フォークの突き出し量を変更して前後バランスを整える
バイクリターンしてから、曲がらないし怖いなぁ・・・と思っていました。長い間乗っていなかったので、単純に下手になったのだろうと思っていました。
でも乗る時間が増えたのに、曲がらないんですね・・・。昔のイメージではもっと曲がったような気がするので、加齢だけではないかもしれないと思い始めてました。
昔と荷物の積載量も違っているので、フォークの突き出し量を変更してバランスを取ってみることにしました。
曲がりにくいのはブランクや加齢ではないかも?
若い頃に乗っていた時は、上りのパワーはなかったもののコーナーでもそこそこ仲間についていけていたんです。
しかし、バイクリターンして乗ってみると思ったより曲がらなくて怖かった。
加齢やブランクによって倒し込みが怖くなっていたのは確かだったので、慣れればもう少し乗れるようになるかなとも思っていました。
ブレーキのかけ方がダメなんだろうか、まわりのバイクが速くなっているからだろうか、そんな事を悶々と考えながら走っていました。
しかし、だいぶ乗り慣れてきても一向に変わりません!・・・これは加齢とブランクだけではないかもしれないと思い始めました。
昔乗っていた頃より曲がらないのはなぜ?
軽快に走っていた頃と現在を比べて大きく違うこは荷物の量でした。
かつてはバイクも新しかったため、車載工具は一般的なものしか持っていなかったんですね。外でトラブルが出ることもあるのでかなりで持ち歩いています。
それからクラッシュガートやパニアラック、センタースタンドなどの重量物を付けました。
重量増もハンドリングに影響するのも確実ですが、かなり後ろよりの荷重バランスになっているのではないかと・・・。今更ですが。
一応リアサスはプロに積載重量などを伝えてセッティングしてもらったので、それほど外していると思えません。実際リアは良い感じな気がしてます。
ということでフロントフォークの突き出し量を変えることにしました。
フォークの突き出し量を変えた時の効果
フロントフォークの突き出し量を変えた時の効果はこちらです。ざっくり一般論ですが。
フォークの突き出し量を変えることで、キャスター角やトレールが変わりハンドリングが変わります。
また、荷重のバランスも変わるので正しいバランスに近づけることが出来ます。
フォークは1mm突き出しを変えただけでも効果が分かるほどなので、実際はノーマルから大きく変えないほうが安全です。
旋回性が上がるからといって極端に変えてしまうと、前タイヤに荷重がかかりぎみになり、ギャップの通過時やスピードを上げた時に問題が出やすいからです。
オフ車の場合だと、高速でぶれる、泥や突っ込んだ時に滑る、穴に突っ込んだ時に衝撃がやばいなどのデメリットもありますしね。
突き出しを増やした場合 | 突き出しを減らした場合 | |
キャスター角 | 立つ | 寝る |
トレール量 | 減る | 増える |
フロントの荷重 | 増える | 減る |
リアの荷重 | 減る | 増える |
効果 | 旋回性がああがる ハンドリングがクイックに |
安定性があがる ハンドリングが穏やかに |
どのくらい変えてみる?
正解は分からないので試してみるしかありません。さきほども書きましたが、大きく変えると危険性もあるので5mmくらいまでの間でやってみることに。
KLR650の規定の突き出し量は1mmなので、4mmプラスして5mmの突き出しにしてみました。
ご近所を試走
このセッティングで近所を走ってみましたが、かなりスムーズにフロントが入り込むので、低速・中速のカーブはとても曲がりやすくなりました!
車体が寝た時の姿勢やタイヤの入りもいいですねが、もう少し以前の状態に近くても十分乗りやすいような気もしました。2〜3mmアップでも十分なのかもしれません。
KLR650のノーマルは高速道路でスピードをあげるとハンドルがブレてくるので、あとは高速域でどんな感じかですね。これは走ってみないと何とも言えないです。
高速道路でスピードを上げたときやギャップを乗り越えたときなどの挙動を確認しながら、今のバイクのバランスにあった突き出し量を探っていきたいと思います!
最終的に決めた突き出し量はまた報告しますね。
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