南信州ツーリング〜阿寺渓谷・妻籠宿・大平宿など(3日目)
南信州ツーリングの3日目は、阿寺ブルーで知られる「阿寺渓谷」や「妻籠宿」「大平宿」「福島宿」などの宿場町をメインにツーリングしてきました!
透明感のある美しい水が流れる渓流や、昔の日本の旅を感じることが出来る宿場町をレポートしていきたいと思います!
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南信州をツーリング・3日目のダイジェスト動画(VLOG)
南信州ツーリング3日目をダイジェストで動画にしました。阿寺渓谷、妻籠宿や大平宿の他にも鰍沢林道も走っています。
臨場感のある走行動画も是非お楽しみを!たまに林道やツーリングの動画も上げますので、チャンネル登録もよろしくお願いします〜。
飯田から大平街道で山越え
飯田の町を出発して県道8号に行きました。県道8号線は飯田と中山道の妻籠宿を結ぶ江戸時代に飯田藩によって作られた街道で「大平街道」と呼ばれています。
現在は国道があるので一般的には時間がかかるだけの道ですが、途中にある大平宿を見に行くには、1.5車線のこの道を通らなければなりません。
道路沿いに少し高さのある滝があったのでちょっと見学。大深澤の滝というそうで落差18mだそうです。
時間に余裕があると、ちょっとしたところでも立ちどまりたくなりますね!
その大深澤のあたりに松川ダムがありますが、その上流に松川ダム洪水バイパストンネル分派堰が見えました。
洪水時の細かい土砂がまじった水をバイパストンネルに流して、ダムに土砂がたまりにくいようにする設備です。
ダムとはまた違って山のなかの池みたいな感じで面白いですね。
木漏れ日が綺麗な鰍沢林道を走る
そんな大平街道を走っていると林道が見えました。
今回は林道を走ることはあまり考えていませんでしたが、時間も早かったのでちょっと覗いて見る気になってしまいました!
林道は路面も良かったので奥へと進んでみることに。木漏れ日がとても綺麗で癒やされますね!
鰍沢林道はすぐに行き止まりになるピストン林道でしたが、信州らしい雰囲気でとても綺麗でした。やはり信州の林道は短くても侮れませんよね〜。
この林道はまた後日に林道マップにて紹介したいと思います!
廃村となった宿場町「大平宿」
大平街道の大平宿に到着しましました。妻籠宿から飯田まで約40kmありますが、その中間地点付近にあります。
昔の人は、飯田を出発して大平宿で一泊し、中山道の要所でもある妻籠宿へと出たのでしょう。
宿場町は交通が多いとことでは短い距離で次の宿場町へたどり着きますが、そうでない場合でも五里(20km)前後くらいで次の宿場があります。
現代のサービスエリアみたいなイメージですよね。
さてこの大平宿は、1970年(昭和45年)に住民は集団移住を決断して廃村となっています。
その後は大平宿を残す会が発足し、現在は南信州観光公社が大平宿の管理をしています。
大平宿は泊まることに寄って建物を守る方針なので、古民家へ宿泊することができます。
この日も宿泊客も見かけましたが、しっかりと保存され使われている場所なので、廃村だからといって不気味な感じはまったくありませんね。
天気もいいのでとても爽やかな村に感じましたよ!
県道8号から国道256号線へ出て妻籠宿へ
ひたすらに山の中をぐねぐねと走る大平街道を進むと、少し景色が見える場所がありました。このあたりは本当に山深いところですね。
国道256号線へ出ると快走道になります。時間のかかった山道ともお別れ。ここからは主要道を行くので、いろいろと気をつけて進みました!
伝統的な建物がしっかり保存されている「妻籠宿」
妻籠宿は、中山道の宿場町の中では建物などの保存がとても良く、木曽を代表する観光地です。その他の宿場町自体としては馬籠宿や奈良井宿あたりが有名でしょうか。
妻籠宿は中山道69次のうち江戸から数えて42番目の宿場町になります。中山道と伊那街道の分岐の宿場でもあったので重要な宿場でもありました。
緩い勾配がある道の脇に古い町並みが残る姿は、本当にタイムスリップしたかのような気分になれますね。
妻籠宿で甘味を楽しむ
そんな妻籠宿は甘味処もいくつもあります。とりあえず目にはいった満寿庵さんでおやつを食べることに!
栗まんじゅうなどもありましたが、天気もいいし「栗きんとんソフトクリーム」を食べました。
栗の味もしっかりとありとても美味しかったです!また、お店の中でイートイン出来たので落ち着けました!
現代風の五月人形を楽しむ
途中に五月人形の展示がありました。奥にある人形は伝統的な立派なものでしたが、手前の広い場所の五月人形がとても不思議でした!
ある人形の近くにはアルコール消毒が置いてあります。
またある人形の食卓にはアクリル板が設置されています。
またある人形はiPADをもっていました。他にも現代的な要素が各所に!ツッコミ所が満載の様々なアイデアは見ているだけで面白かったです!
気をつけようR19の取り締まり
妻籠宿の駐車場のすぐ先の横断歩道で取り締まりをしていました。
ちょうど歩行者がいたので止まって渡ってもらいましたが、駐車場から宿場へ向かう観光客が渡る横断歩道なのでいやらしいですね・・・。
他にも道路脇の高台で前方後方をチェックしている白バイも。途中で捕まっているバイクも見かけました。
R19は友達が捕まったことがあるので気をつけて走っていますが、スピードも出てしまいやすい道なんですよね。みなさんも気をつけて・・・。
阿寺ブルーと呼ばれる透明感のある水が流れる「阿寺渓谷」を走る
妻籠宿の次は阿寺ブルーで知られる「阿寺渓谷」へと向かいました!R19をそれ阿寺川へやってきましたが、木曽川との合流地点でもすっごく綺麗な水でビックリです!
阿寺川沿いの道を少し走ると森林鉄道跡の橋がありました。鉄道の橋も良かったですが、その下を流れる川がヤバイくらい綺麗ですね!
まずは行き止まりとなるキャンプ場までまずは走ってみました。ここはその少し手前の橋です。本当に絵に描いたような美しさ!
特に淵となっている部分は水の色が濃くなり引き込まれる色合いなので、ずっと眺めていられますね。
「阿寺渓谷」の散策道を歩いて、阿寺ブルーを楽しむ
中間地点くらいにある駐車場にバイクを停めて少し散策道を歩くことにしました。
駐車場の裏手の橋から見る川の水がすでにこの色!阿寺渓谷はどこを見ても綺麗ですね。
山の中の散策道を歩き「六段の滝」にやってきました。実際には上流側を含めて6段になっている滝です。
そこから「うなり島」へ向かっていき、阿寺ブルーの川を眺めました。色の濃さが違ってなんとも言えない美しさ!
もちろん川の流れもとても良かったです。しばらく川の流れを眺めていました。
後ろ髪を引かれながら、最後にもう一度だけ阿寺ブルーの水を楽しんで先へと進みました。いやー本当に綺麗な水です。
観光スポットではない宿場町もその雰囲気は楽しめる
古い町並みがを保存している観光地になっている宿場町の雰囲気が抜群なのは間違いないですが、そうでない宿場町も雰囲気はなんとなく残っています。
旧道を走って新しい家に建て変わっている宿場町を見ながら昔の姿を思い描くのも楽しいですよ!R19だけだと飽きちゃうでしょ?
通行困難な断崖にかけられた桟道
木曽の桟(かけはし)にも寄ってみました。赤い橋が出てきますが、これは木曽の桟ではありません・・・。
「かけはし」という名前ではありますが、この橋から眺める石垣が「木曽の桟」です。
本来は通行困難な崖に横穴を掘って丸太を挿入して板を張って道としていたそうです。険しい地形のためそんな道になったようですね。
しかしそれではあまりに危険だったのでしょう。費用をかけて石積みの道を整備したそうです。その跡地がここというわけですね。
当時は落石なども多かったでしょうから、けっこうな難所だったのでしょうね。
川にせり出す木曽福島の崖家
本日の宿泊地の木曽福島にやってきました。木曽福島は、崖家造りの家があることでも知られています。
川にせり出すように建てられた家はなんとも風情がありますね。
木曽福島の上ノ段にのこる福島宿の古い町並み
木曽福島は関所があったので、宿場町としてはとても大きな町でした。現在の町の規模も大きいので、かつての賑わいも想像しやすいですよね。
しかし大火によってほとんどの建物を焼失。歴史的建造物が残るのは上ノ段と呼ばれるエリア一部になってしまいました。
その上ノ段の保存地区は、妻籠宿や奈良井宿と比べると規模が小さいですが、宿場の雰囲気はとても良いですね。
現在の地図を昔風の絵で描くと雰囲気いいですね!かつての宿場の姿を想像するだけでワクワクする町です。
南信州ツーリング3日目が終わりました。最終日の4日目は、4大関所の一つ中山道・福島関所に行ってから帰りたいと思います!
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