オフロードバイクで使う携帯ポンプは何がいい?
レッカーを気軽に呼べない林道ツーリングでは、パンク修理が時に空気入れが必要になるな場合があります。
また、オフロードバイクのタイヤのチューブレス化も進んでいるので、その場でパンク修理をしなくても、空気入れがあれば一般道や修理可能な場所にたどり着ける場合もあります。
どういうタイプの空気入れを携行するかは好みの部分も大きいですが、手押し、電動、ボンベについて少し書いてみたいと思います。
また、私が使っているおすすめの手押しタイプの自転車用空気入れも紹介しますね。
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どういうタイプの携帯ポンプが使いやすい?
ツーリング中のオフロードバイクに使える携帯用の空気入れは、手押し空気入れ、電動空気入れ、エアーボンベの3タイプが主流です。それぞれのメリット、デメリットを見ていきたいと思います。
手押しの空気入れ(自転車用携帯ポンプ)
バイク用品店でも売っていますが、自転車用も含めて検討すると選択の幅が広がり、より使いやすい携帯ポンプが手に入ります。
自転車用で大丈夫なの?と思いますが、自転車の方が高圧まで空気を入れなければならないため、性能はまったく問題ありません。
ただし、自転車用の中でも特に携行性を特に重視した超小型モデルはバイクのタイヤには不向きです。
バイクのタイヤはたくさんの空気が必要なので、容量が小さいものを選んでしまうと空気を入れるのが大変なのです。疲れないで空気を入れるためには、空気が入りやすいモデルを選ぶことが大切です。
故障がほとんどなく電動ポンプに比べ重量が比較的軽いことがメリット。充電の手間もいらないで常にバイクのボックスに放り込んでおく事が出来ます。
デメリットは空気を入れる時に体力を使うことですが、空気を入れるのがラクなモデルを選ぶことで大変さを軽減できます。
電動ポンプ
USB充電タイプと12V電源接続タイプがありますが、最近はUSBタイプを使っている方が多いかなと思います。手押しポンプに比べると若干重量はありますが、ボタンを押せば空気が入るのが魅力ですね。
空気がないタイヤに空気を入れても電池には余裕があり、電池が足りなくなるということはありません。パンク時でも問題なく使えます。指定の空気圧をセットすると自動で止まる機能も便利です。
このタイプは電動なので体力を使わないことが一番のメリット。自宅で使う頻度が増えた時などにも電動は便利です。逆にデメリットは信頼性や耐久性が怪しいことと音が少し大きいのが一番大きいことでしょうか。
充電が必要なのでバイクのボックスにずっと放り込んではおけませんが、家でも運用しやすいのが良いですね。
エアーボンベ
ボンベにはCO2が充填されており、バルブに接続することで空気を入れることが出来ます。完全に緊急用です。
バイクのタイヤに使うと1本では足りません。タイヤのサイズにもよりますが2本でなんとか走行出来るくらいになるでしょうか。
ボンベは1回かぎりしか使えないので、最低2本、3〜4本は持ち歩きたくなると思います。緊急用として手軽に素早く空気が入れられるのがメリットですが、1回かぎりというのがネックですね。
緊急用としてリアボックスなどに入れっぱなしに出来るメリットはありますが、手押しや足踏みの空気入れが大きく重かった時代よりメリットがだいぶ薄れた気がします。
3つの携帯空気入れを見ましたが、ぶっちゃけ、どれがいいかは好みです!使い方を考えて使いやすいものを選べば良いと思います!
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私は、自転車用携帯ポンプ派
私の場合、携帯ポンプを携帯工具と一緒に入れておき、リアボックスへ入れっぱなしにしています。電動のものを充電のために取り出すのも面倒ですし、部屋に置いておくと入れ忘れも怖いからです!
また、電動タイプの信頼性や耐久性も若干怪しく思っているので、確実に使える手押しが好きなんですよね。
軽くてかさばらないのも良い点です。手押しの携帯ポンプはとても疲れそうに思えますが、バイク向きのものを使えばあまり疲れずに空気を入れることができるんです。
手押しのイチオシ、ロードモーフG・ターボモーフG
私は自転車にも乗っており、いろいろな携帯ポンプを試しました。イチオシは自転車用としては超ロングセラーのTOPEAKのロードモーフGやターボモーフGです。
自転車乗りの評判は「高圧まで良く空気が入る。空気を入れるものもラクなので疲れない。」と言われているモデルです。短所といえば、デザインがイマイチ、大きさが少し大きいことでしょうか
(新製品やバイク用の携帯ポンプなど、ぶっちゃけなんでもいいかなと思いますが、手押しポンプは1回に入れられる空気量が少ないと疲れるのでそれだけが注意です)
自転車のパーツとしてみるとスタイリッシュなデザインではないのすが、使いやすさを重視していろいろな工夫がしてあるモデルです。TOPEAK ロードモーフ Gの特徴をあげてみます。
ロードモーフGの特徴
・一度に入る空気の量が多くポンピングが軽い
・握りやすいグリップと足でポンプを押さえることができるフットステップ付き
・ホースが長めで簡易ゲージがついている
一つずつ特徴を見ていきたいと思います。
一度に入る空気の量が多くポンピングが軽い
自転車携帯用としては大きめな部類なのですが、それでも長さは350mm程度で重量220gです。
ポンプは余裕があるサイズで作られているので、一度に入る空気の量も多く、バイクのタイヤでも十分に使えるものになっています。
また、この空気入れはポンピングが軽いのも特徴。バイクでは使わない高圧の8kgf/cm2まできっちり入れられる手押しの携帯ポンプは少ないのです。
ちなみにオフロードバイクでは2kgf/cm2くらいまで入れば事足りるので、高圧まで入れられることよりも一度に入る空気の量を考えたほうがいいかもしれませんが。
握りやすいグリップと足でポンプを押さえることができるフットステップ付き
このポンプは使う時にはグリップが横になるので、ラクに力を入れることができます。
もともとポンピングは軽いのでT字にならなくても押せますが、それなりの回数をポンピングするのでT字型になるのは有り難いですね。
また、足でポンプを押さえられるようにフットステップがついています。サイズは小さいですが、足で押さえることができるので、ラクにポンピングできます。
ホースが長めで簡易ゲージがついている
収納サイズから少しホースを伸ばすことが出来ます。タイヤのバルブに差し込んで、余裕をもってポンプを直立させることができるので空気が入れやすいのです。
このロードモーフGには簡易空気圧ゲージがついています。
正確な空気圧をはかることは出来ず目安にしかなりませんが、今タイヤにだいたいどのくらいエアーが入っているかはわかります。
一旦外してゲージで計らないでも指定空気圧の少し上まで入れられるので助かりますね。
実際に空気を入れてみる
何回のポンピングでどの程度の空気圧になるか・・・という細かいことは検証していませんが、ロードモーフGで実際に空気を入れてみました。
フロントタイヤを空気圧0から入れてみましたが、それなりの回数のポンピングは必要ですが、それほど疲れずに空気を入れられました。
リアタイヤはさらにポンピング回数は増えますが、個人的には問題なく入れられると思っています。
空気入れの簡易ゲージを見ながら入れたい空気圧より少し高めに空気を入れ、エアーゲージで空気圧を計ります。
車載工具に入れておくには、空気を入れると数字部分が飛び出してくる下のタイプがコンパクトで便利ですね。
このタイプは新しいうちは案外正確ですが、けっこう狂ってしまう場合もあったので、外で使う簡易的なものと私は割り切っています。家では使いたいと思いません。
ペンシル型は精度的にかなり微妙でオススメは出来ないので、ある程度信頼製が欲しい人はこういうタイプの方がいいかもしれません。林道などで低圧を好む人は低圧タイプもあります。
どのタイプの携帯ポンプがいいかは好みの部分が大きいです。特に林道に行く時には空気入れがあると助かる場合もあると思いますので、是非自分に合った空気入れを探してみてください!
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