feedlyで更新情報を購読
RSSで更新情報をフォロー

<TRIPOO!! 〜バイク・自転車・釣り日記〜>バイク(KLR650・XR100)、自転車(Vigore)、釣り、DIYなど趣味の日記

クラスの女子に影響され、北海道への一人旅へ

1989年8月1日-14日 14日間

専門学校生の時、同じクラスの旅が好きな女の子が一人旅に行っているのを知った。

なんともそれが行動的で楽しそうに感じた。

バイクで近場をツーリングしたりはしていたものの、彼女の行動を見てどこまでも遠くへ行ってみたくなった。

「よし僕も行ってみよう!」と思い立ち、あれこれとガイドブックを立ち読み。

とにかく遠くへ行ってみたかったので、北海道か九州の二者択一だった。

クラスの女の子に聞くと、今年は九州へ行くって言っていた。

その瞬間に行き先は北海道に決定した。九州で彼女に会ってしまったら恥ずかしいからだ。

お盆に実家へ行かなければいけないということも考えて、旅行期間は2週間程度。

バイクで行くことも考えたが、その時は原付しか持っていなかったため、期間的にもJRを利用して北海道を回ることにした。

旅行のプランを考えていると、高校の時の鉄道好きの先輩が北斗星に乗ってみたいと言っていたのを思い出した。

電車に興味はなかったが、なんとなく北斗星に乗ってみたくなり、初めての寝台列車を体験することになった。

そして8月1日、特急北斗星に乗り横浜を出発。北海道への旅が始まった。

特急北斗星の寝台

北海道旅行のルート

PHOTO
横浜→函館(町散策・函館山・立待岬)→大沼→洞爺湖→有珠山・昭和新山→登別 →支笏湖→積丹半島→層雲峡→黒岳→釧路湿原→霧多布→阿寒湖→摩周湖→屈斜路湖→美幌峠→小清水→知床(知床五湖・カムイワッカ)→札幌(町散策)→横浜

 

青函トンネルを抜け、函館山からの景色に感動!

青森から青函トンネルを抜け、まるで別世界へ来たような感覚になった。

トンネルで海を渡るだけで、すごく遠いところまで来てしまったような感覚だった。

函館へ着くと、まず函館山へいったように記憶している。高い所から街を一望したかったんだろうと思う。

そして、修道院や立待岬などの名所をめぐり、1泊目の宿となる大沼のユースホステルへ向かった。

函館山からの風景

 

女好きの大学生にイヤになる

大沼のユースホステルでは、大学生と妙に仲良くなり積丹まで一緒に移動することになる。

昼間に観光している時はあまり分からないのだけど、女性とうまく絡めそうになると、すぐにナンパ。

観光地でナンパしたり、宿でナンパしたり、彼の女話しを聞くのがイヤになり、行き先を変更して分かれた。

立待岬

 

話しをした人の印象が強いと思い出に残ることを知った

話は前後しましたが、函館〜登別の旅行では、洞爺湖が僕には一番印象に残っている。

有珠山の展望台で会った人たちとの楽しい出来事が、なんとなくその場所を印象づけているんだと思う。

北海道のすごいスケール感があるはずの風景よりも、出会った人や、話しをした人の方が、思い出に残ることを知った。

支笏湖

 

北海道へ自転車で自走してきた旅をする女性二人組

積丹半島は、断崖絶壁のコントラストが美しい場所だった。

そこで、僕は2人組の自転車で旅をする二人組と出会った。

彼女たちは、東京から自転車で北海道までやってきたと言う。

高校当時は自転車が割と好きだったので、富士山方面へサイクリングに行ったこともあったが想像出来なかった。

東京から1000km以上の道を自転車をこいでここまで来たのが信じられなかった。

彼女たちの真っ黒に日焼けした腕は、今でも思い出すことができるくらいの衝撃だった。

同時に自由に走っている自転車やバイクの旅がうらやましく感じた。

自由に移動できる乗り物で旅をしたいと感じた時でもあった。

積丹半島

 

時刻表とにらめっこの旅も楽しい

電車の旅もとても楽しかった、時刻表とにらめっこして、明日の計画を立てている時も楽しめた。

時刻表を眺めながら、いくつかの行き先候補の中から層雲峡に向かうことした。

そしてバスで層雲峡を観光。これはほとんど印象が残っていない。

それよりも自分の足で黒岳に登って見たスケールの大きな絶景に感動した。

ここでは少し神経質そうなカメラ好きの大学生に会った。

一眼レフカメラを2台持ち歩き、写真を撮りたいから旅をしている風だった。

私も写真が好きだったので、なんとなく意気投合。

黒岳

 

写真に収まりきらない北海道のスケール

カメラや写真が好きな彼は言った。

「本州って写真で風景を切り取っていい写真になったりするけれど、北海道は切り取るのがもったいなくて収まりきらない。」

たしかにそうかもしれない。

写真で見る以上に、自分の目で見た風景のほうがスケールが大きくて素晴らしかった。

写真には収まりきらない北海道のスケールの大きさ、地球の大きさまで感じることが出来た。

釧路湿原

 

小清水ユースホステルで作った牛乳パックのはがき

このエリアで記憶に蘇るのは、小清水の風景。電車からみた濤沸湖のあたりは忘れられない美しさだった。

また宿のユースホステルの面子も面白かったのでいい印象しかない場所だ。

小清水のユースホステルでは牛乳パックでハガキを作るいう企画があって、みんなでハガキを作った。

ミキサーで牛乳パックを砕き、思い思いに模様をいれながら作るのだ。

それから、原っぱで夜寝ころんで星を見たことも印象に残っている。

自分が宙を浮いているような感じで宇宙の中にいるようだった。

小清水ユースホステル

 

道東の風景の素晴らしさ

北海道といえば道東だね!と会う人会う人が言っていたことが分かった気がする。

なかかな見れないスケールの大きな風景をたくさん見ることが出来た。

屈斜路湖

道東の景色はどこも印象にのこっているが、観光地の中で美しかったのは美幌峠。

美幌峠から眺める屈斜路湖は本当に美しかった。

美幌峠

小清水ユースで知り合った人達とカムイワッカの滝へ行ったのも楽しかった。

唯一いただけなかったのは、霧しか見えない摩周湖。天気ばかりは仕方ないけれど。

知床五湖

 

北海道一人旅から帰って

あっという間の二週間だった。もっともっと旅をしていたかった。

北海道には、電車で旅する人の他にも、自転車やバイクで旅をしている人がたくさんいた。

それを見て、次は絶対にバイクで来ようと思った。

札幌・赤れんが庁舎

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

コメントはありません


ページのトップへ戻る