニも働かないで食べてきた人はもう働けないんだろうなぁ。
<British Columbia>73mile houseのキャンプ場(走行348.7km)
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