バッテリー直配線で古いバイクのライトが明るくする方法
旧車の車検など、光量に不安があるときに効果がある、バッテリー直配線を導入しました。
2017年時の車検では光量不足の表示が付きギリギリで通ったのですが、バッテリー直配線に変更した2019年は全く問題のない明るさになりました。
配線抵抗で暗くなってしまっている古いバイクのヘッドライトが明るくなるバッテリー直配線、デイトナのハーネスキットを使ったやり方を紹介したいと思います。
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古いバイクに起こりやすい車検時の光量不足
バイクが古くなってくると、メインハーネスの劣化で抵抗が増えたり、USB電源などの後から取り付けなどの配線抵抗で、ヘッドライトへの供給される電圧が下がりライトが暗くなります。
ハーネスの劣化が進むと、バッテリーの端子付近で電圧がしっかり出ていても、ヘッドライト回りで11Vを切ることもあるそうです。これではバルブを変えても本来の性能は望めません。
デイトナのキットで簡単にバッテリー直配線に
バッテリー直配線はキットを使ってお手軽にすることが出来ます。キットには特に無駄なものは入っておらず、配線もしっかりしているので、部品を個別に集めるより安心感もあります。
●私はデイトナの「ヘッドライト リレーキット H4専用 1灯式」を使いました。
●ヘッドライトが2灯式の場合は、コネクタがダブルのこちらを使います。
ヘッドライト リレーキットの「バルブを変えずに!!!ライトが明るくなるハーネスキット」と書かれた箱の中には、説明書とハーネスが入っていました。
ハーネスを見てみます。ハイ側とロー側のリレーが2つ、赤い配線をバッテリーの+に、黒い配線をバッテリーのマイナスに取り付けます。リレーの上の四角い部分はヒューズです。
右にある3つの金具が付いている部品は、ヘッドライトの配線の間に差し込みます(2灯式の場合はここにコネクタがもう1つ付いています)。キットは特に配線は加工も必要なく、容易に出来るようにできていました。
実際の取り付け
ハーネスをはわせて、リレーの設置場所を決める
配線は先ほど書いた通りに、赤い配線はバッテリーの+、黒い配線はバッテリーのマイナスに、ヘッドライトの配線の間にコネクタを付けるだけです。
配線をどこに通すか、リレーをどこに置くか、を決めるのが一番悩むところかもしれません。ハーネスをヘッドライトまではわせた上で、リレーの設置場所を決めていきます。
リレーはボルトで止められる穴もついていいましたが、私はシート下の隙間に設置することにしました。
ヘッドライト配線にキットのコネクタをかませる
ヘッドライトの配線を抜きました。ライト側と、メインハーネス側の端子部分に、ヘッドライトリレーキットのコネクタを差し込みます。
キットのメスの方をヘッドライトの端子に、オスの方をヘッドライトに刺さっていた配線と接合します。
配線したコード類は、タイラップなどでどこかにとめますが、ハンドルを左右に動かして無理がかからないように注意してください。
バッテリーへの配線
あとはバッテリーの+と-に端子を接続するだけです。スペースがなく配線でゴチャゴチャですが、赤を+に、黒を-に取り付けました。
これで配線は終了です。ヘッドライトがきちんと付くかどうかテストしてください。
車検もラクラクOKの明るさに!
2年前の車検でギリギリだった光量が、今年はらくらくクリアできました!
H4バルブの性能以上に明るくなることはありませんが、ヘッドライト リレーキットで新車時に近い明るさを取り戻すことができました。
●H4バルブ 1灯用
●H4バルブ 2灯用
古いバイクでライトが暗くなってきたという方は、旧車のライト対策の定番・バッテリー直配線を是非試してみて下さい!
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