セルが回らない!バイクのスタータースイッチを分解清掃
先日ツーリングに行った際にセルモーターが回らない時がありました。
原因はスタータースイッチ(セルスイッチ)の接触不良で、叩いたらなんとか接触してセルモーターが回ってくれました。昭和かよ〜(笑)
そのままでは安心して出かけられないので分解清掃をしました。
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セルモーターの回らない原因は何?
セルモーターの回らない原因はいくつかありますが、主だったものは「バッテリーあがり」「セルモーターの接触不良」「スタータースイッチの故障」の3つでしょうか。
バッテリーあがりの場合は、回しているとだんだん回らなくなってきたり、まったく回らなかったりします。
セルモーターの故障の場合は、ひっかかりがあるようになったり、まったく回らなかったりします。
スタータースイッチ(セルスイッチ)の接触不良の場合は、ボタンが反応しなかったり、回っていたのに回らなくなったり、そんな感じです。
今回は、ボタンの下側をおしてうまく接触すれば回ったり、叩いたら接触するようになったり、回っている途中に回らなくなったり、スタートボタンがおかしい感じでした。
スタータースイッチの接触不良の修理方法
スタータースイッチ(セルスイッチ)の接触不良は、スイッチボックス自体を交換するか分解して清掃するかのどちらかです。
特にプラ部分が壊れていなければ分解清掃で直ることが多いと思います。
スイッチボックスを外す
まずはスイッチボックスを外します。KLR650についているスタータースイッチはさらに金属プレートを外すとアクセスできます。
金属プレートを外すとスタータースイッチ(セルスイッチ)が出てきました。
スタートのボタンの部分を取り出しました。ツメが引っかかっている部分をマイナスドライバーで押し出すとスイッチ部分が出てきます。
配線がされている側のスイッチ部分です。すごい汚れがあるわけではないですが、バネ部分の接触面の通電状態はあまり良くなさそうです。
ボタン側はこうなっています。バネがボタン側には接触していて、押すと配線側の丸い部分に接触し通電状態になるようになっています。
金属面を磨いて清掃
金属部分の接触面を綺麗にするだけで問題なくなる場合も多いですが、バネの表面が少し荒れた状態だったので両端の接触面にペーパーをかけました。
状態によりますが、パーツクリーナーで掃除するだけでも大丈夫な場合もあります。
ボタン側や配線側の金属面も軽く磨いて綺麗にしておきました。
今回のスタータースイッチ(セルスイッチ)とキルスイッチ部分にも念のため接点復活材もかけておきました。
ちゃんとセルが回るようになりました
スタートボタンを押すと、すぐに反応してセルが回ります。これだけのことですが気持ちいいですね!
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