ベンガラ(弁柄)を使った扉の再塗装〜和を感じる赤みがいい!
今回はベンガラ(弁柄)で塗ってあった扉の再塗装作業です。もちろんベンガラで塗り直しました!
オイルだけでなく着色するベンガラは思ったよりも長持ちする印象で、渋い赤色も和テイストがあっていいんですよね。
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手入れをしないと木は傷む
最近、木を使った施設の木が腐ってニュースになったりしますが、放置すれば木が腐るの当たり前です。
でも、手入れをすることでかなり長持ちするものも確かなんです。
しかしそのメンテナンスの頻度はかなりのもの!
雨のかかり具合によりますが、うちのメンテサイクルを見てみると目安としては3〜5年に1度は塗りなおす感じです。
木の地肌が見えてきたら、そろそろやらねば・・・と思ってやる感じですかね。
それだけがんばって塗料を塗っていれば、よく雨がかかる場所でも悪条件の場所でなければ20年たっても問題ありません!
と、えらそうなこといいましたが、半地下部屋の扉の手入れはさぼってたので、すっかり塗装がはげてきました・・・ヤバ。
木が腐って扉を新たに作り直す費用はきついので、サクッと塗料塗っていきましょう!
亜麻仁油とベンガラを混ぜて塗料を作る
我が家の他の木部は茶色の市販の塗料を使っていますが、この扉だけベンガラ(弁柄)を使って赤色に塗装してあります。
赤色でいい雰囲気の市販塗料があればいいのですが、なかなかこの風合いが出る塗料は見つかりません。
面倒な時は茶色の塗料を上塗りもしたりしましたが、今回はだいぶハゲてしまったのでベンガラ(弁柄)で塗り直そうと思います!
塗料は亜麻仁油とベンガラ(弁柄)を混ぜるだけです。
ベンガラ(弁柄)はシマモトの製品の場合、猩々と東洋赤の2種類の色があります。
猩々はやや茶色がかった赤い色、東洋赤はそれよりも赤味の強い色合いです。
私は赤みが強いとちょっと目立ちすぎるかなと思い、猩々の方を使っています。この辺は好みで。
オイルの方は、プロではないので何がベストとは言い切れませんが、硬化しやすい亜麻仁油に混ぜるのが個人的にはいいと思ってます。
といいつつ足りなくなって台所の米油も使いましたが笑( 米油の方がやや硬化しにくいです)
亜麻仁油は、木工用と食用がありますが、木工用の方が蝋成分が多く粘土が高めです。
どちらでも出来ないことはないですが、塗装であれば木工用の方が向いています。
ちなみにベンガラ(弁柄)とは古来より用いられてきた赤色顔料で、土からとれる酸化鉄が主成分。
江戸時代にインドのベンガル地方から輸入したので「べんがら」と呼ばれたらしいですよ。
塗料は亜麻仁油などの油にベンガラ(弁柄)を入れて棒などで混ぜれば出来上がり。
濃度を見ながらベンガラ(弁柄)を適当に入れていきますが、感覚的にはけっこう入れる感じです。
適当な木に試し塗りをしてみると濃度がわかるので、いつも適当に混ぜています。
もし入れすぎても下にたまるだけなので、ぜんぜん問題ありません。ホントに適当です(笑)
ベンガラの塗料を塗る
まずは塗装がなくなっているところへ刷毛で少し試し塗りしてみました。
濃度とかは問題なさそうなので上から順番に塗装開始。
建物側の扉の枠を塗ってから、扉の裏面を塗っていきました。
はげた所は分かっちゃいますがまぁいいでしょう。こんなもんこんなもん、木が腐らず持てば良いのです!
養生は面倒なのでやってません。金属部分は拭けばだいたいとれますし、自宅のDIYなのでそんなもんです。
だたしコンクリート部分は塗ってしまうと落ちないので、なるべくはみださないように注意して塗りました。
裏面の後で表面を塗って完成!
表面は油が減ってベンガラ(弁柄)の濃度高めだったので、裏よりもしっかり色が付きました。
乾くともう少し赤みが出るかなと思います。
この扉は、開けておくのがデフォルトになっているのですが、締めると上に雨除けついているんだなぁ。
常に開けておいているから、木の上側は雨で痛みが早いのですが、まだ全然大丈夫そうでした。
もしそこがボロボロになってきたら、パテとかシール材とかで補修すれば全然まだまだイケると思います。
メンテに時間はかかりますが、本物の木がやっぱり好きなんですよねぇ。
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