バイクを発送しボストンへ。長距離バスが大混雑【カナダ横断ツーリング・バイク新婚旅行・46日目】
トリプーの日記
日通トロントから、バイクを日本に送る
来たばっかりだけど、今日がカナダ最後の日。いらない荷物を郵便で送った後に、バイクを送るために運送会社へ行った。運送会社の近くに宿をとってたから、午前中に楽勝で到着したよ。
トロントの日通は、分散していたセクションを最近一つにまとめたらしく巨大だった。入口を入って担当の人を呼んでもらったんだけど、担当は席をはずしてた。でも、話しはしてあったのでスムーズに書類を渡すことが出来たよ。
書類を渡した後、倉庫でバイクの荷物をまとめ始めた時に担当の人が来た。荷物をまとめてから、担当の方とオフィスで簡単なやりとりをして、発送業務終了。
ボストンと違って、本当にスムーズ!事前に電話で話しておいたのもあるだろうけど、バイクを送り出すバンクーバー日通との連絡もスムーズということなのでしょう。
トロントの恐ろしい交通事故
帰り際、担当の人達に、トロントの交通事情はすごいですねという事を話してみたんだ。担当の人のお父さんがトロントに来た時、高速道路がレース場のようで恐いといって、目を開けられなかったそう。なんか分かる〜。
もう一人の方に聞いたのは、あんな交通事情だから、事故が起こると非常に大惨事になるという事。高速が混んでる時に事故が起こると、まず100台は玉突きになるそうなんだ。交通事情を目の当たりにしたので、納得。そうなるのは当然だと思ったよ。
帰宅ラッシュの一番混んでいる時間に走ったから、その時に事故が起きなくて本当に良かった。
トロントのダウンタウンへ
バイクを送ってバックパッカーになった僕たちは、ダウンタウンまでの行き方を聞き、日通を後にした。運送会社は、敷地の広い郊外にあることが多いので、ダウンタウンまでも旅気分。
バスでまずはスクエア1というショッピングセンターに向かい、そこでゴハンを食べて、別のバスに乗り換えて地下鉄駅まで移動。地下鉄でダウンタウンまで行って、ボストン行きのバスチケットを買う為にバスディーポへ。
混雑で乗れないグレイハウンド夜行バス
窓口でボストンへ行きたい事を告げてチケットを買ったんだけど、ここからが悪夢の始まりだったのだ。
チケット売り場のおじさんは、最初のバスは20時で、ボストン到着は11時何分かだと教えてくれた。それを信じてトロントの街を少しブラブラして、疲れてバスディーポへ戻って来た。
早めに並んで1時間くらい待ってたら、僕たちの時間のバスはニューヨーク行きだということが発覚。たぶん途中のバッファローで乗り換えて、ボストンへ向かうのだろうと思ったんだけど、念のためカスタマーサービスへ行って確認。
途中のバッファローという町で乗り換えて行くのは間違いがなかったけど、カスタマーサービスのお姉さんは時刻表を見ながら、「20時のバスより22時30分のバスの方がいいわ。乗り換えが夜の2時半なのよ。」だって。
よく分からずいろいろ教えてもらうと、20時のバスで行くと、夜中のバッファローのバスディーポで何時間も待たなきゃいけないらしい。
さらによくよく聞いてみると、そのバスは12時35分にボストンに到着。最初にチケット売り場のおじさんが行っていた、11時何分かに到着というバスはないらしい・・・。
実は昨日インターネットで調べたんだけど、それには到着は11時何分って書いてあったんだよね。実際はそのバスはなかった!それにネットでは、料金も実際より安く表示されてた!みんなが見るホームページでこれは酷い・・・。グレイハウンドが評判悪いのがよく分かった。
いろんな情報をまとめると、22時30分のバスがいいということになって、20時のバスは見送って、お茶でもしようかとも言ってたんだ。
しかし、列から外れた後にイヤな状況を見てしまう。20時のバスの列はやたらと長く伸びていて、なんと20時のバスに乗りきれなかった!
どうなるのか不思議で1時間位じっと様子を見てたんだけど、増便された様子もなく、20時のバスに乗れなかった人たちはほったらかし・・・。20時のバスに乗れなかった人は、そのまま次のバスを待っているということが分かったんだ。
そのバスの列はどんどん長くなっていく。それを見て、バスは早いモノ順ということに気づく。理想の乗り換えを考えている場合じゃない!
とにかく列に並んで、何でもいいからバスに乗らないとヤバイってことになったんだ。最悪でも22時30分に乗らないと、明日ボストンに着けない!時間も情報もいい加減。さらにチケットは売りっぱなし!!
バスに並んで、バッファローへ
20時のバスの次の21時15分のバスが到着し、列のみんなは順番に荷物を積み込みはじめた。僕たちはそのバスには乗れなかったが、次のバスには乗れるポジションには到達。並んでおいて良かったよー!
とりあえずホッとした。なんとかバッファローまでは行けることが確定。ボストンの宿も予約してあるから、なんとしてもボストンに明日には行きたいんだよね。
バスに乗れない悲劇の人がたくさん
国境で随分と待たされてからアメリカへ入国。長距離バスは、どちらかというと裕福でない人が使う乗り物なので、国境での検査に少し時間がかかるのかも?
国境を越え、アメリカのバスディーポへ到着。ここで僕たちの前にいた人に悲劇が発生!
彼はコロンブスっていう町に行きたかったみたいなんだけど、バスが混んでて乗れなかったから、コロンブスを通るバスはすでに発車。まだ夜の0時半なのに、明朝10時半までの待ち時間・・・これは悲劇!
それからニューヨーク行き本日最終のバスが来たときも悲劇が!
席がいっぱいで乗れない人が何人も!!この人達も朝までどこかで時間を過ごさなければならない・・・。たぶんバスディーポで過ごすのだろうな・・・。
とにかくニューヨーク行きが混んでるみたいだったので、トロントでも乗れなかった人がいたんじゃないのかな・・・。
そんな悲劇があちこちで起こっているのに、グレイハウンドのアナウンスは、「最終のトロント行きでトロントへ行って、明朝にニューヨーク行きに乗ってください。」だって。
始発駅で待たないと乗れないシステム!
チケットは2日間有効だけど、ひどいシステムだよねってMもカンカン!たしかにひどいわ。回りでそんな事が起こっているから、バスディーポの人達はイライラマックスだよ。
僕たちもボストン行きに乗れるかも不安。何と言ってもナイアガラフォールズの近くへ来ると僕たちはツイていないし!!ここは鬼門だねきっと。
並んだ甲斐があって、ボストンへの席をゲット
ボストン行きのバスが到着すると、トロントで同じような思いをした人がゲートへ群がる。「俺は絶対のるぞ!」っていう意気込みがすごい。殺気もね。
僕たちもヤバイから並んで待つ!今夜は乗れないから、明日にしてくれなんて厳しすぎる!!並んでても乗れるか不安だったけど、なんとか乗れてホッ!
バスに乗れたので、ボストンへ行くまで寝てられるのかと思うと、運転手が変わるたびにチケットを切っていくから、ぜんぜん寝れないんだよね。工夫の余地がいくらでもあるシステム・・・。
まぁ睡眠不足になろうが、ボストンへ行けるってことだけで僕とMはホッとしてたけどね。
Mの日記
KLR650といったんお別れ
長い長い一日の始まりは順調な滑り出しだったのだ!日通トロントでのバイク輸送の手続きも順調に完了したし、日本人のスタッフもとてもいい感じの人達だったしね。
今まで一緒だったバイクとお別れするのは淋しいけれど、日本でまた乗ってあげるからねと心の中で言ってお別れしました。
日本の美味しいおべんとう
お昼はダウンタウンまで行く途中のショッピングモールで美味しい日本のおべんとうを食べました。ゴハンが美味しく炊けていてとてもいけてたよ。
ジャパニーズフードのお店だけど、韓国人が切り盛りしてたけどね。お寿司やのり巻きなんかもあって、どれもおいしそうでした。
美味しいんだけどそのお店はあんまり流行ってなかった気がするなぁ。その隣のTERIYAKIっていうインチキっぽいお店にみんな並んでた。
いろいろな人種が集まるトロント
トロントはいろいろな人種が集まっている都市で、街ですれ違う人も本当に様々な肌の色をしているし、いろいろな国の顔をしているの。
そんないろんなコミュニティーがあるんだけれども、うまく一つの街を形成しているってガイドブックに書いてあった。世界一住みやすい街でもあるんだって。物価が安いし、治安はいいしってことみたいね。
それでね、カナダの他の地域なんかを歩いているとヤッパリ視線を感じるんだけど、ここトロントではそんな視線を一切感じなかったよ。
アジア系の人もたくさんいたし、なんと言っても他の地域ではあまり会わなかった黒人がたくさん住んでいました。トロントももう少し時間があってプラプラできたら面白かったかもね。
疲労困ぱい、グレイハウンドの長距離バス
トロントのバスディーポでボストン行きのグレイハウンドのチケットを買ったんだけど、そのチケットにはいつまで有効とか、発車時刻とかが書いてないの。そこで結構不安だったのね。グレイハウンドの乗車のシステムを全然知らなかったから・・・。
取り急ぎ地球の歩き方を開いて読んでみたんだけど、予約は要らないシステムで、時間になったら早いもの順で席に腰掛けていくっていう日本の列車の自由席みたいな感じだと言う事が分かったの。
でも、バスだから席がなかったからって立って乗るわけにもいかないでしょ。だから、もし満員で乗車できなかったら、増便してくれるって思うじゃない。でも、結果的には違かったんだよね。
でも、その時は知らなかったから、Tがいろいろカスタマーサービスで聞いて来てくれた結果、バッファローで乗り換え時間の少なくて済む22時30分のバスまで待とうという事になったの。
でも、チケット売り場は長蛇の列。バス乗り場にも長蛇の列。さすがにこれはヤバイってことになって、あわててバス乗り場の列の最後尾に付いたよ。
とにかくニューヨーク行きが異様に混んでいるの。週末だと言う事もあって、なんだか長距離ルートのバスが混んでるみたいね。
私たちはとにかくなんとかバッファローまではバスに乗る事が出来てひとまずほっとしてたんだけど、この分だとバッファローでもこんな状況で、席が満員で座れなかったら・・・と考えるとホントに気が休まらなかったよ。
実際にトロントでニューヨーク行きのバスに乗り損ねた人がたくさんいたと思うんだよね。普段はこんなに混まないんだろうかね。
グレイハウンドのシステムがもう少し合理的になっていればなと思ったな。だって、お客さんが席に着いてみて初めてバスに乗れない人がいるって分かるんだよ。そんなのってないよね。
短い距離の路線だったらまだしも、国境を越える1000キロ以上の長距離バスで、みんないろんな予定があるだろうに、その時間になって列に並んでみて始めてそのバスに乗れるか乗れないか分かるなんて、そんな不安な乗り物って嫌だよねぇ。
せめてチケットを購入した際に乗れるか乗れないかだけでも分からないと困っちゃうよ。
でも、いままでこのシステムでずっときているわけだから、これはこれでみんな納得してる乗り物なんだろうかね。とにかく疲労困ぱいした一晩でした。
まだ、いろいろ書く事がある気がするけれど、今日はもうこれでおしまい!あんまり嫌な事は思い出したくないなぁ。
<Ontario/Newyork> 宿泊:グレーハウンドで車中泊 走行:??km 天気:晴れ
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