天涯のクラッチ滑りが発覚!クラッチを交換しました
カワサキ天涯のクラッチの滑りが発覚してしまったので、クラッチ板を交換をしました。
今回はその交換作業の日記です。
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クラッチの滑りが発覚!
天涯の車検を取ってからエンジンの様子を見るため、あまりパワーをかけずに走っていました。
しかし郊外に行った時にエンジンの回転数を上げてパワーをかけたらクラッチが滑りました。
具体的には4000回転以上でぐわっとパワーをかけると半クラのような状態になりました。
距離は約9万キロ走っているのことや長期保管が原因かもしれませんが、クラッチ板を変えるしかありません。
オイルとクーラントを抜く
クラッチが納められた右のケースを外すため、オイルとクーラントを抜く作業からはじめました。
アンダーガードを外して、ブレーキペダルやステップを外しました(センスタ使いたかったのでステップ下向きにしました)。
クーラントも抜き、ホースを外します。
自分で整備しているとやっぱり空冷がシンプルでいいなぁと思っちゃいますね
オイルフィルターも外します。
ウォーターポンプのインペラも外します。
ワッシャがついているので順番が分かるように丁寧に外しましたが、組み方間違えているっぽかったです。
ワッシャが表に2枚重ねて入ってましたが、パーツリストを見ると、1枚は表側、一枚は裏側で、裏にはOリングも入るようです。
この状態になったら右側のクランクケースカバーのネジを外していきます。
長さが違うものがあるので、順番が分かりやすいように並べて置いておきました。
クランクケースカバーを外すとクラッチが見えました。
クラッチプレートとフリクションプレートはもちろん新品に交換しますが、注文時に1996年式KLR650A型との違いを発見。
部品は同じものを使っていますが枚数が違うんです。
天涯や初期に近いKLR650A型モデルはクラッチプレートが7枚、私の乗る1996年式以降は8枚になっています。
乗った感じも、天涯はクラッチがすぐに繋がってしまうのですが、1996年式KLRはより半クラッチが使いやすくなっているようです。
クラッチプレートはオイルに漬けておいきました(写真はオイルに漬ける前ですが)。
クラッチのスプリング部分をはずしていきます。
緩め方は車のホイールと同じで、対角で緩めていきます。
スプリングを外してフタを外せばクラッチプレートが見えました。
一応計ってみましたが、プレート自体の厚みはギリくらい?(ノギスの精度がそれほどでもないので分かりませんが)
スプリングの長さも仕様限度ギリくらいの数値でした。
新品は代替品ですが、基準値内に収まっている長さでした。
クラッチハウジングもけっこう段差がありました。オイルストーンでひどい部分は少し滑らかになるように修正しておきました。
左が古いクラッチ、右が新しいクラッチです。
クラッチを組み込みました。天涯の場合は全部同じ部品でしたが、車種によっては順番や向きがある場合もあります。
エンジン内についているオイルフィルターも清掃。ゴミがいっぱいついていました。こんなもんでもいい仕事していますよね。
組み付けです。クラッチ部分は写真撮り忘れましたが、フタをしてスプリングを入れて指定トルクで締め付けて終了。
ウォーターポンプのインペラ部はOリングがはいってなかったので追加で入れました。
写真なにも撮ってないですが(汗)、こびりついたガスケットを綺麗にはがし、エンジンのケースやウォーターポンプのケースを取り付け。
オイルと冷却水を入れてエンジン始動!
しばらくエンジンをかけておいて、クーラントのエア抜きもしました。
クラッチ交換後に試走
クラッチ交換をした後に近場を試走してみました。パワーをかけても大丈夫そうです。無事に修理完了です!
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