360度地平線!トランスカナダハイウェイ1号線 【カナダ横断ツーリング・バイク新婚旅行・14日目】
トリプーの日記
ドラムヘラーのフードゥー
僕は一度ドラムヘラーへは来た事があるので、ドラムヘラーに関してはMの日記にオマカセしちゃうけど、地層がむき出しの風景、フードゥーという不思議な景色が見どころかな。
地平線に向かって走る平原地帯
町の周辺を観光をした後、トランスカナダハイウェイ1号線に入る。この1号線はひたすら地平線に向かって走る感じなんだ。
丘とは言えないくらいの小さな丘を越えると、またひたすらに先へ伸びる道が続く。時たま出てくる菜の花畑はとても綺麗なのだけど、ものすごく単調!
エドモントンのあたりも平原地帯だと思ってたんだけど、甘かったね。エドモントン付近は農場や丘があって、美しい雰囲気なんだけど、このあたりは開拓地っぽいワイルドさがまだ残ってるんだ。あまり綺麗でない草が生えているだだっ広い牧場があるだけ。
空の話も書いておこうかな。今日の空は、青い空と白い雲が、絵に描いたような感じだったんだ。とにかく空が広いから、その空の下を蟻んこのサイズでバイクで走ってる感じ。雲がゆっくり流れていってすごく、キレイだったなー。
ロッキーで見かけた夫婦ふたり組の自転車乗り
途中、カナディアンロッキーにあるゴールデンという町の手前で抜かした初老の”おじさん””おばさん”の夫婦2人組みの自転車乗りを見かけたんだ。おばさんが遅れがちで、おじさんが先で待っているのだけど、彼らを再び見た時は2人で興奮したね。
ロッキーでは、おじさんはともかく、おばさんはとっても辛そうに見えたから、「ロッキー越えてこんな所まで来ていたんだ。がんばれ〜」ってね。カナダを自転車で横断するのかな?
バイクでも単調に感じるこの風景は、いったい何百キロ続くんだろうか?自転車だと、山よりも平原の方がイヤになってきそう。
Mの日記
地層がむき出し、恐竜の町ドラムヘラー
朝起きたら外は快晴。昨日この町に入った時には雨模様で暗い感じだし、日曜日って事もあってか、閑散としたさびれた印象だったのに、今日は全く違う印象だったね。いつも思うんだけど、その町の印象って到着した時の天気で左右されるような気がするんだけどな・・・。
ドラムヘラーと言う町は不思議な町で、土が侵食されて、地層がむき出しになっている地帯があるの。
いろんな化石や、恐竜の骨も出土するみたいで、町中あちらこちらに恐竜の大きな作り物がディスプレイしていておもしろいの。
大きな恐竜博物館もあるしね。とにかく、自然の不思議を目の当たりにしましたね。トルコでもこのような侵食による不思議な地帯を見た事があるけれど、途方もないくらい時間をかけて今の形が出来あがったのかと思うと本当に感動しますよね。
それから、Tは以前渡った事があるんだけど、レッドディアリバーを渡る小さい渡し舟も乗ったよ。
同じ景色が続く道をひたすらに
今日はやけに風が強くて時々横風に吹き飛ばされそうになりながら、ドラムヘラーの町をあとにして、ひたすら東へと走っていくことになります。この地域は菜種油が取れるみたいで、ところどころで黄色い菜の花畑もあって、とってもキレイでした。もう少し時期が後なら、一面の菜の花畑が見れたかもしれないな。
その後はTの言っているように「これでもか!」というくらい同じ景色が続く道を走っていくのであります。空はめちゃくちゃ気持ちいいんだけどね。
本当に360度地平線の景色が何十キロも続くんです。こんなに広い土地を地道に開拓していった人達は、なんて根性があるんだろうと感心しましたね。
さらに、そんな道を自転車で走っている初老夫婦を見たらもう、自分達がなんて楽してるんだろうと反省したね。弱音なんて吐いてらんないよ!
<Alberta> 宿泊:メディスンハットのモーテル 走行:326km 天気:絵に描いたような雲のある晴
コメントはありません