バイクのブレーキフルードを交換しないとどうなる?
車検整備の一環としてブレーキフルードを交換しました。ブレーキフルードを足しながら古いものを下から抜いていきました。
車検のあるバイクは定期交換している人が多いと思いますが、目安として2年くらいで交換した方がいいです。
車検のない250ccなどは忘れがちになるので、いつ交換していたかチェックしてくださいね。
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ブレーキフルードを交換しないとどうなる?
ブレーキフルードを長期間交換しないと、ブレーキフルード自体の劣化が進みブレーキが効かなくなるリスクが高まるのが1つめです。
ブレーキフルードは空気中の水分を吸収しやすく、水を吸えば吸うほど沸点が低下します。
沸点が低下すると、ベーパーロック現象という熱でブレーキフルードが沸騰して気泡ができてブレーキが効かなくなるのです。
これがかなり危険で、劣化が早いと言われているブレーキフルードは10年も交換していないとかなり危ない状態になるのです。
私も2年に1回の車検ごとに交換することにしています。
2つめはブレーキフルードが吸湿して劣化することで、ホースやシール類を痛めやすいということです。
ブレーキホースはブレーキフルードを交換していれば比較的長持ちしますが、長期間交換をしていない場合はホース類も早めに交換したほうがいいですね。
車検のないバイクは特に注意
きちんとしたバイク屋さんに車検を出していれば、交換が必要なものは変えてくれると思います。
しかし250ccなど車検のないバイクは定期点検を忘れがちになり、気づくとけっこうな年数が経っていたということがあります。
自分で整備をやらなくても定期点検に出すなどして、しっかりメンテしてもらう方がいいですね。
ブレーキフルードを購入
ブレーキフルードは昔はワコーズ製品を使っていましたが、KLR650に乗り換えてからはこだわりもなくなりました。
普通の性能のものを定期的に変えていれば問題は起きにくいですしね。
今回はヤマハのブレーキフルードにしました。ヤマハのバイクは乗ってませんが、最近はヤマハのケミカル類がお気に入りです!
ブレーキフルード交換
今回はホースは変えないのでブレーキフルードを継ぎ足していきながらキャリパー側から古いブレーキフルードを押し出していきました。
ホースとペットボトルだけあれば出来るのですが、こういうワンウェイ付きの道具を持っていてもいいかもですね。
ホースをブレーキキャリパーのブリーダープラグに接続してボルトをゆるめ、ブレーキを押しながら古いブレーキフルードを排出していきます。
ブレーキレバーやペダルを操作しますが、勢いよく押すとブレーキフルードが水鉄砲のように飛び出す場合があるので静かに操作します。
静かに操作しても飛び出すこともあるので、のぞき込むのはNGです。ブレーキフルードが目にはいると危険です。
エアが入ってしまわないように新しいブレーキフルードを継ぎ足しながら入れ替えていきました。
そしてフロントも同様に作業して終了。
チェーンやタイヤ、ブレーキパッド、ベアリング類も終わっているし、後は洗車しながら各部チェックしていこうかな。
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