太陽まで駆け上がれ!Going to the sun Road【北米縦断・原付二種の旅 80日目】
大自然が素晴らしかったカナダを出国
ドイツ人のライダーと記念撮影をした後、キャンプ場を出発して、国境へ向かったんだ。アメリカに入る前にカナダ国境でやることはバイクの一時輸入の書類カルネにハンコをもらうこと。
国境のおねえさんは「カルネはあまり扱ったことないから、分からないのよ。」って言ってたので、ハンコを押してもらう所などを説明してあげて、輸出のサインを貰った。
アラスカの方でもそうだったけれど、イミグレーションの人達は、カルネの存在や意味は知ってるんだけど、具体的にどこにサインが必要かとかは知らない人が多いみたい。
ビザなしアメリカ3ヵ月の滞在を再度もらい、アメリカに入国
バイクの書類が無事にそろったら次はアメリカ国境へ行って自分の入国。「君の国籍は?」「パスポートを見せなさい」。それから、アメリカの入国時にパスポートに添付される青い紙の事を聞かれた。
その紙は、もうアメリカに戻らない時、つまり日本に帰る時にそれを返納するんだけど、念入りにパスポートを見た後に「青い紙はどうした?」って聞かれた。
ビザなしで3ヵ月以上滞在できないし、返納しないで時間すぎちゃうとヤバそうなので、いったんアラスカで返納することにしたんだよね。ちゃんと「ここにこんなに早くこれると思わなかったから、アラスカで返納しました。」って答えたよ。
そしたら次の質問がもう一人の係官から飛んできたんだ。「このバイクは何ccなの?何マイルで走ってるの?旅はどこから始めたの?」だって。キョトーンとしちゃったよ!
その返事をしている間、ちゃんとした質問してた係官はムスッっとしてたよー。こちらとしては色々と確信犯的にやっている部分を突っ込まれなく良かったけど。
雑談のような質問の後「どれくらい滞在するんだ?」「帰りの航空券は持っているか?」「USドルは持っているか?」を聞かれたよ。
「航空券を持っていて、11月10日にロスを出て日本に帰ります。USドルも持っています。」て答えたよ。航空券はこの時のために買っておいたからね!
無事に審査は通ったようで「ビザ免除のカードをもう一度書いてくれ。それの発行料は6ドルだから。」と言ってくれ、かなりホッとしたよ。晴れて2度目の3ヶ月の滞在を許可された!
係官の質問は、普通の空港で聞かれる質問と同じだったけど、航空券見せろとは言われなかったのは意外だった。航空券を見せろというのが普通だろうから、持っていないのに持っていますという度胸はないけどね。
俺がビザなしの書類を書いてる間にもう一台クルマがきたんだけど、俺に旅の話し楽しそうに聞いていたファニーな係官が、マジメそうにそして係官特有のヤな感じで質問してたのはおかしかった!
モンタナ州で飲酒運転?
アメリカのモンタナ州に入って、まずカナディアンの家族に話しかけられた。そしてビールをご馳走してもらった!もちろん昼間ね。飲酒運転になっちゃうよ〜とか思いながらも冷えたビールをゴクゴクと!モンタナ州ってっ全米一飲酒運転に寛容で、少しなら大丈夫なんだよね(旅行当時)。
太陽まで駆け上がれ!Going to the sun Road
昨日会ったドイツ人のライダーが、Going to the sun Roadはすごく良かったというので、そこを走ってみることにしたんだ。
グレイシャーナショナルパークを通ってる道なんだけど、名前の通りに、どんどん山を登ってく道だった!
そしてその道は、ガードレールの代わりに低い石が積んである程度で、気分は最高で!久しぶりにワインディングの走りを楽しんだんよ!あ、下りね、俺のバイクは上りは登らないからね。
もちろん山もきれいだから、ワインディングだけじゃなく、時々停まって景色も楽しんだけどね。
前いた会社に、クルマでドリフトをするのが好きな人がいたんだけど、彼にここを走らせてみたいね。あの低い石の縁石を乗り越えて何百メートルはあろうかという谷に落ちたらアウトだけど、気分はWRC(世界ラリー選手権)間違いなし!
<Montana>Apgarのキャンプ場(走行172km)
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