全開域で息をつく耕運機のエンジン不調を修理(クボタFTR350)
父から連絡があり、耕運機のエンジンが安定しないので見て欲しいとの連絡がありました。
耕運機をいじるのは初めてですが、直らなければとプロに修理に出せばいいだけなので、キャブ清掃など出来ることをやってみました。
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耕運機はクボタのFTR350という小型の機種で家庭菜園などで使われているモデルです。
アクセルを開けて全開域にすると、回転が落ちて再び上がって、また回転が落ちて再び上がってを繰り返します。
「う〜〜〜〜〜うんう〜〜〜〜〜うんう〜〜〜〜〜」という感じです(動画撮っておけば良かった)
父なりに調べて、ボロボロだったエアクリーナーを交換したりしたみたいですが良くならなかったようです。
たぶんキャブであろうと思い、キャブを分解清掃してみることにしました。
青いカバー外す
初めての耕運機整備だったので勝手が分かりませんでしたが、右上に少し写っている前面カバーを最初に外してしまうのがいいと思います。
左側は10mmボルト、右側は手で回せるようになっており、燃料タンクのキャップを外して取り外しました。
プラグを確認
今回は勝手が分からず青いカバーは後から外しましたが、そのカバーを外すとプラグにもアクセスできるのでプラグをチェックすることが出来ます。
プラグはかなりススけていていたのでワイヤーブラシで綺麗にしましたが、たぶんプラグが原因ではいのでいったん戻しました。
キャブレターの取り外し
キャブレターを外すために、まずカバーを外します。ボルトは3本。2本は側面に少し埋まっているもので、1本は上面です。
すでにボルトを外してありますが、上面のボルトはここです。青いカバーは外さなくても出来ましたが、外した方が整備しやすいので最初に外しておいた方がいいですね。
カバーを横へスライドして外すとキャブレターが見えました。左のパイプはエアクリーナーに刺さっているだけです。
ガソリンコックはオフにして、キャブ左側の燃料パイプを抜きます。
キャブレターのてっぺんにバネとエンジンと連動するための金具がついているので、少しキャブレターをずらして抜きます。
茶色いガスケットは必ずした方がいいので修理後の組み付け時に交換しますが、手持ちのガスケットシートを切って作ってしまいました。
関係ありませんが、うちのカッティングマシンでガスケットのシートは切れるのでしょうか?
ちなみにネットで検索すると合いそうなものはありましたが、パーツ番号などは分かりませんし試してないので分かりません。
キャブレターが外れました。
何がすごいって、土がすごい!さすが耕運機、なかなか過酷な状況で使われていますね。
キャブレターの分解清掃
背面のボルトを外してキャブレターを分解します。
外れた状態です。適度に使っている耕運機なので内部は綺麗ですね。
とはいえ、パーツクリーナーをフロート室に吹きかけてみると土がかなり入り込んでいるのが分かります。
耕運機のエンジンって過酷な状況で使われていますねぇ。
基本的には綺麗なので、ガム質を溶かすようなキャブクリーナーは使わずに、パーツクリーナーで穴を清掃していきました。
それにしても、土が落ちるとこんなに綺麗なキャブレターだったとは(笑)
もちろんメインジェットは外して清掃です。
小さな穴もパーツクリーナーで清掃しました。
清掃が終わったらキャブレターを組み付けますが、紙のガスケットを交換しつつ外した手順の逆をやっていきます。
エンジンが吹けるようになりました
やはり原因はキャブレターだったようで、清掃したら全開域でもエンジンがしっかり吹けるようになりました。
とりあえず直って良かったです。
バイクのキャブレターに付いていてほしかった部品
耕運機のキャブレターを初めてイジリましたが、フロート室のガソリンが簡単に抜けるレバーが付いていました。
燃料コックを閉めてキャブレター内のガソリンを抜いておけば、長期保管時でも次回始動時のエンジンがかかりやすくなるからです。
バイクの場合は+ネジや六角ネジなどが使われていて、本当の長期保管時にしかガソリンを抜こうと思わないのですが、これは手軽に抜けていいですね!
もはやバイクはキャブレター時代ではないですが、こういう手軽にガソリンが抜けるパーツがバイクにも付いていたら良かったのにと思いました。
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