KLR650のブレーキキャリパーの加工・取り付け その2

先日外しておいたキャリパーを加工して、買ってあったEagle Mileのキャリパーサポートに装着出来るようにしました。
そして、キャリパーの清掃をした後にバイクに装着し、KLR650A型の純正1PODキャリパーからKLR650C型の2PODキャリパーに戻す作業をしていきました。
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キャリパーホルダーの穴の溝を削る
Eagle Mikeのキャリパーサポートは、まっすぐな板でサポート側にネジの溝が切ってあります。
キャリパーホルダーがサポートの手前に来る設計です。

そのため、キャリパーホルダーのネジ山は必要なく、削り落とさなければなりません。
キャリパーサポートの製作がとてもカンタンになる合理的発想は、さすがアメリカの製品。ユーザー側は手間ですが・・。
取り付けは10mmネジなので、10mmのドリルを使ってミゾを削りました。

キャリパーのピストンを外す
穴が空け終わったら、キャリパーを清掃します。すでにピストンは外してありましたが、エアーでこんな感じに外しました。
固着していたので、片側のピストンに適当なモノをかませて途中で動かないようにし、もう片側を押し出していきました。

エアーでやると、勢いよく飛び出しす場合があって危険なので、一定以上ピストンが出ないようにして、最期は注意しながら、2つのピストンを外しました。

キャリパーを清掃
キャリパー内部もだいぶカスがたまっていて、あまりキレイではありませんでした。
ピストンの汚れと、キャリパー内の汚れは、パーツクリーナーで清掃。キャリパーホルダーについているピンも清掃してグリスアップです。

キャリパーの組み付け
新しく買ったシール類を、フルードを塗ってミゾにはめ込んでいきます。内部以外はあまりキレイになっていないのはご愛敬です。どうせまたよごれるし。

ダストシールが袋状のタイプでないので、ピストンを普通に差し込んでいけばOK。カンタンでいいですね。

キャリパーをバイク本体に取り付け
キャリパーホルダーに突起があるので、キャリパーサポートに同梱されていたワッシャで段差をなくて、キャリパーサポートに取り付けます。

ブレーキキャリパーの取り付け用に、10mmのネジが同梱されていました。
錆びそうな黒いネジだったので、ワンオフのサポートで使っていたステンレスのネジを使うことにしました。長さが違うので、カラーをかませました。

キャリパーサポートをブレーキ本体をフロントフォークに取り付け、ブレーキホースをつなぎ、ブレーキフルードを入れてエア抜きすれば出来上がり。ちょっと効きそうな感じになりました!

ちなみに元はこんなですからねぇ。

2POD+320mmローター試走
この後、試走に行きましたが、かなり効くようになりました。
以前はローターが310mm鋳鉄製で、今回はローターが320mmステンレス製ですが、鋳鉄の握れば握るほど効いてフォークが沈みまくっていく恐ろしさはありませんでした。
山へ行ってみたらどうか分かりませんが、町中での印象は程よく効く感じでGoodです。
また、ウェーブローターとの相性も、1PODキャリパーの短いパッドより良さそうで、低速で握っている時の気持ち悪い感じがだいぶ払拭されました。





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