リンクの組み付け作業〜天涯レストア26
部品がなかなか来なくてストップしていたカワサキ天涯ですが、2ヶ月たってやっと部品が来たので整備を再開しました!
今回はリンクを車体に取り付けるまでですが、せっかくなのでシャフト類も交換しておきました。
リンク部にグリスを封入して組み立てる
リンク部には前回すでにグリスをたっぷりと塗っておきました。中途半端に作業が停まっていたのはオイルシールがなかったからです。
リンク部はニードルベアリングが入っていてモリブデングリースが指定だったので、ウレアベースのモリブデングリースを使ってみました。
他の部品と一緒に届いたオイルシールをはめます。
リンク部のカラーは交換の必要はなかったのですが、せっかくなので全交換!古いのは予備で持っておくことにしました。
カラーを入れてリンク部分の組み立て完了です。
新品のリンクのシャフトが廃番なので、GEN3の部品を流用
錆がひどいリンクとスイングアームのシャフトは新品に交換しました。
スイングアームのシャフトは普通に部品が出ましたが、リンク部のシャフトは廃番でした。
KLR650A型や天涯B型はGEN1と呼ばれていますが、2008〜のGEN2のシャフトも出ず、2022〜のGEN3のシャフトは出ました。
でも、パーツリストに長さや径が書いてあるのですが、GEN1のもとの比較してGEN3のものは長さが長いんです。
長い分にはなんとかなるということで購入。中古のものよりいいですからね。
シャフトの長さをワッシャーで調整してリンクを取り付ける
シャフトにグリースを塗ってリンクを車体に取り付けますが、グリースはウレアグリースにしてみました。
今まではリチウムグリースしか使ったことなかったのですが、少しでも長持ちしたら嬉しいなということで。
シャフトは長いのでこのように飛び出てしまいますし、ナットをかけても完全に絞まりません。
なのでワッシャーを挟むことにしましたが、ボルト部分は穴の中へ埋め込まれるようになっています。
内径と外径を計って、内径21.0mm × 外径30mm × 厚さ1.5mm 4個入 M20用というのをネジの永井で買いました。
M20用はもっと外径が大きいのばかりなのですが、外径が小さいのがあって良かったです。
ネジの永井は、既製品を売るだけでなくネジの加工もしてくれるネジ屋さんなので、困った時は相談するといいかもですね。
3枚と4枚を試してみて、3枚が良さそうなので3枚ワッシャーをかませて取り付けました。
ワッシャー3枚を取り付けた時の反対側の飛び出しはこんな感じ。
うまく収まっているのでナットをつけても出っ張りは気にならないと思います。
ワッシャーで調整が終わったらトルクレンチで指定のトルクまで締め込みます。
これでリンク部の取り付けは完了です。
ベアリングもシャフトもリフレッシュしたので、もう私が乗っている時に換えることはないかもしれませんね。
ボルトキャップを加工して取り付け
シャフトが左右とも飛び出てしまったため、純正のボルトキャップがつかなくなってしまいました。
まぁ、なくてもいいもんですが、なんとなく気になるので代用品を探してみました。
同じくらいの径で厚みが薄いものを発見したので試してみましたが、緩くてぬけてしまいます。
また、ボルトが邪魔をして奥まで入りません・・・。
そこでOリングを使ってみることにしました。写真はOリング2つですが、片側で3つ使いました。
こんな感じにOリングを挟み込んでみました。
こんな感じに取り付けできました。Oリングは劣化が早いと思うので何かもっといいのがあれば交換予定です。
まぁなくてもいいものなので、外してしまってもいいんですけどね。
リンクが取り付け出来たので、次回はいよいよサスペンションを取り付けます!
リア回りが終わったら走れる姿になってくるので楽しみです!
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