シエラデザインズ HD2 レビュー 〜夏も冬も快適なテント
ついに新しいテントを購入しました!シエラデザインのHD2というテントです。このテントは夏でも快適な通気性と冬でも暖かい作り、結露にもしっかり対応しており快適性はバッチリです!
日本の気候に合わせて作られたというシエラデザインの新しいテント、HD2を見ていきたいと思います!
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日本の四季に合わせて作られたシエラデザインズ HD2
最近キャンプを始めた方にはテントブランドとしてはあまり馴染みがないかもしれませんが、シエラデザインズはかつての人気ブランドの一つでした。
そのシエラデザインが90年代に発売していた名作テントHALF MOONの流れを受け継いだHALF DOMEというモデル(2人用のHD2と4人用のHD4)を発売しました!
まずはHD2のスペックを見てみたいと思います。耐水圧は十分なものを持っているので安心ですが、重量など競合他社に少し劣っていると感じる部分もあります。
しかしこのテントはスペックだけでは語れない魅力があるのです!
本体重量 :3.2 kg
素材 :フライ / 68Dポリエステル
フロア / 68Dポリエステル
ボディ / 75Dポリエステル
耐水圧 :1,500 mm
収納サイズ:15 x 15 x 45 cm
山岳用としては重いのでキャンプ場メインで使うことを想定していると思いますが、四季を通じて夏も冬も快適に過ごせる作りは、同価格帯の競合テントより上。
シエラデザインの新しいテント・HALF DOMEシリーズ(HD2、HD4)は、日本の四季に合わせて作られているのが特徴です。
シエラデザインズ HD2の「形状」
シエラデザインズ HD2はドーム型テントで、3本のポールを使って自立します。2本はオーソドックスにクロスさせ、短めの1本で天井を広げる作りになっています。
公式ホームページの写真では古き良き時代のテント形状に感じましたが、実際にテントを張ってみると今風の形状でした!
ポールの交差は違いますが、見た目はMSRエリクサーなどと似ています。両側に入口がある六角形状になります。
シエラデザインズ HD2の「色バリエーション」
色バリエーションは2種類。カプリブリーズというシエラデザインズらしい綺麗なブルーと、ダークシャドウというダークグレーの2種類です。
シエラデザインズファンであればブルーの方がしっくりきそうですね。テント内は青空の下ような雰囲気で気持ちいいと思います。
ダークシャドウは、無彩色なので落ち着いた居心地なります。また、中が少し暗くなるので、電灯の下にテントを張ることになっても快適に眠れそうです。
シエラデザインズ HD2の「長所」
このテントの利点はなんと言っても、真剣に日本の四季を快適に過ごせるよう考えてきたことだと思います。
両開きにしたことで風がテント内を抜けるので、日本の真夏にしっかり対応!
メッシュで風を通りぬけるようにすれば、片開きのテントより圧倒的に涼しい寝心地です!ここはモンベル クロノスドームに勝っている部分かなと思います。
また、4シーズンをうたっており、メッシュ部分を少なく出来るのも利点です。
スカートがついていない4シーズン用なので本格的な冬山用途を想定はしていないと思いますが、メッシュが多い最近の3シーズンテントに比べれば圧倒的に暖かいテントなのです。
ここはMSR エリクサー2に勝っているかなと思います。
メッシュの多いテントは春秋でも寒いと感じることがあるので、私はあまり好きではありません。
なので、メッシュのみの部分が少ないのに、メッシュテント並の風通しがあるのも魅力的に感じました。
まら、イマドキの装備のサークルベンチレーションもついているので、換気がスムーズに出来て結露しにくいのも良いですね。
シエラデザインズ HD2の「短所」
MSR エリクサー、モンベル クロノスドームに圧倒的に負けているのが重量です。総重量が3.2kgあり、持ってみるととにかく重い!
ペグ抜きで実測3kg程度ありました。ちなみにMSRエリクサー2が2.77kg、モンベル クロノスドームが2.43kgです。
4シーズンをうたいたかったからか、他のテントより生地が厚めなのに加え、両開きにしたことによってさらに重量の増加を招いています。
2kgを切るのが主流の山用としては厳しすぎる重さですが、バイク用としては4kg超えの商品もあるのでなんとか・・という感じでしょうか。
個人的には、フライシートも本体も1段階生地が薄めだと良かったかなと思いました。
たぶん布を薄くした時点で4シーズンテントとは言えなくなってしまって、競合製品に見た目のスペックがすべて負けてしまうのでしょうが・・・。
他に気になった所は、テント地が厚めでゴワゴワしているので、収納袋に入れにくいと感じました。
丁寧に入れないとだめな感じです。私はめんどくさがりなので、昔使っていたテントの収納袋を利用することにしました。
シエラデザインズ HD2の「内容物」
収納袋を開けると、テント本体、フライシート、フットプリント、ポール、ペグ、説明書、補修部品が入っていました。
ペグはごく普通のアルミペグです。コストの兼ね合いもあるし、この辺は仕方ないですね。
シエラデザインズ HD2の「組み立て方法」
ざっくりと組み立て方法も書いておきます。フットプリントとテント本体をセットして、ポールを穴に刺します。最近は連結されたポールが多いので、バラバラなポールがシンプルで新鮮に感じますね。
ポールを持ち上げてテント本体を吊り下げ、天井部分に短いポールをセットします。
テントのてっぺんの吊り下げ金具はこんな形状になっています。
フライシートをかぶせてペグを打てば完成。ペグ全部打ちわすれてたり、細引きは使ってませんが、こんな感じになります。
細部です。左は風があるときに固定ポイントを増やすための細引き、真ん中はテントの入口を止めておく金具、右はテントとフライシートを連結する金具です。細かい部分ですが、あまりコストダウンしていない作りがいいですね!
シエラデザインズ HD2の「室内空間」
室内の広さはW120×H227で、オーソドックスな2人用サイズです。買ったテントの色がダークシャドーなので、室内は落ち着いた色味です。
天井にはメッシュの小物置きが取り付けられます。その上の天井部分(三角の部分)がメッシュになっていますが、ここ以外のメッシュ部分はすべてクローズできます。
まとめ
シエラデザインズ HD2は、ちょっと重いけれど、日本の四季の気候をマジメに考えて快適な居住空間を実現したテントでした!
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お疲れ~
おにゅーテントはいいですよね。キャンプ気分が盛り上がります。
ホント、最近のテントは軽量をうたうからメッシュが多くて真夏以外は寒いですよね。この前の海キャンプはたまたま気温が高かったので快適でしたが、一日ずれてたら寒かったと思います。僕のは高さ半分強はメッシュなので。
最近のテントは吊り下げ式が多いから楽チン。スリーブ式はやっぱり面倒です。
ニューテントはテンションあがりますね!
メッシュその通りで、秋になるまえでも寒さを感じるんですよね。
風邪を引くとか耐えられないわけではないのですが、真夏以外はクローズされた空間の方がいいと思いました。
友達もMSRテントにマジックテープでテント地をはって閉められるようにしてましたが、この前朝みたら結露しちゃってました。
軽量テントの良さも分かるのですが、多少重くてもこの快適性は買いかなと思い勢いでぽちっと。
風のある日に吊り下げ式使っちゃうと、たしかにスリーブ式はめんどうっておもっちゃいますね^^;