フロントブレーキキャリパーをオーバーホール〜天涯レストア13
フロントキャリパーはきちんと動作していたのですが、自分で乗るのでオーバーホールをしておきました。
フロント回りの他の部分も整備されていましたが、キャリパーも綺麗な状態でした。
さすがにブレーキフルードが古かったので沈殿物はあったのでやって良かったです。
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ブレーキキャリパーを外す
ブレーキキャリパーはボルトも変えてあり、本体も綺麗な状態で動作も問題ありませんでした。
この写真では見えませんが、ブレーキパッドも換えてあるようした。
おそらくフォークもやってあるのですが、そこまでやったらブレーキホースも換えておきたいと思うのですが、そこはノーマルのまま。
ブレーキホースはだいぶ前から部品が出ない場所なので、とりあえずそのままにしたのかもしれませんね。
まずキャリパーを取り付けてある状態で、バンジョーボルトを緩めてブレーキホースを外しました。
その後にキャリパーマウントボルトを外してブレーキ本体も外しました。
ブレーキパッドはほぼ新品。キャリパーのピストンも綺麗ですね。状態がいいのでオーバーホールをやめようかと頭をよぎります・・・。
売るのであればやらな作業ですが、自分で乗るのでやっておきましょう!
ブレーキホースを取り付ける穴にも沈殿物はありましたし、きっと中も少し汚れているでしょう。
キャリパーピストンを外す
キャリパーピストンを外すブレーキピストンプライヤーという脱着工具が毎回欲しいなと思うのですが・・・
今回もエアーコンプレッサーでエアーを吹いて取り外しました。
エアーを差し込んで吹きますが、勢いよくやるとピストンが飛んで行って危ないのでウエスを挟んで飛び出さないようにしておきます。
吹くときにピストンをのぞき込むとか危険なので絶対ダメです。
ブレーキを握ってピストンを出す方法もありますがポッドが増えると上手くいきにくいので、やっぱりピストンプライヤーを使う方がおすすめですね。
この方法だと片側だけ外れてしまうので、出ている方に適当なものを挟んでもう一方のピストンも押し出していきます。
こんな感じに飛び出てきて外れます。
エアーを入れる時には、ピストンが飛んでいかないように本当に注意してください。のぞき込むとか絶対ダメです。
キャリパーを清掃する
キャリパーピストンの中は綺麗でしたが、やっぱり沈殿物はありました。
ピストンも綺麗で磨いたりとかは必要なさそうでした。
シール部分も酷くはないですが汚れてはいますね。
キャリパーピストンがはいる部分をパーツクリーナーで綺麗にしました。
キャリパーブラケット部分もパーツクリーナーなどで綺麗にしていきました。
その他、ピストンやピストンの内側を含めて全体的に綺麗にしました。スライドピンが入るゴムパーツも状態は悪くないですね。
パーツクリーナーはこちらを使いました。買う時に安いものでなんでもいいと思います。
キャリパーを組み付ける
天涯のキャリパーのガスケットは4種類中2種類が絶版になっていました。
サイズが合うものを探すのも大変なので社外品のセットを海外から購入。米アマゾンは送料は比較的安いのが助かります。
それでもせっかくなので、A型のフロントやリアなども含めて、これから使うものも買っておきました。
グリスを塗りながらキャリパーを組み付けていきます。スライドピン部分はシリコングリスを塗りました。
スライドピン部分のゴムはセットに入っていましたが、まだ綺麗だったので元のものを使うことにしました。
シールは交換。薄くシリコングリスかブレーキフルードを塗って滑るようにして取り付けます。
ピストンにも薄くシリコングリスをぬり、シールを取り付けてピストンを真っ直ぐ押し込んでいきました。
入れる時は注意しながらいれれば大丈夫です。
ブレーキ回りはゴムを侵さずに耐熱性のあるシリコングリスがあると便利です。
キャリパーにブレーキパッドを装着すれば完成。ブレーキパッドは全然使ってないのでそのまま使って見ることにしました。
純正がついていましたが、タッチとか制動力とか不満に感じたら後で変えようと思います。
車体に取り付け
まず、先日ブレーキローターを取り付けたホイールをフォークに装着。そしてトルクレンチを使ってブレーキキャリパーを取り付けました。
トルクレンチはよく登場するトーニチ製のMTQL40Nというもの。バイクでよく使う5〜40Mnが範囲なので、使いやすくておすすめです。
こちらに私の使っているトルクレンチやレビューを書いていますので是非読んでみてください。
ブレーキキャリパーは良い状態だったのでスムーズに清掃できました。フロントのブレーキホースは古そうなので交換したいと思います。
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