美しい三陸の断崖絶壁と痛々しい津波の爪痕〜GW東北ツー5日目
東北ツーリングの最終日は、片道約65kmの行程を戻ることからはじまりました。そこまでして見にいった三陸の断崖は最高に美しかった!
その後は防潮堤に囲まれたいくつもの町を通過し、最終的には陸前高田の奇跡の一本松まで走って東北ツーリングを終えました。なかなか密度の濃いツーリングになりました!
■ツーリング日:2019/5/2
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三陸らしい海岸線、鵜の巣断崖の絶壁を見に行く
昨日、霧で見学が出来なかった鵜の巣断崖まで片道約40kmの道のりを戻りました。昨日とは打って変わっての素晴らしい天気!
午前中は順光なので断崖もよく見えました!三陸へ来て断崖絶壁を見ないで帰りたくなかったので戻ってきて来てよかったです!
自然資源特A級!北山崎の断崖を見に行く
鵜の巣断崖が素晴らしかったので、さらに25km強走って北山崎の断崖も見に行くことにしました。家に帰る日に反対方向にどんどん進んでどうするの?って感じですが・・・
歩いて展望台まで行って見た北山崎の断崖は息をのむ風景でした。
鵜の巣断崖が女性的なやさしい曲線なのに対し、こちらは荒々しい岩肌が男性的な印象を受けました。こちらも来て良かった!
サッパ船アドベンチャーズの机浜番屋群
北山崎から道を南下してくると番屋群が現れます。サッパ船アドベンチャーズという北山崎を海から見学できる船が出ている港です。
ちなみにサッパ船とは小型の磯船を指すようで、オープンな小型のボートのこと。
なんとなく気になったので、その番屋街にも立ち寄ってみました。
時間が早くてまだ営業していないのか、風が強くて欠航なのかわかりませんが、ひっそりとして賑わいもなかったので、面白くはなく・・・。
時間があれば船にのって海から北山﨑を眺めてみたいものですね。
宮古の代表的観光地、浄土ヶ浜へ
早朝に宮古を出発し、再び宮古に戻ってきました。約130kmの往復になってしまい、かなりの時間を消費していましたが、宮古の代表的な観光地である浄土ヶ浜観光は外せません!
駐車場にバイクを停めて歩いて行きます。途中に青の洞窟を遊覧するサッパ船乗り場がありましたが、代表的な観光地だけあってボート待ちの列が凄かった!
空いていればちょっと乗ってみたかったけれど、今回は残念ながらパスしました。
青い海の色と白っぽい流紋岩が見所の浄土ヶ浜です。
名前が気になって由来を調べてみると、天保の時代に船か獣道でしか行けなかったこの地を見た、霊鏡竜湖という和尚さんが「さながら極楽浄土のごとし」と言ったことからだそう。
実際に見た風景も、極楽浄土ってこんななのかな?と感じることが出来る場所でした。
振り出しに戻って、宮古の町を走り抜ける
出発地点の宮古の町を通り、宮古湾をぐるっと回って重茂半島へ向かいます。
細長い宮古湾をぐるっと取り囲むように防潮堤がずっと続いていました。ずっと向こうのほうまで続くコンクリートの壁はまるで城塞のよう。
防潮堤は人が住んでいる部分を守っているので、人が住んでいない町の対岸まで行くと昔ながらの道になります。
海の向こうに集落はあまり見えずに、白いコンクリートの壁見えるのが不思議な感じでした。
バイクで山の頂上まで登れる月山から見た宮古の町
宮古の町の対岸の月山の山頂へ行ってみました。バイクで月山の山頂まで上っていけます。
月山山頂にはテレビ・FM中継局と展望台がありました。山頂の展望台から見た宮古の町です。
月山山頂へはダートを走って行きますが、少し道悪い部分の補修工事をしていました。
基本的に展望はあまりありませんが、山頂付近は木々の間からも海が見えました。
養殖いかだが見えなくなった、山田の町の防潮堤
山田の町は牡蠣やホタテなどの養殖が盛んで、山田湾には無数の養殖いかだが浮かんでいます。
とても風情があり風光明媚な山田湾なので、あの風景を見ながら走れないのはちょっと残念に感じました。他の町ではあまり気にならなかったのですけどね。
しかし、こんな所まで水が来たという現実を見てしまうと、致し方ないかなとも感じますが。
Googleマップの写真が防潮堤がない頃の写真でしたのでリンクを貼っておきます(いずれ写真が更新されてしまいますが)
同じ場所で建設中の防潮堤です。この高さまで堤防ができるので、養殖筏を見ながら走れる所は限られてしまいそうですね。
防潮堤の上を歩けるのであれば、上から眺める景色は楽しめるかもしれませんけどね。
山田の町には垂直にそびえ立つ壁のような防潮堤もありました。向こう側になにがあるのかは全く分かりません。
古里古里から海岸線の道にいけない!
古里古里から海岸線沿いの道を行こうと思っていたのですが、道が見つからず工事現場へ迷いこみウロウロしてしまいました。
古里古里に限らず、海岸線はまだ工事をしているところも多く、道がなかったり、道であったであろう場所に防潮堤が建設されていたりして、地図と大きく違っている部分がたくさんありました。
海岸線に行く道はあったのかも知れませんが、何度か海岸線に出ようとトライしても見つかりませんでした。
山を越えて回り道をする時間がもったいなくて諦めました。地図と実際の道が一致するまではもう少し時間がかかりそうですね。
赤浜の町で見た海
ここの町にも防潮堤はあったのですが、道が一段高い所を通っていたので海が綺麗に見えました!
海と一緒に人里が見える風景はなんだかやっぱり落ち着きますね。海とともに人が生活している感じがするからでしょうか。
大槌の町の防潮堤
防潮堤の写真ばかりになっていますが、それほどに防潮堤の印象が強いのです。この土を持ってコンクリートで覆うタイプの防潮堤が一番多かったような気がします。
あまりいい表現ではないのかもしれませんが、防潮堤のある町中にいると、進撃の巨人の城壁の中にいるような感覚になってきます。
岩手県道250号吉浜上荒井線
釜石市の唐丹から大船渡市の吉浜を結ぶ県道を走りました。海岸線が険しい三陸らしく、海がほどんど見えない山の中を走って行きます。
三陸というと海がすぐ近くにあってシーサイドの走りを楽しめそうな気になるのですが、意識しないと海はなかなか見れないのですよね。
貴重な山の上から海が見えるポイントを見つけて停車。ちらっと見える海がとてもいい!
三陸鉄道リアス線
2019年3月に8年ぶりに不通区間を解消したとニュースになった三陸鉄道リアス線。
電車を見た区間はたぶん不通区間ではなかった所ですが、走っている姿を見れてうれしい!
待っていたわけでもなく偶然電車が通ったので、カメラも用意できていませんでしたが、なんとか写真には入りました。
越喜来半島も山深い
越喜来半島を走る道も山深く険しい道でなかなか海は見えません。見えないから見えたら嬉しいんですけどね。
大六林道で、東北ダートロード走り走り納め
帰る前にダートを1本走りたかったので、大六林道に行きました。よく整備されている印象で、道は広くてとても走り易かったです。
この林道も山深い雰囲気ですね。半島というと海に囲まれているので海というイメージが強いのですが、内陸に少しはいったろことは山なのです。
海の展望はほとんどありませんが、海が見える所がありました。ちょっとここで景色を見ながら休憩しました。あまり海のある風景を期待していなかったので、良かったです。
陸前高田の奇跡の一本松を見学
今日は家に帰る予定の日というのを忘れてはいなかったのですが、ここまで来たら奇跡の一本松も立ち寄りたくなりました。
陸前高田の何もない海岸エリアを走って奇跡の一本松に到着。すっかり夕方になってしまいました。駐車場から歩いて見学にいきました。
橋の上から見た風景は、当時ニュースで見たガレキこそ撤去されて綺麗になっていますが、それでも何もない空き地をみるだけで、津波が凄まじかったことがよく分かりますね。
歩いて奇跡の一本松に到着。ニュースで見るだけではあまり感じませんでしたが、あれだけのエリアの家などが押し流されても、松が残っていたことはほんと奇跡ですね。
夕方遅くなってでもここへ来て良かったです。
睡眠不足では走れないのでネカフェで仮眠
高速に乗った時はすっかり夜になってしまい、夜の21時頃に眠気が襲ってきて帰宅を断念しました。
事故って帰れなくなったらいけませんからね。近くのネカフェを検索して3時頃まで仮眠。
昔はこういう施設がなかったから、仮眠は、SAや橋の下とかバス停とかでした。安心して横になれて風邪を引く心配もないなんて便利になりましたよね。
約半日遅れで自宅に到着。東北ツーリングの総走行距離2545km。日数は短かったですが、記憶に残るいいツーリングになりました!
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