親切?車に乗って行きなさいと声をかけられる【北米縦断・原付二種の旅 89日目】
素晴らしいメカニックのいたバイク店
オイル交換のためにバイク屋へ途中で寄った。今までに何度もバイク屋に入っているから、お店の人と話しをすると、そのお店の雰囲気がなんとなく分かってしまうようになっているんだ。
今日の所はちょっと不思議な感じだったんだ。夫婦で店を経営してて、メカニックが一人。店の経営とパーツ管理とセールスをやってる夫婦は、全くバイクは詳しくない。しかし、田舎町だけに修理はたくさんあるんだろうね、メカニックはしっかりしてそうだった。
バイク屋でオイル交換する時は、オイルパンとファンネルを借りるんだけど、ここのメカニックはしっかり洗ってから貸してくれたんだ。きっとそういう事までしっかり気を配ってるメカニックの人なんだと思う。オイルを入れるときにゴミを入れたくないから、とても気持ち良く使えたよ。
以前、農機具メインの店でオイル交換をしたこともあるんだけど、そこのメカニックはそういう事に関しては疎かったな。でも溶接は多いみたいで、そっちの技術はとても良さそうだったけどね。
ちなみに今までで一番雰囲気が良かったのは、前に帽子等を貰ったお店ね。社長がバイク好きで始めた店だから、子供からお年寄りまでバイク好きが集まっていたなぁ。
クルマに乗って行きなさいというおばさん
オイル交換してしばらく道を走ってたら、クルマに乗ったおばちゃんが路肩にクルマを止めて手招きするんだ。何だろうと思って行ってみて話しを聞いてみた。
「あなたキャスパーまで行くの?私のクルマは2時間で行けるけど、あなたのバイクのペースだと5時間かかるわ!荷物をクルマに載せなさい。夜になったら危ないから送ってあげるわ。」だって。
親切で言っているのだと思うのだけど、言動も怖いし、さらにいろいろ考えはじめるととっても怖くなった。荷物を載せた瞬間にドロンならまだしも、平原の真ん中で何されても誰も気づかないしねぇ。
「4時間で行けるから、大丈夫!」ってお礼を言って断った。それ以前に、バイクを横倒ししなければ乗せられなかったし、なにしろ自分で走りたかったのもあるけどね。
しかし、こんな田舎の都市でも夜はそんなに危険なんだろうか?このおばちゃんに会ってから急になんだか心細くなってきちゃったよ。とにかくこの辺は景色が変わらないし、道の回りは何にもない。人口10人しかいないのではないかと思う町を通り過ぎるだけだしね。
おばちゃんと別れた時は、町にたどり着けなくても、どこかにテント張ればいいや、なんて思ってたんだけどね親切なおばちゃんは、心に恐いを植え付けていった人だった・・・。
夜になってしまう恐怖心と戦いながら、無事キャスパーに夕方遅くに到着。やっぱりちょうど4時間で到着。うーんカンペキ!
<Wyoming>Casperのキャンプ場(走行339km)
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